僕は僕の書いた小説を知らない の商品レビュー

喜友名トト(著者)

2024/05/29

好きなYouTuberレイクレのたかしが紹介してて読もうと思った本。

冒頭から前日の記憶がなく毎日PCを立ち上げ、昨日までの自分の起きたことなどを見てから始まる1日を過ごしている主人公、なぜなら前向性健忘というその日が終わると記憶がなくなるという障害を持ってしまったからである。

その中でも小説を書き続け最高の物語を残したいと葛藤しながら生きる毎日。

その中で出会った女性との恋愛物語も見どころである。

最後の最後に起こるどんでん返しがそうだったのかって思わざるを得ない物語であった。

2023/01/01

この作品は好き。なんてったって読みやすい。短く日付単位で分割されているので、隙間時間に読むのには非常に適している。「凄く感動できる恋愛小説」
意外とジーンと来る。中盤で「えっ、そうなる？でどうなる？」とページを読み進んだ。
で、よし明日から、私もがんばろうと言う気持ちになれる作品。
元旦に読んだのは良かったかもしれない。

2022/11/27

他の「作家の小節」を読んだ直後だったので、混乱した。
覚えていられるのが今日の分だけ。その様な状況で１０万字の作品を作りあげるのは、並大抵では出来ない筈。この奇妙な病気の完治を願わざるを得ない。

2022/09/10

最初から最後までだれるところがなくてとても読みやすかった

最後の真実については予想できる人もいるかもしれないけどとても衝撃が走ったし感動した

とても素敵な気持ちになれる一冊だった！

2022/05/10

昨日を失った男が、あがいた軌跡。
明日を求めた男に、起こった軌跡。(原文まま)

前向性健忘を患った小説家が歩む一つの物語。
後半にかけて物語が発展し、読み応え自体はあった。が、心の琴線に触れる点は多くなかったように思う。

それでも、"今日"が連続することで"明日の自分が形成される"ということがいかにありがたいことかを実感させてくれるものであった。

日常の中で忘れがちな大切なことに気づかせてくれるきっかけになるかもしれない。

2022/02/24

一日ごとに記憶がリセットされる症状を抱えた若手小説家の物語。「記憶のリセット」がストーリーに十二分に活かされていて、登場人物の魅力や文体の軽妙さも相まって、先へ先へと強烈に読み進めたくなりました。展開はある程度予想できますが、好感の持てる主人公や登場人物たちだからこそ、予想通りの展開になってほしいと願いながら読んだ作品でした。面白かったです。

2022/01/27

読み始めた時は、主人公のキャラクターの濃さや、話の進め方など、ねっとりしてて、しつこいと感じる部分もあったが、
全体を通して対話が多く、主人公の心情も口語ベースで非常に読みやすかった。

タイトルと読み始めで、予想はついていたので、どんでん返しのようなものはなかったが、話自体が面白く、主人公にとても人間らしさを感じ、ガッツリ感情移入してしまった。

中盤からのスピード感のある展開に、どんどん続きが気になって、終盤で目頭を熱くしながら読み終えました。

小説が苦手な人でも読めそうな本なのに、内容はとても熱く面白く、色んな人にオススメしたい本です。

2021/12/13

文体が口語のような感じで、人によって好き嫌いは分かれるらしいが、私としては読みやすくてよかった。
レビューを見ると、そういうことかー！と感嘆したような感想がちらほら見受けられたので、少し期待しながらページを捲っていったのだけれども、私の場合、そういうことねー、くらいな印象だった。
ものすごくどんでん返しというわけでもなく、なんとなく途中から、というかむしろ最初の方から結末も想像はできるよね、というような感じ。
とはいえ、難読なストーリーだけれど後半に期待を込めて根気よくページを捲っていたというような本はなく、前述の通り、とても読みやすかったから、こんなに頑張って読んだのに！っていう失望感は特になかったので、特に問題なし。
そして何より、この本のメッセージ性が、物語の端々から何度も伝わってきて、何度も自分を奮い立たせてくれたというか、本当に勇気付けられた。
だから個人的には、後半を期待しながら読むよりも、今この、1ページ、1ページを、ゆっくり噛み締めながら読むべき本なんじゃないかなと思う。
「負けるものか。諦めるものか。」

あと最後に、愚痴らせて。
あいつなんなのって人が出てくるけど、ほんとにあいつなんなの？
そういうことってよくあることなの？
まああのくだりがないと、この小説は成り立たないんだよなってことは重々承知してるんだけども、誰がどうやってどうやったらそんなことが起こりうるのか気になって仕方がないし、関わりのあるやつらにはおそらく天罰下るんだろうなっていう含みも持たせてはいたけれど、事の顛末まできっちりと書いてほしいなーって、ちょっともやもやしている。もやもやもや。

2021/12/03

自分がこのような状況になったときに主人公のように前へ進む気持ちになれるだろうか？主人公とカフェ子の関係も微笑ましかったな。途中で結末は読めたけども最後の発表の仕方は好きw

2021/11/14

最後にどんでん返しあり。
このまま上手くいくのか・・・と思いきや。
でも、最後にはもっとよくなった。
読後感もいい。
翼さんとの関係が切なかったけど
最後には「よかったな」と思える終わり方でした。