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アリエリー教授の「行動経済学」入門 お金篇 の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2021/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アリエリーらしく、ユーモアを交えながら行動経済学の事例を紹介していてとても楽しく読めた。 今後は、機会費用を考えながら購入や消費を行なっていきたい(あるものを得ることはあるものを失うことである)。

Posted byブクログ

2021/02/27

お金=①汎用性(ほとんどのものと交換できる)②分割可能性③代替可能性(どんな金でも同一価値・どうやって手に入れたか関係なし)④貯蔵可能性 相対性 バーゲン品値引き 新車購入時の高級オーディオ買い 豪華リゾートでソーダに4ドル 高級ワイン金額 新聞購読のご案内 ①一年間オンライ...

お金=①汎用性(ほとんどのものと交換できる)②分割可能性③代替可能性(どんな金でも同一価値・どうやって手に入れたか関係なし)④貯蔵可能性 相対性 バーゲン品値引き 新車購入時の高級オーディオ買い 豪華リゾートでソーダに4ドル 高級ワイン金額 新聞購読のご案内 ①一年間オンライン59ドル ②印刷版125ドル ③印刷版とウェブ版125ドル 心の会計 支払い完了→終わりが肝心 大腸内視鏡検査で実際は検査終了後に痛みの少ない後処理→患者の不快度低下 不動産の専門家 自分を信頼・惑わされる アンカリング 適当な数字 メーカー希望小売価格 ショウウインドウで高い靴→通常の価格が安く感じる レストランで高いメニュー→おとり ジョブズのプレゼン iPad 999ドルが専門家の適正価格だ→499ドルで売る! 所有物の過大評価 家を売る時→思い出あるもの 公平さと労力 最後通牒ゲーム(送り手と受け手が実験→拒否されたら2人とももらえない) コーラの自販機・温度計付きで値上げ 電気代かかるなど合理的理由必要 フェアトレード・環境・オーガニック・フェア→言葉にすると公正に感じられる→余分な出費も気持ちがよい 考えるだけでなく行動で示す ①セール価格、値引き額、ほかのものに出費している金額→相対性 ②お金の分類方法→お金に対する感じ方・心の会計 ③支払いやすさ→出費の痛み ④最初に目にする価格、以前の支払い額→アンカリング ⑤所有意識→損失回避 ⑥労力がかかっているか→公平さと労力 ⑦目先の誘惑に屈するか(自制心があるか)☆車でスマホ運転で事故→そんなに重要な電話あり得るのか!自制の例 ⑧モノの価値の比較しやすさ→価格を過度に重視 奇妙な癖を持っている・経験の価値を変化させてしまう要因あり 何かを表現する言葉→言葉と儀式 ワインのコメント… 消費体験の本質ではなくそれを予期する方法→今後注意すること! ①全ての物事は相対的→40ドルの節約ではなく60ドルの出費 ②お金を分類する→ボーナス・賞金→ムダ使いしがち ③自分を信頼しない ④持っているもの/失うかもしれないものを過大評価 ⑤公平さと労力を気にする ⑥言葉と儀式の魔法 ⑦期待を現実に変える→その期待はどこから来ているのかを自覚すること ブランド品の魔力→際限なく出費 ⑧お金を重視しすぎる→すべてだと考えるべきではない☆解決策の記述なし!では何が基準になるのか? 情報化時代 企業は虎視眈々と狙っている デジタルウオレット→新しい金融ツールで支出行動に拍車がかかる。 出費を簡単にする技術がいい技術とは限らない。 費用発生後記録する会計システムだけではなく、決定を下す前に役立つシステムをつくる必要あり

Posted byブクログ

2019/09/01

相対性でお金を考えないようにする。 クレジットは痛みを消す 出費と消費が同時に行われると痛みをともなう アンカリング、確証バイアス サンクコスト 公正さが支払いの際の心情に影響を与える 機体が価値判断を歪める 機会費用→これを買えば何を犠牲にするかを思い浮かべる 全ての物事は相...

