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諦める力 の商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

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2023/09/10

 アスリートの言葉だからか本当にシンプルで洗練されていて、スイスイ読めちゃいました。  人生は楽しむものだけど、戦略も大切。  「諦め」に着目して、人生はトレードオフであると言い切ります。 何かを選ぶことは、何かを諦めることであると。  良い気づきになりました。

Posted byブクログ

2023/01/09

諦めることを肯定するという1つの側面から話を展開してくださっているので、誰にでも当てはまる本では無いと思うんですけど 為末さんは元々100メートルの選手だったんですけど、18歳で世界レベルを見て自分の力の無さに絶望して、このまま100を続けても先がないと思い400メートルに転向...

諦めることを肯定するという1つの側面から話を展開してくださっているので、誰にでも当てはまる本では無いと思うんですけど 為末さんは元々100メートルの選手だったんですけど、18歳で世界レベルを見て自分の力の無さに絶望して、このまま100を続けても先がないと思い400メートルに転向しました。 周りには諦めるのはまだ早い、何か出来るはずだなどと言われ罪悪感や後ろめたさを感じながら競技を続けていたそうです。 ただ、何故400に転向したか、それは 勝ちたかったから 多くの人は手段を諦めることを諦めと捉えるけど、自分が決めた目標さえ変えなければ手段を諦めることはむしろいいと為末さんは考えてます。 皆さんのためになるかはわかりませんが 何かを決断する際などに読んでみると案外スッキリするかもしれません、ぜひどうぞ

Posted byブクログ

2022/07/23

 前半は『諦める』についての記載はあるけれど、全体としては『勝つためには』という内容。勝つための手段として諦めるがあるという印象。後半は筆者がただ言いたいことを述べているだけという印象であり、諦めるへの繋がりは自分は掴めなかった。  また、トップアスリートとしての自身の経験が書か...

 前半は『諦める』についての記載はあるけれど、全体としては『勝つためには』という内容。勝つための手段として諦めるがあるという印象。後半は筆者がただ言いたいことを述べているだけという印象であり、諦めるへの繋がりは自分は掴めなかった。  また、トップアスリートとしての自身の経験が書かれていた点はすらすらと読み進められたが、読者向けの一般論?(他の本でも書いてあるようなこと)が織り込まれると、筆者のスタンスや内容に違和感が出て途端に読み難くなった。  例えば、筆者は終始オリンピックで勝つことへ執着しているけれど、俺的ランキングで勝てば良いとも言っている。既存のランキングへの執着のリスクを伝えている割に、既存のランキングでの勝ち方についての内容が多くあるので筆者のスタンスがどちらなのか分からず内容が入ってき難かった。  作中では筆者の目的は『勝利』と言っていた。しかし、途中にあった『世の中にインパクトを与えたい、世間の人をびっくりさせたい』と言うのが目的であり、『オリンピックで1番になる』は目標又は手段と感じた。筆者の『手段は諦めても、目的は諦めない』と言う主張があるにも関わらず、目的、目標、手段の分類が合っているのか?と疑問があがり、話しが入ってきにくかった。  などなど、単独で切り取ると良いことを言っていると思うけれど、通読していると矛盾しているような違和感が出てきてしまい、そちらが気になり内容が入ってきにくかった。

Posted byブクログ

2022/07/08

いまの歳になれば理解できる現実。でも、それをどこかに感じつつも夢を見させてくれるのが、トップアスリートたち。間違ったことは言ってないけど、も少し前向きに生きたい!

Posted byブクログ

2022/05/29

限界までの努力をし、結果を出し、それでも届かないものがあって諦めたことのある人間にしか見えない景色がある。 それを経験した著者の考えが色々と参考になる本だと思います。 個人的には、幸福の基準を自分の内に持たないと、幸福感が低くなりがりである、という一文に共感しました。 本著で述...

