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翼をください の商品レビュー

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2024/09/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

絶海の孤島にゼミ旅行で訪れることとなった主人公一行、台風が近づいている事を知りつつも現地の漁師達と交流したりサイクリングに向かったり各々自由に過ごしていた そんな中台風が島に直撃、翌日石元陽菜ともう一人の死体が発見される、ゼミサーの姫を殺したのは誰なのかという話 小杉景太:主人公、陽菜のことが好き、弟に対して過保護 小杉雅水:主人公の義理の弟、昔起きた事故により片足が不自由 石元陽菜:一見聖母の様な印象だが中身はなかなかいい性格をしているゼミサーの姫、最近ストーカー被害に悩まされている 高坂蓮:イケメン医学部生 (全員同じ大学に在籍) まず今回の被害者陽菜だが、自分がモテるのを自覚し、男達から「秘密」を聞き出し生かさず殺さずいいように利用している所謂悪女 開幕主人公を使ってバレンタインのプレゼントを高坂へ届けさせたり、彼女持ちの男にちょっかいかけてみたり、高額なプレゼントを貰って相手を借金持ちにさせたり そんな陽菜も狙っていた高坂がなかなか自分に靡かない事や、無言電話のストーカーが現れたことでに苛立ち、腹いせにストーカーへ罵詈雑言と男達の「秘密」をぶちまけてしまう 自分が陽菜に話した「秘密」を誰ともわからない相手に暴露するなんて…! あと俺の陽菜はこんな汚い言葉使わない!! とショックを受けたストーカーはその後、陽菜殺害を決心するいわゆる過激派反転アンチ ゼミ生達はそんなドロドロ人間関係の中旅行に向かい殺人事件に出会ってしまう 誰がストーカーなのか、誰が陽菜を殺したのかを推理しながら読み進めていくとこいつにこんな過去が…ていうかこいつそうだったんか…と面白くて思いの外すぐに読める作品 ↓感情(腐)ネタバレ↓ なんだこの話死ぬほど登場人物の関係性ドロドロしてる!! 主人公は小杉姓だけど父親に認知されてないから誰とも血繋がってなくて愛されたい欲求高めだし、同居してる叔母さんに男としてみられてるし、一番は弟!この弟が諸悪の根源、兄の一番の理解者面してるがこの弟とんでもないヤンデレである 最終的には主人公…愛されて本当に…可哀想…ってなる まず弟の足は主人公が窓から飛び降りるよう指示したら本当に飛び降りちゃった事が原因、この出来事から主人公は自責の念が強く、親友や彼女の誘いを断り弟のため為に自分の人生を捧げてきた 大学生になった今も弟に手を貸したりトースターにバターを塗ってあげたり愛情を持って接している、と同時に弟に今まで自分の人生をめちゃくちゃにされてきたゆえの憎しみもあり内心ぐちゃぐちゃである 弟の主人公に対する愛や独占欲は、この本に出てくるどの登場人物のバックボーンよりもドロドロしてる 弟がやらかしたこと一覧 ・子供のときに主人公が可愛がっていた犬を浴槽で溺死させる ・中学のときに主人公が彼女を家に連れ込んだと見るやいなや監視カメラを買いに走る ・その彼女を殺す ・主人公を野球チームに誘った親友に嫉妬して溺死させる ・主人公が惚れていた陽菜+αにとどめをさす ・動けなくなった主人公を監禁する 主人公が自分の元から飛び立ってしまうかもしれない不安からその原因になる人物を消していってる形 とっくの昔に足は完治しており、不自由な状態を見せれば見せる程主人公が自分の方に意識を向けてくれるから17年演技を続けている 最終的に主人公が自分を置いてどかに行くなどというふざけた選択を取れないよう羽をもぎ取ってしまっており、この本のタイトルである「翼をください」は主人公の気持ちを…? 前半は主人公が惚れてる女性に対してアプローチをかけるっていうTheノーマルな作風だったのに、中盤から終盤はまさにジェットコースターで弟が全部持っていくという 陽菜+αにとどめをさしたのは弟だけど実はもう一人の犯人がいる(作中ミスリードにミスリードを重ねられてる)ので是非読んで見て欲しい作品

Posted byブクログ

2018/12/05

男好きのする女子大生。内心ではそんな自分にいいよる男たちをバカにしていたが、彼らが秘密を打ちあけてくることでストーカーにつきまとわれることに。 そんな中、大学のゼミでとある島に旅行に行くと事件にあい、あっけなく殺されてしまう。犯人は同行した者の中に居るのだか、事件当時の状況により...

男好きのする女子大生。内心ではそんな自分にいいよる男たちをバカにしていたが、彼らが秘密を打ちあけてくることでストーカーにつきまとわれることに。 そんな中、大学のゼミでとある島に旅行に行くと事件にあい、あっけなく殺されてしまう。犯人は同行した者の中に居るのだか、事件当時の状況により、疑惑だけが残る。 果たして真相は? まともな探偵役が登場しないのに、解決できるのか? 大学生が事件に巻き込まれると言えば、アリスシリーズを思い出すのだが、この小説の闇は思っていたよりも深い。 ハッピーエンドをむかえる事が出来るのはただ、一人。 さて、それは•••

Posted byブクログ

2018/11/06

内容的には面白いんだけど私的にはなんか違うかなー、、 エピソードというか衝撃の事実的なのがたくさん書かれすぎててちょっと飽和してる感じ ちゃんと1つ1つ掘り下げられてはいるんだけど、多すぎてそれらのインパクトが薄れちゃっててもったいない気がする

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2018/10/09

事前情報としてはあらすじと帯文ぐらいだったのだが、何となく気になって購入。解説も収録されておらず、著者のプロフィールも非公開なので、ご本人については全く解らない(取り敢えず本書の単行本がデビュー作だったようだ)。 オーソドックスなサスペンスながら、今風の感覚もあって楽しめた。次回...

事前情報としてはあらすじと帯文ぐらいだったのだが、何となく気になって購入。解説も収録されておらず、著者のプロフィールも非公開なので、ご本人については全く解らない(取り敢えず本書の単行本がデビュー作だったようだ)。 オーソドックスなサスペンスながら、今風の感覚もあって楽しめた。次回作が楽しみ。

Posted byブクログ

2018/10/08

【翼をくださいー】 おもしろかった。 おもしろかったんだけど、個人的にはもうひと押し、、、いや、もうひと「引き」。 ちょっと入れすぎでは、、、という感じ。 謎と謎解きは、もうひと押し欲しかったけど。

Posted byブクログ