相対性でお金を考えないようにする。 クレジットは痛みを消す 出費と消費が同時に行われると痛みをともなう アンカリング、確証バイアス サンクコスト 公正さが支払いの際の心情に影響を与える 機体が価値判断を歪める 機会費用→これを買えば何を犠牲にするかを思い浮かべる 全ての物事は相対的 公正さと労力を気にしない 与えてもらえたものに対して価値を感じるようにする 言葉に騙されない 残ったお金を分類する

Posted byブクログ

2019/08/21

・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。 ・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競...

・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。 ・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競合製品などと比較する(相対性)。ただし、相対性で価値を検討する際は、その金額で買えるすべてのものと比較しなければ、正しく計れない。 つまり、お金に関する決定を下す際は、機会費用について必ず考える必要がある。だが、多くの人は考慮していない。これが判断を間違う大きな原因である。 ・今日、ビットコインやアップルペイといった新しいシステムが次々に登場している。これらは、私たちにより多く、より簡単にお金を使わせようとするため、支出行動に拍車がかかり、お金を使いすぎる恐れがある。 お金を賢く使う方法として、次のようなことが考えられる。 └機会費用を考えるための計算を行うアプリなど、消費者の助けになるツールや金融の環境をデザインする。 └お金を使う時間枠の表現(時間、週、月、年など)を工夫する。例えば、退職後の収入を全額ではなく月額で示すと、貯蓄が足りないと感じ、貯蓄額を増やさねばと考える。 お金の問題における最大の敵は、外部要因ではなく私たち自身。まずは自らの欠点を理解し、認識すること。

Posted byブクログ

2019/06/30

行動経済学の中でも、特にお金にフォーカスした本作。 人がお金を使う時に、どういう思考で財布からお金を出すのかを、具体例を用いながら説明していく。 今まで漠然としていたお金が、読み終わると親近感の湧くツールとなるだろう。 訳者の技術もあると思うが、非常に軽妙な文章で読みやすかった。

Posted byブクログ

2019/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お金*行動経済学 「合理的に非合理」よりも好き. (行動経済学が身近なところで生きるのはお金に絡むことが多いから) 消費者からあの手この手で商品を買わせようとする現代の消費文化とそのトリックを行動経済学というメガネを通して可視化,賢い行動を啓蒙している ・相対性:「X%OFF」はその支出を肯定する根拠になり得ない場合が多い.絶対値で価値判断をする. ・メンタルアカウンティング  お金に色はついてないのに心の中で勘定項目をつけりことで合理的でない収支をつけてしまう  賢く使えば貯蓄や蓄財に使えるが,しばしば欲に身を委ねる時の言い訳にしてしまいがち. ・出費の痛み  出費は痛みを伴う(MRIなどにも出る) 自分が月1で作っている収支計画はまさにメンタルアカウンティングそのもの.支出の痛みを抑えたり,支出一つ一つに思い悩まないという認知負荷を取り除き,かつ,事前に決めた貯蓄のノルマを達成するのにひと役買っているが,「自由費,交際費」にカテゴリされたものについては財布の紐やその多寡の判断が鈍っているのは間違いないだろう. 不動産の売却価格の見積もりを複数のプロに依頼⇨売却希望価格でアンカリングされた見積もりを提示⇨今見ている不動産も相手が提示した価格で考えてしまうな⇨こちらが独自算出した収益性などから算出した価格を指値とすれば納得のいく買い物ができるんじゃないか. 自分が不動産をいくつも見てしっくりこないのは「自分自身でプライシングする」というばのとができてないからなんだなあ ・所有物の価値の過大評価,授かり評価 ・サンクコスト  自分なら面白くない本の損切りとか ・損失は同額の利益よりインパクトが強い⇨損失を抱えた時に思い出して脱塩漬け 知識がない人ほどアンカリングに影響されやすい ハーディング:群衆と同じ行動をとること 自己ハーディング:内なる群衆=過去の自分の意思決定と同じ行動をとること 自分はハーディングはあまりないが自己ハーディングは強いんじゃないだろうか 公正さと労力⇨本質的な価値に影響しないことがプライシングに関わる.⇨苦労や公正さがあるように見せかけて支払わせるor苦労や公正さを見抜く.上の不動産の例でもただ機械的に指値をしては相手に不公正さを感じさせ取引にならないだろう. ⇨自分は苦ではない(低コスト)だが他者にとってはそうではないものが儲かるのは,この労力・公正さのバイアスがそのまま利ざやになるからだろう ネットビジネスは背景の苦労が見えづらい.⇨自分のアプリももっと「苦労」を発信した方がいいな 消費体験における言葉や儀式の魔力: 食べ物の味は食べ物で決まるが,その評価(いくら出すか)はそれだけで決まらない.高級さや美味しさ,健康さを感じさせる料理名がいい例 職人風・手作り・オーガニック・採れたて・新鮮・昔ながらetc 士業の肩書きなども 公平さと労力:透明さが価値になる 儀式や魔力:不透明さが価値 先払いはお得: 3ヶ月後の旅行代金の支払いはその旅行までの期待感という価値をもたらす. 無料のアドバイスはない (有料だから良い商品というわけでもないが...) これは家族にも読ませたいシリーズ

