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世界でいちばん素敵な西洋美術の教室 の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2024/04/28

写真が多く大きく綺麗で凄く良かった。 一問一答スタイルで情報がスッと入ってくるが、いかんせん文字の量が少なくてやや物足りなくも感じた。

Posted byブクログ

2024/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵画に興味はあるけれど全然詳しくないので、一度行、初心者にわかりやすく、全体を網羅した本を読みたかったのです。 そうしたら、思いのほかこの本面白くて、じっくり読もうと思っていたのに、とっくりと絵を眺めながら次々と読み続け、あっという間に読み終わってしまいました。 まず、年代順なのでわかりやすい。 ギリシア美術からアール・ヌーヴォーまで、時代の流れに沿って紹介されているので、どのように様式が変わってきたのか、がわかる。 そしてQ&A方式で端的に説明してしてくれるのでわかりやすい。 そしてこれがめちゃくちゃ面白いのだ。 例えば Q:キリスト教の影響で、美術はどう変わった? A:平面的になりました。 もちろん補足説明が小さな文字で数行書かれてはあるのですが、この身も蓋もない「平面的になりました」のインパクトたるや。 確かにローマ時代の硬貨に刻まれたレリーフが、キリスト教が布教されるにしたがって、嘘のように下手くそになっていたのを思い出す。 Q:バロックの特徴を教えて。 A:強烈な明暗対比です。 なるほど、つまりあの絵はバロックか…と思い当たるものがあります。 調べたらやっぱりバロックでしたよ、レンブラントの『夜警』。 Q:ダ・ヴィンチの作品はなぜ少ないの? A:途中であきらめていたからです。 天才で完璧主義者のダ・ヴィンチは、なかなか作品に納得できなかったり、絵を描いている途中で他のことに興味が移っちゃったりしたらしいです。 Q:ゴッホの絵は、なぜ印象派っぽくないの? A:なんにでも感情移入してしまうからです。 さすが炎の画家。 Q:印象派の作品がアメリカにたくさんあるのはなぜ? A:やりての画商が売り込んだからです。 ぐうの音も出ない。 読んでいるうちに、わたしが絵画に何を求めているか、に気づきました。 画家が、「なぜそれを書こうと思ったのか」「どうしてそのような表現になるのか」を読み取りたいと思うからです。 文字を通してではなく、絵から直接。 だから、宗教画とか興味ないんだな。 ちなみに、無名の人の日常が初めて描かれたのは、1580年代にカラッチによって描かれた『豆喰う男』だそうです。 それまでは、神様や王侯貴族などしか描かれなかった。 残念なのは、ダリやエッシャーやマグリットの紹介がなかったこと。 この辺りが好きなので、読みたかったわ。 この本を手元に置きながら、次はもう少し詳しい本を読んでみたいものです。

Posted byブクログ

2023/01/15

オールカラー、Q&A方式でとても理解しやすい内容だった。初心者にも分かりやすい。 美術館には何度も足を運んではいるものの、感覚的に見ていることが多かったので、美術に関する知識を増やすことができた。

Posted byブクログ

2022/08/06

「初心者用」と言ったら、 自分が初心者では無いみたいで恐縮ですが、 初心者用としては、年代順全カラーで、 とても良いと思います。 私にはちょっと物足りませんでした。

Posted byブクログ

2022/05/06

絵を見るのはもちろん、解説を読むのも好きな人にはいいかな。 やはり心惹かれる絵は、小さくても目を奪われる。 ギュスターヴ・モローの「出現」 クリムトの「ユディト」 カラヴァッジョの「ダビデとゴリアテ」「聖マタイの召命」 ミレイの「オフィーリア」 不思議とレンブラントやフェルメ...

絵を見るのはもちろん、解説を読むのも好きな人にはいいかな。 やはり心惹かれる絵は、小さくても目を奪われる。 ギュスターヴ・モローの「出現」 クリムトの「ユディト」 カラヴァッジョの「ダビデとゴリアテ」「聖マタイの召命」 ミレイの「オフィーリア」 不思議とレンブラントやフェルメールの作品には、目は奪われるけど心までは奪われない。 光と闇の劇的な対比や、強烈な存在感があるものにとらわれてしまうのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/02/06

めちゃくちゃ面白かった! Q&A形式で素人がふと感じる疑問がたくさん列記されているんだけど思わずクスッと笑ってしまうような回答ばかりでかの有名な画家も人間だったんだな、、、と感じずにはいられないエピソードばかり。 読んだあとは美術館に行きたくなります。

Posted byブクログ

2021/06/28

古代ギリシャ、ローマ、ルネサンス、バロック、ロココ、ロマン主義、ラファエロ前派、印象派、など時代を追って、基本事項をQ&Aでこたえる。 ロココ主義、あまり理解していなかったが、これは絶対王政下のフランスで流行した貴族趣味の芸術様式、とある。フランソワ・ブーシェ、ヴァトー、フラゴ...

古代ギリシャ、ローマ、ルネサンス、バロック、ロココ、ロマン主義、ラファエロ前派、印象派、など時代を追って、基本事項をQ&Aでこたえる。 ロココ主義、あまり理解していなかったが、これは絶対王政下のフランスで流行した貴族趣味の芸術様式、とある。フランソワ・ブーシェ、ヴァトー、フラゴナールなど。18世紀初頭、ヨーロッパ各地でバロックが流行していた時代、フランスの上流階級の間ではロココガ流行する。フワフワした美術様式が広く受け入れられたのは、ルイ14世の絶対王政に対する反動だった。窮屈で威圧的なルイ14世の治世が終わり、それまでの鬱積が爆発した。  「ぶらんこ」フラゴナール、スカートで足を広げブランコにのる婦人、その下では貴族の男性が見上げています。何かの展覧会で見た事があります。「ソファに横たわる裸婦」ブーシェ 桃色の肉感的な裸婦がソファに足を広げうつぶせに。「閂」フラゴナール これはもう、閂。かんぬきです。たくましい粗野な男が寝室で金髪の女性を引き寄せている。最初あげた手が足かと思ってしまった。小さい写真なのだが目を凝らして見たら、二人は立っていました。ルーブル美術館蔵。 Qなぜこんなにエッチな絵画が多いの? A不倫が蔓延していたことが原因です とある。   画家のパトロンとなった貴族の間では不倫が当たり前のように行われていた。 イギリスではフランスの流行を軽薄ととらえ根付かなかった。 「フランダースの犬」のネロ少年が最後に見たのは、ルーベンスの「キリスト降架」。現在も「ベルギー、アントワープの聖母マリア大聖堂に飾られている。 2018.10.1第1刷 図書館

Posted byブクログ

2021/03/08

烏兎の庭 第六部 3.9.21 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2103.html#0309

Posted byブクログ

2021/02/16

入門書としては非常にわかりやすく、専門用語や時代の名前やその由来も丁寧に説明されていて非常にいい本だった。 Q&A形式で書かれているところも読者が読み進めやすくする工夫の一つだと感じた。 私の好きなシュルレアリスムまでは書かれていなかったがそれ以前までの西洋絵画の流れ...

入門書としては非常にわかりやすく、専門用語や時代の名前やその由来も丁寧に説明されていて非常にいい本だった。 Q&A形式で書かれているところも読者が読み進めやすくする工夫の一つだと感じた。 私の好きなシュルレアリスムまでは書かれていなかったがそれ以前までの西洋絵画の流れがわかって非常に満足。

Posted byブクログ

2021/05/16

話題の切り口が取っつきやすく、面白く読めた。 しかし、なぜピカソが出てこない? (時代的に切られているだけだとは思うが)

Posted byブクログ