ミスコン女王が殺された の商品レビュー
三人の会話がとても好き。そしてここでロマンスの気配まで!一作目も好きだけれど、今回は最初からみんなの正体を知っているからかテンポよく楽しめた。 いやぁ、カーターの堅物な感じいいなぁ。 続きも楽しみ。おばあさまたちかっこいい。
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今回も面白かった。 (けど、一作目のあの衝撃はもちろんない。) 相変わらずアイダ・ベルとガーティの会話は最高だしフォーチューンの世間知らず(ある意味)も愉快。 最初から笑わせてもらった。 個人的にはウォルターおじいちゃんが大好きです。 早く続きも読めますように。
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ルイジアナ州「ワニの町」ことシンフルを舞台にした、痛快コージー。 待ちに待った2巻目である。 始まりは、1巻目の翌日。 翌日?! そう、翌日なのだ。こんな濃いタイムテーブルの小説が、今まであっただろうか? さすがシンフル、めまぐるしい町である。 申し訳ないが、1巻目ほどの破...
ルイジアナ州「ワニの町」ことシンフルを舞台にした、痛快コージー。 待ちに待った2巻目である。 始まりは、1巻目の翌日。 翌日?! そう、翌日なのだ。こんな濃いタイムテーブルの小説が、今まであっただろうか? さすがシンフル、めまぐるしい町である。 申し訳ないが、1巻目ほどの破壊力はない。 なぜなら、主人公フォーチュンが、ディープサウスのシンフルに馴染んできたからだ。 なにこの音、眠れない!! だったのが、「カエルね、耳栓しよう」へ。 なにこの侵入者!! が、「アライグマ、うんかわいいやつ」へ。 舞台に馴れ、そこの住人たちに馴染んできたフォーチュンの、ちょっとしみじみモードにつきあうことになる。 有能ゆえに、世間知らずな彼女に、爆笑してちょっとほろりとさせられる。 戸惑い振り回されるばかりだった「愉快な高齢者たち」とは、コンビネーションがうまれている。 友達になったアリーとは、より相手を知って親しくなっていく。 前作の重要人物マリーも出て来てその後を知ることができる。 恋愛の気配もある。 新しい場所に来て、そこに親しんでいく様を、フォーチュンとともに味わえる。 それをめいっぱい楽しむために、ぜひ1巻目の『ワニの町へきたスパイ』から読むことをおすすめする。 なにせ冒頭で、1巻の話を要領よくまとめてしまっているので、その意味でもそれをおすすめする。 タイトルの「ミスコン女王」は、誰もが悪くしか言わない人物。ここまで性悪なのはいっそ気持ちがよい。 けらけら笑って、ときどきほろり。秋の夜長を明るくすごすのにぴったりだ。おすすめ。
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