人さらい の商品レビュー
小学4年生の女の子が誘拐された。 犯人は身代金1億円を母親に持たせることを要求してきた。 静岡県警と所轄の浜松中央署の刑事達が犯人逮捕に奔走する。 … 序盤から、ほんのり怪しい人がいましたが、やはりそうだった…。 登場人物が多く、初めは混乱しましたが、事件の全容がわかり始めてか...
小学4年生の女の子が誘拐された。 犯人は身代金1億円を母親に持たせることを要求してきた。 静岡県警と所轄の浜松中央署の刑事達が犯人逮捕に奔走する。 … 序盤から、ほんのり怪しい人がいましたが、やはりそうだった…。 登場人物が多く、初めは混乱しましたが、事件の全容がわかり始めてからは混乱もなく、先が気になり面白くなりました。 無残な姿で亡くなった2人の少女を思うと胸が痛いです。 自業自得なのかもしれませんが、清美のその後も気になります。
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新刊コーナーで目に付いた2冊が たまたまどちらも誘拐物で立て続けに読んだ。 奇をてらったもう1つの作品に比べれば こちらは正統派。 とはいえしょっぱなに大筋は読めてしまったし 謎解きや心理描写で心動かされることもなく。 この作者の本は初めて読んだと思うが どうやらシリーズ物なのか...
新刊コーナーで目に付いた2冊が たまたまどちらも誘拐物で立て続けに読んだ。 奇をてらったもう1つの作品に比べれば こちらは正統派。 とはいえしょっぱなに大筋は読めてしまったし 謎解きや心理描写で心動かされることもなく。 この作者の本は初めて読んだと思うが どうやらシリーズ物なのか 人物描写も省略されてキャラが弱く感じた。 [図書館・初読・11月30日読了]
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WOWOWドラマ「真犯人」を見て、翔田さんの原作をもっと読んでみたくなりましたが この「人さらい」も静岡が舞台。 しかも今回は浜松や磐田、袋井と馴染み深い地域が舞台で、しかも大半は駅が取り上げられています。 ゴールデンウィークの中田島の凧揚げ祭りも1つのキーポイントになっている...
WOWOWドラマ「真犯人」を見て、翔田さんの原作をもっと読んでみたくなりましたが この「人さらい」も静岡が舞台。 しかも今回は浜松や磐田、袋井と馴染み深い地域が舞台で、しかも大半は駅が取り上げられています。 ゴールデンウィークの中田島の凧揚げ祭りも1つのキーポイントになっているだけに 情景がかなり思い浮かびます。 前回の「真犯人」よりもまた展開がかなり早く、事件性も壮絶なだけに ラストまで一気読みでした。 「恨み骨髄」、壮絶な人の怨念が表された内容でもあり 人の怖さを改めて感じる小説でもあります。
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残忍な誘拐事件の捜査を描いた警察ミステリ。身代金奪取のためのトリック等も読み応えたっぷりなのですが、ここまでの犯行に至った動機の物語にぐいぐい引き付けられました。生半可な気持ちではここまでできるものじゃないので、どちらかといえば犯人に同情してしまう面も。 もちろんこういった犯罪は...
残忍な誘拐事件の捜査を描いた警察ミステリ。身代金奪取のためのトリック等も読み応えたっぷりなのですが、ここまでの犯行に至った動機の物語にぐいぐい引き付けられました。生半可な気持ちではここまでできるものじゃないので、どちらかといえば犯人に同情してしまう面も。 もちろんこういった犯罪はどんな理由があろうと許されるものじゃないし、子供に罪はないのですが。悲劇の種を自分で蒔いておきながらまったく無自覚で痛痒すら感じないあの人には、因果応報と言いたくもなってしまいます。やったこと自体は犯罪とまで言えないにせよ、何の罰も受けないのは許しがたいなあ。
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11月-4。2.5点。 銀行支店長の小学生の娘が誘拐される。 意表を突いた身代金の運搬方法、謎の爆発等々。 犯人は、そして人質の無事は。 登場人物の描写が薄すぎて、特に刑事の見分けがつかない。 真犯人の、真の動機も、取って付けたよう。 ページ数も少なく、必要な描写がなされてい...
