雨上がりの川 の商品レビュー

森沢明夫(著者)

2025/01/02

主人公の成長が自分の成長のように感じられるのが森沢作品の素晴らしさだと感じています。今年もたくさん森沢作品に触れたいと思います。

2024/12/23

書き出しはよくある沈んだ人生を好転させてく感じかー
と思っていたが好転のさせ方が面白かった
洗脳＝悪い
と思っていたがそれでその人が幸せになれるのならそれで有りなのではないかとも思ったり（洗脳を利用してお金取るとかは良くない）

誰かに怒れたりした時は
人それぞれに事情がある
って思えば心に余裕が生まれる気がする
真似していこう

2024/08/17

学校でいじめの標的になり学校へ行けなくなってしまった春香。それがきっかけでお母さんの様子がおかしいと気付く春香。そこからいろんな展開がある。最初は霊能者がでてきて春香まで洗脳されていくのだろうかと思ったけど千太郎先生に最初に相談した事がひっかかりながら読みすすめました。
いろんな家族があって、いろんな悩みがある。他の家族が平穏に暮らしているようにみえるだけなんだなと思う。どんな人も家族がいい方向に進んでいけばいいなと思いながら暮らしていて、それがうまくいく場合と行かない場合があるだけなんだと思いました。

コールドリーディングという言葉も初めて聞きました。とても勉強になりました。

2024/06/02

引きこもり中学生 霊媒師になるという 帯が面白そうで読み始めた。
中堅 出版社に勤める家族が娘のいじめにあったことで引きこもりになり普通の幸せを失い バラバラになるのだが…。
夫が元心理学の大学の教授と友人になりアドバイスを受けるが娘も元教授の弟子になりアドバイスを受ける。妻が霊媒師を頼り傾倒していくが霊媒師もまた悩みを抱いている。人との繫がり。読んでいくうちに家族の絆を救ったのはいったい誰だったのか考えさせられた。
暖かい心で読み終えた。

2024/04/15

2018年刊。あぁ、ミステリー仕立てだったんだ。…というのは割と早く分かるが、仕掛けも分かり易い。全ては解らずとも大体が読めてしまって、でも「未だ明かされていない状態」の文章が延々続くのでもどかしく、所々読み飛ばした。細かな展開や、登場人物の各視点の書き分けが上手くて面白いし心温まる部分も有るのだが…。読後感は悪くないが、途中でちょっとイライラさせられたので「3」。

2024/03/24

相手を騙せるコールドリーディングが使えたらかっこいい。みんな自分の幸せを願っていることには変わりないけど、それが良いほうに行くか悪い方に行くかはその人次第だと思った。

2024/01/28

初めての森沢作品。
読みやすかった。
会話部分だけでも十分なくらい。笑

いじめは壮絶で家族にとって、引きこもりは深刻な問題。
気が晴れない日々だとは思うが、父親の声掛けにも答える一人娘。
家族仲はそこまで悪くはなさそう。

専業主婦の母親にとっては…辛いだろうな、藁をも掴む思いで霊能者にも助けを求めたくなるだろうな、と想像する。
今回は聡明な娘のおかげで家族が壊れることはなかったが、母親の洗脳から解き放たれたことでめでたしというわけではないし。

元心理学者の家族関係、編集者の上司との関係、いくつか伏線回収されてないことも気になった。

2023/07/19

好きな森沢明夫さんの本だと期待して読み出したが、話しが今ひとつ受け入れられず、途中で読むのをやめてしまった。残念。

2023/04/08

森沢明夫さんの新作だ！と思って手に取ったら、既読でした。パラパラ捲って気付いた。

霊能者、という怪しい存在が出てくるお話ですが、登場する人は皆傷ついて悲しい思いを抱えた人たち。
世間で事故を起こす人や日々生きていて何かしら問題を抱える人は、みんな傷を負った人たち。
すごく、すごく身に覚えがあるから、読んでいて苦しかった。
なんだか明るい方向に向いていったように終わったけど、傷を負った人の生活は今後も続く。待ってくれない。
未だ自身の傷を癒せていない私としては、不安に感じるお話でした。

2023/04/02

ひきこもり中学生、霊媒氏になる。って帯とはちょっと雰囲気が違うと思う。。

けど、ずーっと続いた雨が止んで、色んな意味で晴れたラストは気持ち良かった。

コールドリーディングは相手との心の距離を上手に縮めて仲良しになるためにあるらしい。人を騙すとか勝手に悪いイメージあったけど、そういう使い方すれば良いんだね。