学校では教えてくれない世界史の授業 の商品レビュー
2024年7月6日読了。学校で学ぶ「世界史」のわかりにくさを払拭すべく、世界を統一しようとする「ユニヴァース」な勢力の動きに注目し世界史の流れを読み解こうとする本。面白い概念だと思うし言っていることもわかるが、ちょっとその「ユニヴァース」の動きが直感的にわかりにくい気がする…。も...
2024年7月6日読了。学校で学ぶ「世界史」のわかりにくさを払拭すべく、世界を統一しようとする「ユニヴァース」な勢力の動きに注目し世界史の流れを読み解こうとする本。面白い概念だと思うし言っていることもわかるが、ちょっとその「ユニヴァース」の動きが直感的にわかりにくい気がする…。もっと大きいサイズの地図で世界がそれまでとどう変わったのか?を示してくれた方がありがたいと思う。アレクサンダー大王が「西から東に勢力を広げる」概念を生み出し、それを踏襲したのがキリスト教とローマ帝国、イスラム教社会で、そこに突然現れたのがモンゴル勢力、という流れはダイナミックでもっと直感的に理解したいところ。ただ、世界史は大きな流ればかりでなく、「このときこんな英雄が現れた」みたいなトリビアもあって面白いものだから、そこで学習の流れが分断されがちな気もする…歴史は難しいものだ。
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あまり頭に入らない 歴史を学ぶことで、抽象的なメタ認知を学べる。 マケドニア共和国 アレクサンドロス大王の圧倒的成功。 しかしこの成功にはフィリッポス2世の地盤作りが重要だった。歴史的にも環境、父親の影響が偉人を生み出す場合が多い。 皇帝を主、神としたいがためにキリスト教を弾...
あまり頭に入らない 歴史を学ぶことで、抽象的なメタ認知を学べる。 マケドニア共和国 アレクサンドロス大王の圧倒的成功。 しかしこの成功にはフィリッポス2世の地盤作りが重要だった。歴史的にも環境、父親の影響が偉人を生み出す場合が多い。 皇帝を主、神としたいがためにキリスト教を弾圧した。イエス・キリストではない。 日本でもそうだが一度洗礼を受けると簡単にやめない。 集団を一つに 一つの帝国 一人の皇帝 一神教という観念 一つの宗教 可能な限りの一枚岩で実現する。 マラトンの戦い→マラソン ギリシャ対ペルシャ テルモピュライの戦い→300 スパルタ重装歩兵「ファランクス」
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小説家佐藤賢一が語る世界史だけに、流れるような書きぶりで、長い一冊が一気に読める。アレキサンダー大王が成し遂げた世界帝国というもの、そのユニヴァースという概念でその後の歴史を見ていこうというものである。支配者というものは、領地を広げよう、世界を覆いつくす帝国を作ろうという野望に取...
小説家佐藤賢一が語る世界史だけに、流れるような書きぶりで、長い一冊が一気に読める。アレキサンダー大王が成し遂げた世界帝国というもの、そのユニヴァースという概念でその後の歴史を見ていこうというものである。支配者というものは、領地を広げよう、世界を覆いつくす帝国を作ろうという野望に取りつかれ、周辺のものも皆巻き込まれていくのである。著者が言うように、あくまで歴史の一つの見方であるが、確かに物語のように理解できて面白い。しかし、これが歴史のすべてとは思わないが。
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「一つの方向(ユニヴァーサル)」から見れば、世界史はすっきりわかる! 西洋歴史小説の第一人者が、西世界・東世界・イスラム世界による覇権志向で世界史を読み解く。折り込みの略年表付き。 世界史の教科書は確かに起きたことの羅列で「暗記しなさい!」といった感じがないでもないけれど、本作...
「一つの方向(ユニヴァーサル)」から見れば、世界史はすっきりわかる! 西洋歴史小説の第一人者が、西世界・東世界・イスラム世界による覇権志向で世界史を読み解く。折り込みの略年表付き。 世界史の教科書は確かに起きたことの羅列で「暗記しなさい!」といった感じがないでもないけれど、本作は史実の流れと背景を滑らかに語っていて、なるほどと思われることが多かった。ハンニバル、スキピオ…これらの名前は妙に懐かしかった。 (Ⅽ)
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2019/6/8読了。未来への手がかりとしての今までの歴史を 振り返ることは非常に大切だと痛感しました。 著者は西洋史学者であると同時に文筆家(直木賞作家)である。もう一度読む山川世界史を脇に置きながら、楽しめた教養娯楽のひと時でした。しばらく、世界史をキーワードに幅を広げてみた...
2019/6/8読了。未来への手がかりとしての今までの歴史を 振り返ることは非常に大切だと痛感しました。 著者は西洋史学者であると同時に文筆家(直木賞作家)である。もう一度読む山川世界史を脇に置きながら、楽しめた教養娯楽のひと時でした。しばらく、世界史をキーワードに幅を広げてみたい。
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2019/01/18:読了 面白くて、一気に読んだ。 地中海を中心に、西世界(西ローマ)、東世界(東ローマ)、イスラム世界というローカル・ユニバース。 そこにキリスト教が政教分離で、ローマ、西ローマ、東ローマ(ビザンチン帝国)に広がり、イスラム教が、政教一致で中東に広がった...
2019/01/18:読了 面白くて、一気に読んだ。 地中海を中心に、西世界(西ローマ)、東世界(東ローマ)、イスラム世界というローカル・ユニバース。 そこにキリスト教が政教分離で、ローマ、西ローマ、東ローマ(ビザンチン帝国)に広がり、イスラム教が、政教一致で中東に広がった。 モンゴル帝国により、東世界が拡大し中国とロシアが加わり、大航海時代を経て、西世界が協力になり、派生としてアメリカと日本が西世界に加わった。 グローバル・ユニバースの完成。 次はどうなるか。 東世界ロシア・中国が、西世界としてはインドが、さてアメリカは日本は....という本。
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【要約】 世界史の出発点から細かい解説とともに流れで教えてくれる、まさにタイトル通りの"学校では教えてくれない世界史の授業" 【感想】 面白くは読めますが、世界史の予備知識があればなおスムーズに理解ができるかと。終始著者の語り口調が飽きなければいいですが、そ...
【要約】 世界史の出発点から細かい解説とともに流れで教えてくれる、まさにタイトル通りの"学校では教えてくれない世界史の授業" 【感想】 面白くは読めますが、世界史の予備知識があればなおスムーズに理解ができるかと。終始著者の語り口調が飽きなければいいですが、それが単調とも取れ、内容も勿論世界史でカタカナ語が多いので好き嫌いは出るかもしれません。
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