トランプがローリングストーンズでやってきた の商品レビュー
アメリカ在住の映画評論家・コラムニスト町山智浩氏の 『週刊文春』連載「言霊USA」書籍化第4弾の文庫版。 ……と言っても、本として纏まった形で読むのは初めて。 内容は2015年3月~2016年3月の約1年分。 表題はドナルド・トランプが演説の際に ローリングストーンズの曲を使用し...
アメリカ在住の映画評論家・コラムニスト町山智浩氏の 『週刊文春』連載「言霊USA」書籍化第4弾の文庫版。 ……と言っても、本として纏まった形で読むのは初めて。 内容は2015年3月~2016年3月の約1年分。 表題はドナルド・トランプが演説の際に ローリングストーンズの曲を使用したことに由来するが、 トランプに直接言及したコラムは少ない。 しかし、トランプが 第45代アメリカ合衆国大統領の座に就いた現在の様相に繋がる 直近のアメリカの情景が切り取られ、 軽妙な語り口で描写されている。 差別や銃や薬物の問題も深刻だが、 一般読者として「へぇ」と思ったのは、 ジョージ・ルーカスの手を離れた 新『スターウォーズ』(未見)の話題。 銀河の覇権を狙う新しい悪役が、 現代の自己完結型鬱屈青年だって……トホホ(笑)。 でも、言われてみれば、そういうタイプが、 たまたま武器や権力を握ったら カチーンとスイッチが入って暴走しちゃうのかもね、 と納得。
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文春文庫の新刊で、棚に並んでいるのを見つけて、購入した。 同著者の本は、あと筑摩文庫に幾つかあるが、文春文庫のものは、全部読んでいたので、すぐに買ったのだ。 町山智浩は、僕と同世代。だからといって全てが、共感するとは言えないが、やはり同じような年月を生きて来たので、頷ける部分が多い。それに、映画も単純に好きなので、映画案内にもなっていて、面白い。 次も楽しみである。
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【アメリカがますますマッドになっていった、あの頃】あのトランプが、大統領候補に急浮上? カニエも出馬宣言? マッドなアメリカは一日にして成らず。週刊文春人気連載、第四弾!
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