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鹿踊りのはじまり の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2023/01/29

ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ https://www.mikihouse.co.jp/pages/pickup-miyazawakenji 「鹿踊りのはじまり」の挿絵はミロコマチコ。荒々しくも素朴でユーモラス。 伝統舞踊の「鹿踊り(ししおどり)」の始まりを童話化したもの。躍動...

ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ https://www.mikihouse.co.jp/pages/pickup-miyazawakenji 「鹿踊りのはじまり」の挿絵はミロコマチコ。荒々しくも素朴でユーモラス。 伝統舞踊の「鹿踊り(ししおどり)」の始まりを童話化したもの。躍動感と生命力に溢れていてとても好きなお話です。 百姓の嘉十(かじゅう)が痛めた膝を山の温泉で直していたときに手拭を落としてしまいました。 取りに戻った嘉十は、鹿たちがその手拭を取り囲んでいるのを見たのです。 「生きものかも知れないじゃい」「なじょだた。なにだた。あの白長いやづあ」「柳の葉みたいな匂いだな」 鹿たちは手拭に近づいたり、恐れて離れたり、匂いを嗅いでみたり、大胆にも一舐めしてみたり。 飛び跳ね、踊り、翻し、くるくる廻り、太陽に向かって一列に並び…その様子に、嘉十は自分も飛び出していってしまったのです。

Posted byブクログ

2019/07/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

鹿踊りのはじまりは、林に置き忘れられた手ぬぐいと栃の実団子を見つけた鹿たちが、おっかなびっくりで手拭いを確かめ、団子を一口ずつ食べるというほのぼのとした物語。 方言が暖かい。

Posted byブクログ