限界までの努力をし、結果を出し、それでも届かないものがあって諦めたことのある人間にしか見えない景色がある。 それを経験した著者の考えが色々と参考になる本だと思います。 個人的には、幸福の基準を自分の内に持たないと、幸福感が低くなりがりである、という一文に共感しました。 本著で述べられていた「社会・人生において万人に共通な勝利条件はないのだから自分で基準は決めるしかない」ということをこれから意識していこうと思いました。

Posted byブクログ

2022/05/21

平易な文章なのに、なかなか難解だな、というのが印象。 自分の勝てるところで勝つ。 可能性を諦めていくことで生きやすくなる。 心に響いた。 また時間が経ったら読み直したい。

Posted byブクログ

2022/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の為末さんは、400メートルハードルの銅メダリストですが、18歳の時に100mから400mハードルに転向されました。 100mでも大会などで活躍されていましたが、このままでは勝てないと思い転向されたようです。 スポーツの世界では、結果が出るまで「がんばる」ことが美徳とされる世界で、 「諦める」ことが「逃げる」こととされ、批判されるそうです。 これはスポーツの世界だけではなく、 受験や、仕事、資格試験などにも当てはまるのではないでしょうか。 この本は、ネガティブに捉えられがちな、「やめること」「諦めること」をポジティブに再定義できるよう、 為末さんの経験を踏まえた考えが書かれています。 努力を継続して、結果を出すことは素晴らしいことですが、 このままそのフィールドで続けることで自分が到達したい場所があるかどうか一度考えてみるのも良いかと思います。

Posted byブクログ

2022/03/15

頑張ることが美徳とされ(すぎ)る日本において、こうした考え方はとても大切。特に自分で逃げ場をつくりづらい子どもたちにも、こうした考え方もあるよ、と伝えてあげたい内容。

Posted byブクログ

2022/01/19

自分のことをすごく俯瞰して分析しながら競技生活を送った方だったんだと知った。 諦めない姿が美談だともてはやされる職業。 でも応援してる人たちがその後の人生まで保証してくれるわけじゃない。 とてもドライにも感じたけど、何か狭い選択肢の中で挑戦し続けてやめられない人(会社内での出世と...

自分のことをすごく俯瞰して分析しながら競技生活を送った方だったんだと知った。 諦めない姿が美談だともてはやされる職業。 でも応援してる人たちがその後の人生まで保証してくれるわけじゃない。 とてもドライにも感じたけど、何か狭い選択肢の中で挑戦し続けてやめられない人(会社内での出世とか)や、努力こそ正義で頑張り続けないといけないと思ってる人は、読んでみたら視野がグッと広がる気がします。 手段を諦めることとと目的を諦めることは違う。 最終的に目的を達成するためにその手段を選ぶことは、何かを諦めることであり、何も諦めないということは立ち止まっていることに等しい。 自分の幸福の基準は何か? どこまで俯瞰して勝ち負けを考えるか? 他人の基準に縛られて自分の選択肢が狭まっていないか? 「諦める」ではなく、「選び直す」「修正する」でいい。

Posted byブクログ

2022/01/10

諦めるというとネガティヴな響きだが、為末氏の言わんとするのは、諦めることは決して悪いことではなく、他の選択肢を選ぶことで自分が生きやすくするというもの。日本人は人間関係でも、自分の力ではどうにもならないことでも何かに固執したりすることが多く、切り離したり別れる経験が少ない。「諦め...

諦めるというとネガティヴな響きだが、為末氏の言わんとするのは、諦めることは決して悪いことではなく、他の選択肢を選ぶことで自分が生きやすくするというもの。日本人は人間関係でも、自分の力ではどうにもならないことでも何かに固執したりすることが多く、切り離したり別れる経験が少ない。「諦める」というキーワードから、幸せを感じながら生きるにはどうすれば良いかヒントがたくさん詰まっている。また為末氏が現役時代からいろいろなことを哲学的に考えていたことが一冊読むことでよく伝わってきた。

Posted byブクログ