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ヤッさん(Ⅲ) の商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2024/01/20

誇り高きホームレス、食のコンサルタントヤッさんシリーズ第3弾。1作目のタカオ&ミサキが再登場。蕎麦屋として独立するために茨城に単身修行に出たミサキ。タカオは店舗経営と食を学ぶため再びヤッさんに弟子入りする。 築地のあったかい人情味あふれる読みやすいストーリーだった。

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2022/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

基本過去二作のように面白かったけれど、ちょっと違和感かあったのは、タカオを徹底的に下げていた所 夢でもあるお店を早く出したいミサキ、慎重に考えて行動すべきと考えるタカオ これはどっちの意見も正しいし、二人で出すのだからちゃんと話し合うべき。なのにミサキは「私の事を理解してない」と話を聞こうとしない・周りはみんな「タカオが悪い」と口を出す。 もし勢いで店を出して失敗したら責任を取れるのか?物語として綺麗に終わらすために成功していきそうな雰囲気で閉められてるけど現実問題そういう事を考えず色々いってくるヤッさん達に少し不信感は持った。 とここまで批判はしたけど、道を見つけて進むというようなこのシリーズの構成は好き。

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2020/06/15

6月-12。3.5点。 ヤッさん第三弾。タカオとミサキの夫婦、ミサキがそば農家へ弟子入り。 冒頭の話では、いきなりヤッさんが襲撃され入院。 豊洲移転を上手く織り交ぜ、タカオ夫婦の独立も語る。 密度の濃い一冊。次作も期待。

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2020/01/25

築地から豊洲に移転を背景に仲買人や料理人の人情味ある話が展開される。ヤッさん襲撃事件に驚いたけど、その後の8年の修行終えて「鮨まな」を開店する真菜や単身茨城県の蕎麦農家に修行に出て「蕎麦処みさき」を開店するミサキなど女性料理人の意気込みに感激。その反面、豊洲移転への不安を抱く仲買...

築地から豊洲に移転を背景に仲買人や料理人の人情味ある話が展開される。ヤッさん襲撃事件に驚いたけど、その後の8年の修行終えて「鮨まな」を開店する真菜や単身茨城県の蕎麦農家に修行に出て「蕎麦処みさき」を開店するミサキなど女性料理人の意気込みに感激。その反面、豊洲移転への不安を抱く仲買人の苦悩も重く感じる。ヤッさんは豊洲には立ち入れないルールを察し引退を宣言が、ヤッさんに世話になった人達の苦肉の策で撤回。また、ヤッさんを支えるオモニの存在も頼もしい。いろんな意味で築地の門出の物語だった。

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2019/05/10
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シリーズ3作目 これで完結かと思いきや、次もあるのね。 ミサキとタカオとの関係は、自分に当てはめると厳しいかなぁ。 猪突猛進すぎで、ちょっとついていけないかも… 最後に石臼は電動なんだと、ガッカリするのと同時に、現実的な所にホッともしました。

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2019/02/02

ヤッさんの一番弟子としてドン底から立ち直ったタカオ。妻のミサキは本物の蕎麦職人を目指すため、農家に住み込みで働くことになった。取り残された恰好のタカオは、ヤッさんが何者かに襲われたと聞く。どうやら市場移転を前に、築地では軋轢が絶えないらしい。タカオは自らも修業し直すことを決め、ヤ...

ヤッさんの一番弟子としてドン底から立ち直ったタカオ。妻のミサキは本物の蕎麦職人を目指すため、農家に住み込みで働くことになった。取り残された恰好のタカオは、ヤッさんが何者かに襲われたと聞く。どうやら市場移転を前に、築地では軋轢が絶えないらしい。タカオは自らも修業し直すことを決め、ヤッさんの助手として再び人々のために奔走する。

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2018/11/23
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相変わらず主人公はちょっと頼りなくて、あちこち迷走するけど、ヤっさんはじめ、周りが温かく見守ってる感じが心地よい。 3話目と5話目が特にすき。 3はちょっと目先が変わってて、最近のグルメブームへの違和感をなるほどと思わせてくれる。 5の修行の話は耳が痛い、最後の主人公の決意へとつながる名言だと思う。 時々でてくる屋台のラーメン屋がおいしそうでいい感じ。

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2018/11/20

まさか続編が出るとは思っていなかったシリーズ最新作の文庫化。 しかもかなりタイムリーに。 築地の移転、揉め事になった事柄に関してはニュースなどで知っていたが、そこで働く人達の生活にこんな影響があるとは思いもしなかった。 それこそ人生に。 みんな円満にとは思っていなかったが、ある...

まさか続編が出るとは思っていなかったシリーズ最新作の文庫化。 しかもかなりタイムリーに。 築地の移転、揉め事になった事柄に関してはニュースなどで知っていたが、そこで働く人達の生活にこんな影響があるとは思いもしなかった。 それこそ人生に。 みんな円満にとは思っていなかったが、ある程度納得の上での移転だと思っていた。 しかし、タカオはもうちょい成長した感じに書いてあげても…。三作目にしていまいち頼りない。 これはさらに続く布石なのか? 帯はシンプル。まさに「どうする、ヤッさん!?」。 これまでと比べると痛快さは薄かったが。 解説は、すごく普通。 良くも悪くもなく、普通。 他に個性的な書き手は居なかったのかなぁ、せっかくタイムリーな出版なのに。

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2018/11/11
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読後の全体的な印象としては、およそ予想の範疇の内容で驚きの展開のようなものはありませんでしたが、水戸黄門のような定番の楽しさがあったように思います。 ただ、タカオとミサキの喧嘩については、みんなタカオのことも少しは考えてやれよと思ったので、ちょっと不満。 あ、驚きがないとは書きましたが、ヤッさんの求婚に対するオモニのリアクションにはちょっと驚きました。終わってみればオモニらしくていいな、と思うのですけど(笑)

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2018/11/09

ヤッさんシリーズ第3弾。 築地と豊洲で揺れる市場問題に絡めて、様々な人間関係を描く。原さんの小説だからやっぱり熱い。嫌味はなく、素直に熱さを受け入れてしまう。 こんな問題があるのかと驚いたことも多い。フィクションなのにノンフィクションのように読んでしまった。次作も期待。

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