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それでも強い日本経済! の商品レビュー

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2019/08/15

令和初の夏休みの部屋の片づけをしていて発掘した本です、この本の著者である、エミン氏の本は初めて読むと思いますが、外国人のエコノミストが分析した結果、日本経済が強いという根拠を知っておくのも良いなと思って、昨年末に読み終わっていた本です。 当時の評価も良かった、という記録なので、...

令和初の夏休みの部屋の片づけをしていて発掘した本です、この本の著者である、エミン氏の本は初めて読むと思いますが、外国人のエコノミストが分析した結果、日本経済が強いという根拠を知っておくのも良いなと思って、昨年末に読み終わっていた本です。 当時の評価も良かった、という記録なので、そのまま埋もれたままにしておくのは「もったいない」と思い、この夏休みの間にレビューを書いておこうと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・第二次世界大戦後に始まった冷戦は、1989年のベルリン壁崩壊で終了した、新冷戦時代は2014年2月のウクライナ危機で顕在化した。そして現在は、トランプ政権の米中貿易戦争という形で続いている、2012年12月26日にできた安倍内閣は新冷戦内閣である(p3) ・AIもそうだが、VRという技術も従来の仕事のスタイルを激変させる可能性がきわめて高い、VR技術によってオフィス空間を作り出せれば、そこで世界中の人たちと仕事ができるようになるはずだから(p21) ・日本も自給自足ができる7000万人くらいになると理想的、そうすれば一人ひとりのリソースが増えるので、もっと多種多様なチャレンジができる。中世ヨーロッパでルネッサンスが起きたのは、ペスト等の疫病、戦争により人口が劇的に減ったことが原因とされる(p33) ・シリアとウクライナを結ぶ線を境に東西に分かれ、地政学的な世界の断層とも言うべき、この船上にある、ウクライナ・トルコ・シリア・イラク・イラン・サウジなどで様々な変化が起きている(p46、p48-49) ・トランプは典型的な共和党政権で、支持母体は、キリスト教原理主義者、福音派、ティーパーティ、全米ライフル協会、軍産複合体、退役軍人協会、石油産業、自動車産業、ウォール街、リバタリアン(p59) ・なぜ中国がシルクロードを復活させたいかというと、アメリカが主導する世界貿易の支配体系(海)を変えたいから(p66) ・ガンジス川はインドの人口の約4割に水を提供していて、ガンジス川周辺には5憶人が住んでいる、モディ首相の選挙マニフェストにはガンジス川を綺麗にすることであるが未だに実現できていない(p73) ・世界の3分の1近くの人が、独裁政権などの下で生きている、この根底にあるのは「人口増」であり、リソースが足りないから(p75、76) ・ビットコイン相場の先行きを見るのに参考なるチャートは2つある、金の価格、ナスダック総合株価指数である。財産は仮想通貨だけにしないこと(p102) ・米株全体のバリューチェーンを見るときの指標は2つあり、シラーPER、バフェット指数があり、この両指数において、米株は現在歴代2位である(p111,112) ・フラジャイル5とは、トルコ・アルゼンチン・エジプト・パキスタン・カタールである。2013年にモルガンが定義したのは、ブラジル・インド・インドネシア・トルコ・南アフリカ(p114) ・日本は確かに借金はあるものの対外債務はゼロ、日本は債権国である(p117) ・2018年6月に成立した「働き方改革関連法」の柱は、1)残業時間の上限規制、2)同一労働同一賃金、3)高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す(p134) ・VRはブロックチェーンに匹敵するくらいの革命的な技術である、2016年にソニーのプレーステーションVRが発売され、VR元年と言われた(p170) ・2018年3月の時点で動画配信大手として知られるアメリカのネットフリックスの時価総額が16.5兆円となり、ディズニーを抜いて業界トップとなった。ソニーの時価総額がその半分とはおかしな話である(p175) ・電気自動車はエコカーのように見えて、実は大量にエネルギーを消費する車である。航続距離は伸びたが、ヒータークーラーで短くなるし、充電時間が長いという不便がある。こうしたなか、水素燃料自動車に戻ってくると思われる(p181) ・下がったら売ってもいいが、上がった場合は売ってはダメである。そのまま維持していなければ、それ以上のリターンが得られないから(p205) ・伊勢では古来より、東の「米座」時代は平和で心豊かな「精神の時代」、西の「金座」は激動で物欲が強い「経済の時代」と言われている。2013年に「金座」に移った(p219) 2019年8月15日作成

Posted byブクログ