闇の峠 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
荻原重秀の話…と思って借りたら、ビックリ、がっつりミステリでした! ただ、コトの起こりパートと道中パートを代わる代わる描写して最後に融合…って、ドラマチックな構成だけども追いにくくて、謎解きの興が削がれる。そもそも、史実に基づくとは言え、荻原と萩原は紛らわしいし〜。 タイトルの改変(『風聞き草墓標』→)も抽象的で内容にそぐわないし、寧ろ凡庸に落としてる感じ。 とは言え、江戸中期に武家の女性が旅をする大変さは、よ〜く分かった。
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歴史教科書的には、悪評を残している荻原重秀の貨幣改鋳を背景にした、ロードノベルともいえる時代小説。 荻原と因縁浅からぬ関係にある旗本の妻せつが主人公。 彼女の周りで、次々と起こる殺人事件。鍵は、20年前の荻原重秀幽閉問題とみた彼女は、父親も関係するその真相を追うべく、大岡越前の部...
歴史教科書的には、悪評を残している荻原重秀の貨幣改鋳を背景にした、ロードノベルともいえる時代小説。 荻原と因縁浅からぬ関係にある旗本の妻せつが主人公。 彼女の周りで、次々と起こる殺人事件。鍵は、20年前の荻原重秀幽閉問題とみた彼女は、父親も関係するその真相を追うべく、大岡越前の部下とともに、佐渡への旅に。 旅の途中の出来事と、前年の出来事が交互に綴られる。 当時の旅や街道筋の様子を知ることができるとともに、主人公たちの運命は如何にと、サスペンス感も味わえる
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