発達障害に生まれて の商品レビュー
ものすごく具体的なので、いろいろな場面が目に浮かぶよう。 ただし、1つの事例であって、汎用的な話ではないことは留意する必要がある。 出生前検査で異常の可能性があることがわかって泣いている母親を叱責する医師のこの一言、かなりきます。 『何をそんなに泣いているんですか!障害児だっ...
ものすごく具体的なので、いろいろな場面が目に浮かぶよう。 ただし、1つの事例であって、汎用的な話ではないことは留意する必要がある。 出生前検査で異常の可能性があることがわかって泣いている母親を叱責する医師のこの一言、かなりきます。 『何をそんなに泣いているんですか!障害児だったら要らないから、この検査を受けるんでしょ?どんな子どもでも生む覚悟ならこの検査は受けないでしょ?泣いたって仕方がないことだ。』 もちろん、正解は何もないのですが、いずれにしろ覚悟は問われるのには違いないですね。
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発達障害についてよく知らない人にぜひ読んでほしいです。私にも自閉症の子供がいますが、読みながらあるあると思うことが多かったです。発達障害のことを理解してくれる人が増えてくれば、少しはそのような人たちに優しい社会になるように思います。
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昔から電車などで知的障害の方に遭遇するたび、この人を育てている親はどんなことを考えているのだろうと思っていた。今年自分に子供が生まれ、子育ての大変さや命の尊さを実感し、昔からの疑問はますます強くなった。 自分の子供が障害を持っていたら、どんな気持ちで毎日を過ごすのだろう、と。 少...
昔から電車などで知的障害の方に遭遇するたび、この人を育てている親はどんなことを考えているのだろうと思っていた。今年自分に子供が生まれ、子育ての大変さや命の尊さを実感し、昔からの疑問はますます強くなった。 自分の子供が障害を持っていたら、どんな気持ちで毎日を過ごすのだろう、と。 少しでもその気持ちが知りたくてこの本を読みました。 結果、読んで本当に良かったと思った。前半部分の母の障害への抗いや認めるまでの葛藤の部分は読んでて本当に苦しかった。それでも、最終的には幸せに生きている、という事に共感できたので、最後まで読んで本当に良かった。 人間の社会には多様な人がいる。 社会で生きる以上、沢山の人に読んで欲しい本だと思った。
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