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文学はおいしい。 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/10/03

食べ物の話しは、大好きです。 坂口安吾のラムネには、小林秀雄や三好達治がわやわや言ってるし、コレラで大流行したり戦争で必要になったりラムネからフグやキノコ、文学までおよぶ考察が安吾の思考だ。 と、 挿し絵も素敵。文章のまとめ方も好き。 「美酒佳肴の歳時記」森下賢一 と並んでいま...

食べ物の話しは、大好きです。 坂口安吾のラムネには、小林秀雄や三好達治がわやわや言ってるし、コレラで大流行したり戦争で必要になったりラムネからフグやキノコ、文学までおよぶ考察が安吾の思考だ。 と、 挿し絵も素敵。文章のまとめ方も好き。 「美酒佳肴の歳時記」森下賢一 と並んでいます。

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2020/09/25

小山鉄郎 著&ハルノ宵子 画「文学はおいしい。」、2018.9発行。幸田文「流れる」コロッケ、「おとうと」鍋焼うどん、芥川龍之介「蜜柑」蜜柑、佐藤春夫「秋刀魚の歌」秋刀魚、太宰治「津軽」ハタハタ、川上弘美「センセイの鞄」蛸しゃぶ、三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」ナポリタン、向田邦子...

小山鉄郎 著&ハルノ宵子 画「文学はおいしい。」、2018.9発行。幸田文「流れる」コロッケ、「おとうと」鍋焼うどん、芥川龍之介「蜜柑」蜜柑、佐藤春夫「秋刀魚の歌」秋刀魚、太宰治「津軽」ハタハタ、川上弘美「センセイの鞄」蛸しゃぶ、三浦しをん「まほろ駅前狂騒曲」ナポリタン、向田邦子「きんぎょの夢」おでん、林芙美子「放浪記」アンパン、黒井千次「高く手を振る日」焙じ茶 など。

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2020/01/18

ここ何年かライトな文芸や漫画で「グルメ」にスポットが当たっているが、 スポットが当たっていなくたって物語で重要な役割を果たしてきた料理がこんなにもあるのかと思い返された。 何よりあたたかみのある挿絵が良い。絵を見て小説に入り込んでいく感覚は不思議。

Posted byブクログ

2020/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 文章は小山鉄郎さん。新聞記者なんだけれど、いや、だからか、新聞に載せたコラム。ハルノ宵子さんは漫画家。一部の人には吉本隆明のお嬢さんの方が有名かも。 小山さんは、村上春樹論とか書く人で、白川静の紹介の本もたくさん書いている。多分小説とか読むのが好き。武田百合子さんの「富士日記」、武田泰淳の山荘暮らしの日記ね、から「松茸」を探してくるなんて、えらい。それに、ハルノ宵子さんは、写実みたいで、やっぱりマンガっぽい挿絵を描いてる。お暇な方にはピッタリ。

Posted byブクログ

2018/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 目次を開くと、まるで何処かのお店の品書きを見ているようだ。その数100種類。小説・エッセイなどに登場する食べ物、飲み物の食の歴史、それらが作品に使われた意味、簡単な作り方やレシピまで挿絵とともに綴られている。  ちなみに、角田光代『八日目の蝉』の作品の章では、「どんな人間にも、生きている価値があるということだろう。素麺の切れ端・ふしのおいしさは、希和子の人生と思いの象徴だろう。」…と本書で語られている。  サンドイッチの章で、宮本輝『水のかたち』に登場するキュウリのサンドイッチが、書かれていないのが残念。

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2018/11/29

「盆土産」のえんびふらい なつかしぃ~ 今でも教科書に載ってるみたいですね 「にごりえ」のカステラ 悲しくて甘いですね じんわりと味が染みるような小説 また読み返したくなります

Posted byブクログ