少年と少女のポルカ の商品レビュー
性同一性障害とか同性愛者とか精神疾患とか、今でこそ理解ある人も増えた世の中だけど、この作品が発行された1996年はどうだったんだろう。 今以上に「生きづらい」と感じられた社会だったんじゃないのかな。 大人になって自分の責任でいろいろできるようになっても、きっと生きづらさはそこにあ...
性同一性障害とか同性愛者とか精神疾患とか、今でこそ理解ある人も増えた世の中だけど、この作品が発行された1996年はどうだったんだろう。 今以上に「生きづらい」と感じられた社会だったんじゃないのかな。 大人になって自分の責任でいろいろできるようになっても、きっと生きづらさはそこにある。 まして学生ならば尚更のこと。 彼彼女の苦しさは、読んでいて胸が痛い。 同じような生きづらさを感じる人は、きっと気持ちがよくわかる。 わからない人には、こんな風に悩んでいることを少しでもいいから知ってほしい。 当たり前が当たり前じゃないこと。 あなたができてることを、できない人がいること。 担当さんの妄想キャスティングが、ふっと笑えてよかったです。
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日常系。 だけども20年前にこういう題材をさらりと扱える作家さんって結構すごいのでは? 自分の中にある違和感を認められれば 芯を持って生きられるのかな。 ピンとくるセリフがなかったから 耳を折ることもなかったけど。 雰囲気を味わう作品、かな。
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