新史料からわかった新選組の真実 の商品レビュー

菊地明(著者)

2019/03/09

非常にマニアックというか細かい部分に関する話なので、新選組の通史が予めきっちり入ってないと、読むのが少々しんどい。
確かに最近の史料による話なので、新しく見かける話もあったけど、上記の通りネタが細かいので、これを読んで新選組のイメージが覆るほどのインパクトはないかな。
個人的には、試衛館の名前に関する話、池田屋の場所に関する話が興味深かった。
あと、伊東甲子太郎に娘がいたという話も驚きました。
本文にもあったけど、娘もいたとなると、妻が書いた仮病の手紙の切実さが変わる気がします。

2018/11/09

「新選組の真実」というほどの内容ではなく、細かい史料調査から判明したこまごまとした事跡を取りまとめた本だった。興味深かったのは、子母澤寛がオリジナルの文献にどうあったかという考察と池田屋の所在地くらいだろうか。