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マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ の商品レビュー

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2021/01/24

20世紀初めからその時々で変化するマルセル・デュシャンのアートへの態度の変化、あらゆるモノを疑い、あらゆるドグマを拒絶し、自由とユーモアを求めた。 その上で「わたしの言うことを信じちゃあいけませんよ」と食えないことを軽々しく言ったりする。 こんなミステリアスなおじさんいたら誰だ...

20世紀初めからその時々で変化するマルセル・デュシャンのアートへの態度の変化、あらゆるモノを疑い、あらゆるドグマを拒絶し、自由とユーモアを求めた。 その上で「わたしの言うことを信じちゃあいけませんよ」と食えないことを軽々しく言ったりする。 こんなミステリアスなおじさんいたら誰だって気になる。アート界は彼の言葉に100年近く囚われたまま(?)である。そんなことは本書には載っていないが。 現代アートの思考様式の源流を、デュシャン本人の言葉で辿っているような、自然な口語訳がとても気持ちがよい。

Posted byブクログ