ねじれびと の商品レビュー

原宏一(著者)

2024/05/06

どこから辿り直せば?！ってくらい全部がねじれてる、自分が当事者だと困るけど側からみてるいとちょっとクスッとなる

2023/02/12

「平凡組合」「 逃げろ真紀」「テツコの部屋」「 エクスキューザー」「ロング ロング シャワー」

独立した5話収録の短編集。

1話目の「平凡組合」からニヤニヤが止まらない。

最も平凡な立ちション方法や牛丼の食べ方など本当にどうでも良いわ！って話を真面目に討論する姿を想像しただけで噴き出した。

究極の『平凡』を決める平凡組合の会合、ちょっと参加してみたいかも。

彼女いない歴28年の男がお持ち帰りした女性は部長の娘。

最悪にヤバイ展開の「ロング ロング シャワー」は意外な展開にほっこり。

奇想天外な短編集だが大いに楽しめた。

2019/08/23

どの話アイディアに富んでいて短編ながらも、なるほどこんな発想の仕方があったかと思わず感心してしまいました。

文章も読みやすく短編ながらも過不足の無い量でまとまっておりあっという間に読んでしまいました。

面白かったです。

2019/05/20

平凡組合は　原ワールド　全開ですね。
短編集
私が好きなのは
最後の　ロングロングシャワーですね。

内容は　伏せますが。
ぜひ　読んでほしいです。

2019/05/15

そこまでえぐくない、なんというか世にも奇妙な・・とか喪黒福造系の短編が５つ。設定はわかりやすく、文も読みやすい。読んでいるうちの自分の結末予想と実際の結末が合っているかどうかで楽しめる。

2019/04/14

ねじれびと
読み終えて なるほどっていう気持ち
うまい話には 裏がある
損して元取れかなぁ
色々な短編にごく当たり前の事だけど
素直に生きるということが 書かれて
なるほどと 楽しく読めました。
短いので 一気完読でした。

2019/02/28

ねじれてる、マジで。
他人に迷惑をかけなければ、ねじれていたっていいじゃないか、と思えるだが、他人と接触しないで生きている人なんていないわけだし、何らかの影響がね〜。
あぁ、面倒と思わず、なんておかしな人なんだ！　と思えれば人生楽しめるのかもね。

2019/01/16

発想がとてもユニークで面白い原宏一さんの「ねじれびと」（２０１８．１０）、平凡組合、逃げろ真紀、テツコの部屋、エクスキューザー、ロングロングシャワーの短編５話、今回も楽しませていただきました。平凡組合、逃げろ真紀、エクスキューザーの３話は内容云々よりも発想そのものに拍手ですｗ。テツコの部屋は駅ナカだけで生きてきてまもなく３０歳を迎える女性の物語。最近の駅ナカ、納得です(^-^)渋谷で合コンし、そのまま円山町のラブホテルに直行した二人の話は意外と普通ぽく良かったです。ロングロングシャワー、一番でしたｗ！

2018/11/23

ちょっと偏った人間と巻き込まれる人々の物語。

・平凡組合
・逃げろ真紀
・テツコの部屋
・エスクスキューザー
・ロング　ロング　シャワー

平凡を追求する組織がもくろむ陰謀、ストーカーにストーキング、不遇な境地で鉄道に育てられた女の子、会社の釈明名人の末路、情事の裏に隠された真実。

リアルな感情も大事にしつつ、ありえない状況があり得ると感じさせるような雰囲気、こんなことがあったら面白そうと感じさせる読後感。

もっとみんなに原宏一を知ってほしい。

2018/11/12

『平凡組合』牛丼の食べ方、立ちションの仕方――些細な日常の最も「平凡」を決める奇妙な会合。その知られざる目的とは!?
『逃げろ真紀』；妻がストーキングされている妄想に囚われ、ストーカーのストーカーと化す夫。ねじれた人間模様の行き着く先は……。
『テツコの部屋』駅で出会った地下アイドル風の女と、中年男は旅に出る。でも、各地で顔の広い彼女には、何か秘密があるようで……。
『エクスキューザー』今のビジネスに必要なのは釈明力!? 若社長の独断で、言い訳上手な若手女子社員が「エクスキューズ開発室」室長に!
『ロングロングシャワー』彼女いない歴28年のダメ男が奇跡的にお持ち帰り成功!! だが、《その女、部長の娘です》とのメッセージに大パニック!　　・・・以上、本の表紙裏より。

奇想天外な状況を設定し、その中で社会を軽く風刺したり笑わせたり。そういう意味では昔ずいぶん話題になった『床下仙人』と同類の物語で、最近の原さんの『ヤッさん』や『佳代のキッチン』シリーズと異なる原点回帰的な作品なのだけど、どこかパッとしない。
ちょっと後味の悪い最初の2編のせいでしょうね。読み終えた後に何も残らないこういう突拍子もない物語だからこそ、笑いやホッとするような暖かさで終わってほしかった。