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人形メディア学講義 の商品レビュー

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2023/03/19

人形を通して、人間を考える。 「人形」の範囲が広すぎて、全てを対象とするが故に、絞った結果としても、あっちこっちの人形に話が飛んでいく。もっと一つ一つに対して深く聞きたくなる。 人形の裏に見える社会情勢や、人間と人形の一対一の関係、人形を通して人間同士の関わりが深まっていくことも...

人形を通して、人間を考える。 「人形」の範囲が広すぎて、全てを対象とするが故に、絞った結果としても、あっちこっちの人形に話が飛んでいく。もっと一つ一つに対して深く聞きたくなる。 人形の裏に見える社会情勢や、人間と人形の一対一の関係、人形を通して人間同士の関わりが深まっていくこともあったりと、人形が映す人間という視点は面白いなと思った。

Posted byブクログ

2023/02/13

トイストーリーにおけるウッディ達とアンディの関係性。 ゴジラのアナログな作り方、それに伴う魅力。 むずかしいよ〜〜という部分も多くて、 しばらく放置してたけどおもしろかった。 「ゴジラ」「トイストーリー」「チャイルドプレイ」「映画アンパンマンいのちの星ドーリィ」などなど観たく...

トイストーリーにおけるウッディ達とアンディの関係性。 ゴジラのアナログな作り方、それに伴う魅力。 むずかしいよ〜〜という部分も多くて、 しばらく放置してたけどおもしろかった。 「ゴジラ」「トイストーリー」「チャイルドプレイ」「映画アンパンマンいのちの星ドーリィ」などなど観たくなる映画がたくさん増えた! アイドルと人形の近い部分も感じられて興味深かったなあ。

Posted byブクログ

2019/01/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

澁澤的な暗さ・重さではなく、ポップカルチャーも参照する明るい・軽い人形論。 そこはとりたてていわずとも薄々わかってはいたが、言語化して整理するという人文学への感謝は忘れるべきではない。 本書の核心は、人形との触れ合いが内面化して人形そのものは不要になるという「トイ・ストーリー」に尽きる。 個人的には「スルタンの象と少女」に大いに興味をそそられた。 早稲田大学 文学学術院(文学部/文化構想学部)の学生たちが選ぶ、 いま最も「面白い」講義を書籍化! 高尚で難解な人形文化論はもう飽きた! ? 淫靡でも耽美でもフェティッシュでもない、大衆/俗物的な人形たちへの新たな学術アプローチ。 特別対談1:スーパー・ササダンゴ・マシン(覆面プロレスラー) 特別対談2:増淵宗一(日本女子大学名誉教授/リカちゃん人形研究者) ●本書で言及される主な対象:『トイ・ストーリー』、『クレヨンしんちゃん』、『それいけ! アンパンマン』、『ゴジラ』、『くまのプーさん』、『チャイルド・プレイ』、『ラースと、その彼女』、『ピノッキオの冒険』、『ねほりんぱほりん』、リカちゃん、バービー、ジェニー、橋本ルル、ガチャピン、ふなっしー、初音ミク、ラブドール、人形劇団プーク、サミュエル・フット、ゴードン・クレイグなど ●目次 はじめに(どこまで人形か/人形メディア学とはなにか/本書の構成) 第一部 二重に生きる人形たち 第一章 『トイ・ストーリー』のオモチャたちはなぜ見られてはいけないのか 第二章 あなどるなかれ人形劇 第二部 着ぐるみから超人形へ 第三章 着ぐるみ身体論序説 第四章 超人形ってなんだろう 第三部 人形愛のずっと手前、もしくはその傍ら 第五章 もてあます、人形へのその愛 第六章 リカちゃんはなぜ太らないのか 第四部 人形とホラー事始め 第七章 なぜ人形とホラーか 第八章 最強ホラーとしてのアンパンマン 特別対談PART1 ゲスト スーパー・ササダンゴ・マシン 特別対談PART2 ゲスト 日本女子大学名誉教授・増淵宗一

Posted byブクログ