日本婦道記 の商品レビュー
自分の信念を貫き、夫のために、家を守るために滅私奉公する生き様に感銘を受けた。自分が知る歴史は、表舞台に出ることは決して多くない、このような逞しい女性たちの存在なくては成り立たなかったのだろうなと感じた。
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短編集。1話1話に人間の生き方が描かれている。この時代における女性の自己犠牲の話とは捉えず、人間としてどのように生きるか、ということを考え貫き通した人々の話と理解すると涙が溢れて止まらない。今回は梅咲きぬが刺さった。85
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箭竹 大願と書かれた弓矢を巡る物語。 直向きに真っ直ぐに凛と生きる母子の話し。 とても潔く後味の良い話しだった。
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日経新聞の日曜版で山本周五郎が特集されておりました。その中で紹介されていた 日本婦道記 であります。全31編が収められた短編集、思いつくまま、ぱらぱらと読んでます。笄堀は、映画、のぼうの城 で紹介された、忍城の籠城戦が舞台、登場人物は、のぼうの城とほぼ同じようですが、少し違う角...
日経新聞の日曜版で山本周五郎が特集されておりました。その中で紹介されていた 日本婦道記 であります。全31編が収められた短編集、思いつくまま、ぱらぱらと読んでます。笄堀は、映画、のぼうの城 で紹介された、忍城の籠城戦が舞台、登場人物は、のぼうの城とほぼ同じようですが、少し違う角度から描いております。また、日経新聞で紹介された 短編二十三年、これは、本当に泣けました。改めて気づく、山本周五郎の素晴らしさ、であります。★四つ。
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山本周五郎の婦道記もの。作家自身が厳選した11編『小説 日本婦道記』は昔読みました。今回の文庫本は埋もれていた20編が加えられて31編に増えて、あの感動をたくさん味わえる、ファンにはありがたい完全版です。 しかも「婦道記=女性のあるべき道」と前なら解釈したでしょうが、わたくしも今...
山本周五郎の婦道記もの。作家自身が厳選した11編『小説 日本婦道記』は昔読みました。今回の文庫本は埋もれていた20編が加えられて31編に増えて、あの感動をたくさん味わえる、ファンにはありがたい完全版です。 しかも「婦道記=女性のあるべき道」と前なら解釈したでしょうが、わたくしも今は違います「人間のあるべき理想の姿」に気づかされる作品なのです。作者が言論統制ある戦時下の中で苦しみながら作品を書いたというのも理由、周五郎さんの言いたいことはずっと変わらないので、それが戦後の素晴らしい作品、例えば『長い坂』や『樅ノ木は残った』に結晶されたのをわたくしたちは読むことが出来るのです。
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まあ現代にこれ強いたらあかんと思うけど(私も後足で砂かけてやりますが)、この時代の婦人が誇り高く生き、なせる戦い方だったんだと思う(時代背景的に選択肢少ないので)。私は矜持の高さと生きる姿の美しさに胸を打たれた。 その点を汲みとればいいお話と思います。
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読み応えありそうな厚さだったので購入したが、この購入動機は山本先生に失礼だったかもしれない。丁寧な注釈付で、短編のそれぞれが読み応えがあった。 先生失礼しました。
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1. 一度自分が目にして耳にしたことをもとに相手を信じたならば、周囲が何と言おうとその人を信じることが大事だ。 2. 人を信じそれに沿った発言と行動を続ければ、時の権力をも動かす力となろう。
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