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民法がわかると会社法はもっと面白い! 改訂版 の商品レビュー

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2023/02/18

法律は物理や化学のように、日常とは違った言語体系を持っていて、その専門性と馴染みの無さ故に、学びにドッシリとした重量感がある。本を読みながら細切れに論理や情報を吸収していくのではなく、原理、法理と言った、自然科学や社会科学の存在理由を解き明かす、勉強らしい勉強になる。 民法は大...

法律は物理や化学のように、日常とは違った言語体系を持っていて、その専門性と馴染みの無さ故に、学びにドッシリとした重量感がある。本を読みながら細切れに論理や情報を吸収していくのではなく、原理、法理と言った、自然科学や社会科学の存在理由を解き明かす、勉強らしい勉強になる。 民法は大原則からして、補足が必要だ。民法の4大基本原則、私的自治の原則、所有権絶対の原則、権利能力平等の原則、過失責任主義。一義的に規定する厳選された言葉遣いであるはずだが、これだけで理解が難しい。 存続上の牽連性、諾成契約…。牽連性とか、全く馴染みがない。言葉の置き換えを理解する事が学習であり知能のような世界が存在していて、世の中のルールが多義的にならぬように、別の言語体系で定義されていて、それを自由自在に操れる資格や定量的に図る指標が一部の学歴信仰なのだろう。 さて、本著だが、そうした学習には最適な分かりやすさながら、唯一、弱点がある。先生と生徒が対話形式で面白おかしく法律談義するので、読みやすいのだが、この先生、クセが強い。ダジャレばかり言うので生徒にウンザリされるのだが、読み手も次第に、ウンザリしてくる。笑 難しい言語世界を理解しようという意欲を一々挫かれる感じだ。なかなか。

Posted byブクログ