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東京すみっこごはん 楓の味噌汁 の商品レビュー

3.9

50件のお客様レビュー

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2019/06/09

続編を楽しみにしている、数少ないシリーズものの1つ。 (惰性で読み続けているものもある) 続編刊行の予定があるようで、とても楽しみです。 スキヤキの男の子の今後が知りたいなあ。

Posted byブクログ

2019/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読むの作者 成田名瑠子氏の本である。 第4作目らしいのに、全然読んで無いのが申し訳ないのだが、、、この本を手に取ってしまっていた。 最初に、ページをめくると、 共同台所 すみっこごはん *素人が作るのでまずい時もあります。・・・・ そして、ルールも、、、書かれていた。 読み始める時に、頭に浮かんだのは、最近話題の「こども食堂」のようなものなのか?と、、、 最初のクリームコロッケから、瑠衣ちゃんの見栄っ張りな登場人物、、、そして、今流行りのインスタ映えの写真。 嘘を嘘で、重ねて、息苦しくなっている事に、気付いているだけ未だマシなのか?と、思いながら読み進んで行った、、、 そして、最初の共同台所の仕組みが、少しづつ理解出来て来て、話の内容が面白くなって来た。 しかし、SUKIYAKI で、瑛太君が登場してくるのだが、、、貧困と、言っていいのか?、母子家庭のつつましさから、修学旅行も行けず、そして、進学も断念しないといけないなんて、、、 でも、瑛太の晩ごはん代に500円玉が、置いてあるところを見ると、それだけで、食費代1ヵ月15,000円か! 手を差しのべてくれる人が、居るだけ幸せなのかもしれないと、思いながら、この本を読んでいる。 そして、虐待で、亡くなった、小学4年生の心愛ちゃんの事を思い出した。 貧困でもないのに、食事もさして貰えず、本当だったら、愛されるべき親から、虐待を受け、そして産みの母親からも、保護されず、訴えた学校の教師からは、父親に逐一報告されて、睡眠もとらされず、冷たい風呂場で、立たされて真冬に水をかけられていたなんて、、、、おぞましい出来事、、、、、そして誰を信用してよいのか?、、、この本の瑛太と境遇は違うけど、子どもの真の心の中は、大声で叫びたい言葉が、あるだろうになんて、、、頭の中を駆け巡りながら、立ち去った瑛太君が、又この台所に戻って来て、笑顔を見せてくれるのか?と、作者にお願いしたい気になってしまった。 楓の味噌汁では、本当の、父親が、登場するのだけれて、母親の由佳の事が、少しづつ理解出来て来た。 楓に弟が、出来る・・・・ 前作を読んでいなかったが、話の内容が、良くわかる。 年齢も職業も違う者たちが、集まって、食事を作り、そして、皆と一緒に食べる。 今、家に居ても、家族が、一緒に食事をしない家庭も多くなって来ているみたいである。 そんな中で、家族でもない、そして、血のつながりも無い者、心が少し折れている者でも、暖かく迎えてくれるこんな場所が、あれば、、、、良いのに、、、と、思ってしまって、本を閉じた。 続きが、読みたくなった。

Posted byブクログ

2019/03/30

楓さんとその周りの人々にはあまり共感出来なく、私も楓さんのような女子は苦手だし、やたらと連帯感のあるあの食堂にはきっと馴染めないと思いました。瑠衣さんや瑛太くんの方がリアリティがあり、物語として面白いしもっと先の部分も書いて欲しかったです。

Posted byブクログ

2019/02/08

 「東京すみっこごはんシリーズ」の第4作。  東京の昔ながらの商店街。昭和の町並みがそのまま残った商店街の,路地裏のすみっこに,その共同台所,すみっこごはんがある。  読者モデルとは聞こえがいいけれど,無理してセレブ感を出している派遣のOL,瑠衣が主人公の「安らぎのクリームコ...

 「東京すみっこごはんシリーズ」の第4作。  東京の昔ながらの商店街。昭和の町並みがそのまま残った商店街の,路地裏のすみっこに,その共同台所,すみっこごはんがある。  読者モデルとは聞こえがいいけれど,無理してセレブ感を出している派遣のOL,瑠衣が主人公の「安らぎのクリームコロッケ」。  母一人子一人で,高校進学も厳しい家庭の瑛太が主人公の「SUKIYAKI」。  楓と,生まれる前に失踪していた父,豊。そして楓が幼かった頃になくなった母,由佳。その家族をつなぐ「楓の味噌汁」。  三つの短編ではありますが,楓,すみっこごはんとそこにやってくる人々,柿本さん,田上さん,金子さん,丸山さん,奈央さん,一斗さん,秀樹くん,純也。それぞれの人生の物語がすみっこごはんの食事を通じて交わっているのが羨ましいです。食べることって大事だなあ。  今回は,瑠衣にしても,瑛太にしても,あまり生活が恵まれているとはいい難く,そんな主人公たちが悩みを抱えているところも。経済格差,貧困など,いろいろと考えさせられるところもありました。

Posted byブクログ

2019/02/04

図書館で借りたもの。 訪れる新顔は、SNS映えを気にする読者モデル、普通の生活すら困難な中学生、修行中の料理人、そして誰もが思いがけなかった人。新たな出会いは楓を深く悩ませて…。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台のシリーズ第四弾! SNS映えや隠れた貧困など、今の時...

図書館で借りたもの。 訪れる新顔は、SNS映えを気にする読者モデル、普通の生活すら困難な中学生、修行中の料理人、そして誰もが思いがけなかった人。新たな出会いは楓を深く悩ませて…。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台のシリーズ第四弾! SNS映えや隠れた貧困など、今の時代ならではの問題が出てきた。 楓の言葉や眼差しがまっすぐで、、思わず目を逸らしたくなる気持ちもわかるなぁ。 続きが気になる! あと、ふわふわのだし巻き玉子が食べたい!

Posted byブクログ

2019/01/16

「いつでも、誰でも、帰って来られる場所。たとえ初めて訪れた人でも、帰ってきたような気持ちになれる場所」そんな「共同台所すみっこごはん」があるというだけで心強い!(^o^)楓ちゃんの事は上手くいきそうだけれど、瑛太の事がとても心配…(--;)続編に期待♪

Posted byブクログ

2019/01/15

全員がすみっこごはんの仲間になるわけじゃない。綺麗事だけではないリアルさでこれも良い。苦味も効いていて、やっぱりご飯は美味しそう。

Posted byブクログ

2018/12/29

今回はテーマが重かったけど、知って考えていきたいことでもある。 あの男の子はどうなるのだろう。

Posted byブクログ

2018/12/18

共同台所 すみっこごはん くじで当たった人が食事を作り皆んなで食べるなんてなんて面白い発想なんでしょう。あのレシピノート実際に見て作ってみたいなぁとつい思ってしまいます。楓の味噌汁のエピソードが好きです。

Posted byブクログ

2018/12/14

シリーズも4冊目なのでレギュラーの人物は勝手に動いて喋るという感じですね。澪つくし料理帖みたいな安心感。その分だいぶあっさりして後に残るものがないかも。今回ははっきりと決着がつかなかったエピもあるので、また次巻で登場するのかもしれませんね。続きがすごく気になるタイプの小説ではない...

シリーズも4冊目なのでレギュラーの人物は勝手に動いて喋るという感じですね。澪つくし料理帖みたいな安心感。その分だいぶあっさりして後に残るものがないかも。今回ははっきりと決着がつかなかったエピもあるので、また次巻で登場するのかもしれませんね。続きがすごく気になるタイプの小説ではないけれど、新刊が出たらまた読みたいな〜。

Posted byブクログ