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サンダルウッドは死の香り の商品レビュー

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2021/04/29

 ジョナサン・ラティマーは、1906生-1983没のアメリカの作家です。本作はアメリカでは1938年に私立探偵ビル・クレインシリーズとして刊行されたが日本ではシリーズの第4番目として2018年に出版された。  ニューヨークの私立探偵事務所の探偵クレインとその同僚達はフロリダ・マ...

 ジョナサン・ラティマーは、1906生-1983没のアメリカの作家です。本作はアメリカでは1938年に私立探偵ビル・クレインシリーズとして刊行されたが日本ではシリーズの第4番目として2018年に出版された。  ニューヨークの私立探偵事務所の探偵クレインとその同僚達はフロリダ・マイアミの富豪エセックスが脅迫されお金を要求されている事件解決に雇われて富豪の館へ行く。  脅迫状はエセックスの枕元や財布の中等異常に身近な場所で発見され、密室での殺人も発生し、豪邸での優雅なパーティーや食事、酒、女等を楽しみながら犯人を追い詰めるクレイン。  ゆるいハードボイルドでエッジの効いた本格的なミステリーでは無いです。密室・殺人・一族の事情等、所謂お屋敷物ミステリーで、細かな伏線と数少ない登場人物の行動やフロリダの優雅で明媚な情景を楽しみながら読み進めます。  現地での刊行から80年余りを経て翻訳、刊行されるという事に感謝致します。最新の小説は勿論ですが、古くて知名度が無い様な作品も出版されると嬉しいです。

Posted byブクログ