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大奥(第十六巻) の商品レビュー

4.2

23件のお客様レビュー

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2024/07/23

大奥第16巻、和宮の降嫁の背景と和宮自身の母への思いが明らかになる。 あいかわらずの家茂の純心さとスマートさ、そして、天璋院と滝山の鉄壁なサポートぶりに敬服するばかり。

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2024/03/18

この事を公にすれば幕府の悲願である公武一和の夢は潰え桜田門外の事件に続き先日の坂下門外の一件でいっそう力の弱まっている今の幕府への止めの一撃になるであろうな 生麦村で久光公一向に国民を殺された 薩摩は今だとて表向きは攘夷を唱えながら外国との密貿易を続ける強かな藩だ それにしても斬...

この事を公にすれば幕府の悲願である公武一和の夢は潰え桜田門外の事件に続き先日の坂下門外の一件でいっそう力の弱まっている今の幕府への止めの一撃になるであろうな 生麦村で久光公一向に国民を殺された 薩摩は今だとて表向きは攘夷を唱えながら外国との密貿易を続ける強かな藩だ それにしても斬りに参った脱藩浪士を宗旨変えさせるとはさぞ鮮やかな弁舌だったのでしょうな

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2023/04/09

和宮(降嫁してきた偽物の方)の生い立ちがだいぶややこしいことになっている。 和宮の足や左手や替え玉という話は実際に存在する噂だったのか。 家茂がかわいくて人格者のようで好感度が高い。 慶喜、勝麟太郎、坂本龍馬が登場。

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2022/03/06

なんて厭らしい表情をする宮さんや!って思ってたけど、こんなに利発で器量も良いのに…。 カステラをお母さんに「美味やから!」って食べさせてあげるシーンで「真っ先に和宮さんに食べさせてあげたかった」と泣く母。それを見る親子。 おたあさんおたあさんと慕う様が泣けてくる。 家茂が本当に心...

なんて厭らしい表情をする宮さんや!って思ってたけど、こんなに利発で器量も良いのに…。 カステラをお母さんに「美味やから!」って食べさせてあげるシーンで「真っ先に和宮さんに食べさせてあげたかった」と泣く母。それを見る親子。 おたあさんおたあさんと慕う様が泣けてくる。 家茂が本当に心根の優しい人で、少しずつ懐柔される様子はほっこりする。

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2019/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いかにも不穏そうな表紙。こんないやらしい少女の顔って見たことないわ。 そして、天璋院が相変わらずかわいーな!本当。 家茂像も新解釈で。一つ一つ積み上げられていくエピソードがいい。しかし、こういう賢くて、誠実な人ほど不幸になりがちなんだよね。よしながふみ、すげーや。

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2019/09/10

この和宮の顔ね。16巻にしてこの表紙の顔ったら。 もう少しで徳川が終わるかと思うと、寂しくて17巻に進めないのであった。

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2019/06/17

長いシリーズだけど、ほんと飽きない。江戸幕府の終焉に向かって進み、結末がわかってるからこそ切なくなってしまう。続きが読みたいような読みたくないような。

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2023/12/01

公武合体策で14代将軍家茂(女)のところに降嫁してきた和宮は女だった! 大奥では事実を隠して体裁を繕いつつ、家茂や天璋院もなにかと気にかけて 少しずつ(偽)和宮親子の心をひらいていくが… 京も物騒になり生麦事件も起き、倒幕の動きも少しずつ動き出し…。 何回かの大河ドラマでもおなじ...

公武合体策で14代将軍家茂(女)のところに降嫁してきた和宮は女だった! 大奥では事実を隠して体裁を繕いつつ、家茂や天璋院もなにかと気にかけて 少しずつ(偽)和宮親子の心をひらいていくが… 京も物騒になり生麦事件も起き、倒幕の動きも少しずつ動き出し…。 何回かの大河ドラマでもおなじみの時代、この先の展開は分かり切っているだけに 賢くやさしい家茂と親子の心の通い合いがなんとも切なく… 世間で流通する替え玉説や左手の謎などもうまくもりこまれていて、 和宮として男装した母を伴って江戸に下る決断をした親子の心情もやるせなく。 表紙は和宮。 2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。 8巻終盤から始まったシーズン2医療篇、第三回までで赤面疱瘡撲滅チームが悲劇的幕切れを迎え、第五回で医療編が終わり、幕末編になって第九回はこの巻の冒頭から家茂の上京(次の巻の三分の一ぐらい)まで。和宮、観行院、土御門コンビがイメージぴったりの配役で舌を巻く。

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2019/01/06

桜田門外の変や坂下門外の変が発生し、幕府の威信が揺らぐ16巻。幕府と朝廷との関係を修復しなんとか状況を改善しようとする懸命な努力が続く。江戸の終わりも見えてきて、いよいよ佳境になってきた。

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2019/01/05

和宮の過去語りの16巻。いやがらせの偽物和宮かと思いきや、彼女が願い焦がれた幸せを得るための、決断だったのだとわかります。 母からの愛情を欲し続けるも、見向きもされなかった彼女が、ようやく手に入れた時間。いろんな歪みが重なっての結果で、自分自身のためだけに降嫁を利用した彼女だけど...

和宮の過去語りの16巻。いやがらせの偽物和宮かと思いきや、彼女が願い焦がれた幸せを得るための、決断だったのだとわかります。 母からの愛情を欲し続けるも、見向きもされなかった彼女が、ようやく手に入れた時間。いろんな歪みが重なっての結果で、自分自身のためだけに降嫁を利用した彼女だけど、カステラを母親に進めるときの表情のキラキラが、純粋に愛情を欲していたのだ、と知らしめます。しかし、母親が思うのは残してきた本物の和宮のこと。 自分へ向けられない愛情を恨むよりも、母親の悲しみを受け止めともに涙する。 悲しい人だ。 その和宮と向き合う家茂。一人の人間として彼女と親睦を深めようとする相手は、家茂が初めての存在ではないでしょうか。 少しずつほぐれてゆく和宮と家茂。 ただ、時代はささやかな幸せを過ごそうとする二人を押し流してゆく。 土御門が女?スパにいるおじさんかおばさんかわからない湯上りの人だな。

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