11月-4。2.5点。 銀行支店長の小学生の娘が誘拐される。 意表を突いた身代金の運搬方法、謎の爆発等々。 犯人は、そして人質の無事は。 登場人物の描写が薄すぎて、特に刑事の見分けがつかない。 真犯人の、真の動機も、取って付けたよう。 ページ数も少なく、必要な描写がなされていない。 まあまあ好きな作家だが、残念。
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※このレビューにはネタバレを含みます
銀行支店長の娘が誘拐された。身代金は1億円。要求どおりに金を揃え、母親が受け渡しに向かうが、犯人に翻弄されてしまう。ようやくたどり着いた目的地では、爆発したタクシーの中から娘の死体が発見され…。 とにかく警察側の登場人物が多い。誰に注目すればいいのかわからないまま話が進んでいく。 心中事件の被害者3人の誕生日、近すぎでは? カネに困っている男・虻川と村木に恨みを持つ男・江口の出会いは偶然、居酒屋で。虻川は事業をしていたわけでもないのに、飲みの席の雑談で「銀行の貸しはがしについて」の話題が出るかな?あんまり親しくもない男に、江口家庭の事情を話し過ぎでは? さらに村木に恨みを持つ刑事・菊池は虻川の弱みを握っていて…とこれまた偶然がすぎる印象。 江口が出てこず、菊池と虻川のつながりだけだったらおもしろかったのに。 あと会話文が固い。口語ではあまり使われないような言葉が頻出している。
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『冤罪犯』『真犯人』と翔田寛の小説を読んできて、今回の『人さらい』を読んだわけだが、どういうわけか、誘拐に関する事件ばかりを取り扱っている。 実際、現代では、そんなに誘拐事件はあまり聞かない犯罪に思うのだが、なぜそこまで誘拐にこだわるのか。でも、何はともあれ、前作までに比べ...
『冤罪犯』『真犯人』と翔田寛の小説を読んできて、今回の『人さらい』を読んだわけだが、どういうわけか、誘拐に関する事件ばかりを取り扱っている。 実際、現代では、そんなに誘拐事件はあまり聞かない犯罪に思うのだが、なぜそこまで誘拐にこだわるのか。でも、何はともあれ、前作までに比べ、『人さらい』というタイトルは、エンタテインメント性が強く、またおどろおどろしい印象がある。そして、翔田寛は面白いというイメージを獲得したのではないだろうか。 さて、ある資産家の銀行員の娘が誘拐された。身代金は1億円。金を用意し、銀行員の妻が金を抱えて指定された場所に立っていると、タクシーが現れそれに乗せられた。後を追うも見失う警察官たち。やがて金に仕込んだGPSの反応も途絶えた。 娘を生きて取り戻すことができるのか。事件の背景を追っていくうちに、銀行員の強引な融資打ち切りによって一家心中をした家族がいたことが明らかに。怨恨によるものか、それとも金銭目的の犯行か。やがて、真実を知った時には愕然とし、強いやるせなさが残る。 子を持つ親にとって一番辛いことは何か。イジメ、自殺色々あるが、それでは大人による第三者からの犯行にはなり得ない。では、誘拐ならどうだろう。間違いなく身を切るような思いがあることは想像に難くない。 この事件の背景には人の思いがたくさん詰まっている。たくさんの人の思いに馳せると、涙せずにはいられない。きちんと生きよう。きちんと生きたい。
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小学生の誘拐事件。 身代金受け渡しが難しく成功確率が低いと言われる犯罪ではあるが、街の動きを読み、タクシーを駆使して総力挙げて犯人逮捕に臨む警察の裏をかき、まんまと身代金を手にする犯人。 しかも少女は遺体で発見される。 出し抜かれた警察は、事件解決に地道な捜査を続け、徐々に犯人像...
小学生の誘拐事件。 身代金受け渡しが難しく成功確率が低いと言われる犯罪ではあるが、街の動きを読み、タクシーを駆使して総力挙げて犯人逮捕に臨む警察の裏をかき、まんまと身代金を手にする犯人。 しかも少女は遺体で発見される。 出し抜かれた警察は、事件解決に地道な捜査を続け、徐々に犯人像を絞り込む。 決してやってはならない犯罪ではあるが、そこまで犯人を追い詰める事象があった。 誰もが不幸な非常に物悲しい事件。解決までのステップの描写、展開にどんどん引き込まれるが。
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