第6天魔王 信長 の商品レビュー
幕末もの以外の加治将一のタイトルに惹かれて読みました。 信長を加治氏はどう見るのか興味深く読むことができました。 イエズス会と信長の関係を整理すると、本能寺の変がすっきりと理解できて、これまで何故?と考えていた点に合点が行きました。
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強引なところもありつつおもしろかった。 信長の突飛な構想はキリシタン(シンパ)であると仮定すれば納得。 イエズス会に選ばれたともいえる。互いがWin-Winの関係。 イエズスの顧問団、統治ノウハウ、武器などの活用。 天下布武、岐阜、天正はキリスト教由来の命名。 堺に布教拠点、近畿に多くのイエズス武将。 イエズス会ネットワークにより信長は一気に近畿を制圧。 仏教を目の敵、キリスト教は優遇。 自由通行なども仏教など既得権集団の収入源を断つため。 長篠合戦図屏風にユダヤの星。 朝廷、将軍、信長らが相思相愛で上洛。 上洛したら将軍という威光財は用済み。 日本は一大キリスト教国になりつつあった。 最後は朝廷という威光財も不要にしつつあった。 馬揃えで朝廷に自らを誇示。正親町天皇に危機感。 グレゴリオ暦への移行が本能寺の変の発端。立花京子説。 黒幕は朝廷。光秀と秀吉が参画。 そして秀吉が光秀を裏切り、朝廷がそれを追認。 ------------------------------ 「天皇」という呼称は明治以降のもの。呼び方が一定していない。 日本古代史は渡来人集団の抗争。 史料や通説を鵜呑みにしてはいけない。そこには作為がある。
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