Posted byブクログ

2019/02/01

お金(数値)の錯覚について記載している本。お金を貯められない人にはオススメ。 読書メモの詳細はnoteに記載してます。! https://note.mu/masatake0914/n/n49db511deaea

Posted byブクログ

2019/01/23

●黒真珠 昔、黒真珠は誰も買わなかった。それが入っている牡蠣より安かった。イタリアの宝石商がフィフスアベニューの彼の店のショーウィンドウに黒真珠をダイヤモンドやルビーと並べたところ、たちまち評判となり価格は高騰した。 ●エコノミストの定期購読 マサチューセッツ工科大学の...

●黒真珠 昔、黒真珠は誰も買わなかった。それが入っている牡蠣より安かった。イタリアの宝石商がフィフスアベニューの彼の店のショーウィンドウに黒真珠をダイヤモンドやルビーと並べたところ、たちまち評判となり価格は高騰した。 ●エコノミストの定期購読 マサチューセッツ工科大学の院生達(貴重な青春の数年間を勉強と宿題の山で過ごすことに数千ドルを払う人達)にエコノミストの年間購読の方法を選んでもらう。 1.オンライン版$59 2.印刷版$125 3.印刷版+オンライン版$125 84%が3.印刷版+オンライン版を選択。しかし、 1.オンライン版$59 2.印刷版+オンライン版$125の二択の場合。 32%しか2.印刷版+オンライン版を選択しなかった。 印刷版$125(一人も選んでいない)を選択肢に加えただけで、売上は大きく異なる。 ●モナリザ 1911年7月の時点ではモナ・リザは普通の名画であった。1911年8月にルーブル美術館から盗まれ、人々はルーブルにモナ・リザが無い空間を見る為に押し寄せた。現在モナ・リザは世界最高峰の名画となっているが、それは盗難によって価値が上昇したものである。 ●結論 世の中は私達にお金をより多く、より頻繁に、より惜しみなく使わせようとする外部要因に溢れている。私達を惑わせ、真の価値を見誤らせようとする要因は、それこそ無数にある。なぜなら私達が不合理な方法でお金を使えば、誰かの得になるからだ。 ・・・その通りである。そして私の勤務先を含め、世の中の会社の大半は、多かれ少なかれ消費者の不合理に依存し糧として成り立っているのである。 そうそう松竹梅の竹は店が一番売りたい商品。選んではカモになるだけです。

Posted byブクログ

2018/11/22

いかに消費者にお金を使わせるか。消費する側はいかにそれを見破るか。 三つの価格帯のものがあれば真ん中の価格帯を消費の中心と考える。相対的な価格を見せることで、消費者はよい買い物をしたという優越感につかれる。また未来への貯蓄よりも今目の前の消費の方が価値があると考える。たとえ同じ...

いかに消費者にお金を使わせるか。消費する側はいかにそれを見破るか。 三つの価格帯のものがあれば真ん中の価格帯を消費の中心と考える。相対的な価格を見せることで、消費者はよい買い物をしたという優越感につかれる。また未来への貯蓄よりも今目の前の消費の方が価値があると考える。たとえ同じ商品であっても、物語性のあるものの方が価値があると消費者は感じるなど。 お金やものの価値というのがいかに心もとないものか。我慢する気持ちや自制心は大切。舞台が日本であれば、投資や消費の考え方も違ってくるのかもしれませんが。

Posted byブクログ