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新・二都物語 の商品レビュー

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2021/11/25

ああ途轍もなく面白い! 大正ロマンと昭和モダンを駆け抜ける、粋で瀟洒な大衆娯楽を舞台とした波乱万丈の大ロマン。ふたりの男の運命と生き様。所々に仕掛けられたネタと社会批判。これぞ大衆文学の極み。 在りし日の大阪の魅力も存分に語られます。

Posted byブクログ

2019/12/20

クリスマスっぽい本を読もうかと思ってというのは冗談だけど、もしかすると、ちゃんと「クリスマス・キャロル」を読んでおいた方が良かったのかもしれないと、幽霊って単語が出てきた時にちょっとだけ思った。本歌取り部分があったかどうかは不明だけど、ともかく面白かった。関東大震災から太平洋戦争...

クリスマスっぽい本を読もうかと思ってというのは冗談だけど、もしかすると、ちゃんと「クリスマス・キャロル」を読んでおいた方が良かったのかもしれないと、幽霊って単語が出てきた時にちょっとだけ思った。本歌取り部分があったかどうかは不明だけど、ともかく面白かった。関東大震災から太平洋戦争までの昭和初期が舞台。二人の主人公が、それぞれ東京と大阪で活躍する。二人の人生が交わりそうで交わらないままに、舞台は上海と満洲という二つの都になる。全く違う生き方だが、映画という縁で結ばれ、時代に翻弄される二人の行く末。最初は読みにくかったが、途中から一気に読んでしまった。元は新聞連載だったとのことだが、こんな壮大な話を少しずつ読むのは、辛いんじゃないかなぁと思う。

Posted byブクログ

2018/09/28

【『ケインとアベル』の興奮、ふたたび!】境遇が正反対の一九〇三年生まれの二人の男が偶然出逢ったのは……。日本列島と中国大陸を股にかけて展開する波乱万丈の大河ロマン。

Posted byブクログ