試験に出る哲学 の商品レビュー
哲学の勘所をうまくおさえてまとめていると思うが、初学者にそれがうまく伝わるかは微妙。そこは哲学用語図鑑と同じ。ある程度わかっている人にはわかるが、ある程度わかっている人にとってはたいして面白くない。ただ、ハイデガーとウィトゲンシュタインのところはちょっと面白かった。あと、ブックガ...
哲学の勘所をうまくおさえてまとめていると思うが、初学者にそれがうまく伝わるかは微妙。そこは哲学用語図鑑と同じ。ある程度わかっている人にはわかるが、ある程度わかっている人にとってはたいして面白くない。ただ、ハイデガーとウィトゲンシュタインのところはちょっと面白かった。あと、ブックガイドは新書や文庫が多くて参考になる。
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「試験に出る」というタイトルから受験生向けかと思うとさにあらず。 センター試験に出たことのある哲学の問題から著者が厳選して集めた問題を取っ掛かりとして広く浅く西洋思想が学べわる仕組みになっている。 小難しい話は置いといて西洋思想ってどんなもん?と気軽に読める入門書。 難しくは...
「試験に出る」というタイトルから受験生向けかと思うとさにあらず。 センター試験に出たことのある哲学の問題から著者が厳選して集めた問題を取っ掛かりとして広く浅く西洋思想が学べわる仕組みになっている。 小難しい話は置いといて西洋思想ってどんなもん?と気軽に読める入門書。 難しくは無いけれど中身は充実。 巻末のブックガイドがとてと重宝でありがたい。
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古代から近代までの主要な哲学の辿った道を簡単に学ぶことができた。 近代になると科学技術が哲学の領域に大きく影響を及ぼしているように感じて、小難しく理解が難しいと思った。
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どこかのブックガイドから。たまたま今、ちょっとずつ哲学用語図鑑を読み進めているところだったから、タイミングとしてもバッチリかな。本新書は、あちらの図鑑から更に主要な人物にターゲットを絞り、一方で、その各人についてはもう少し掘り下げて解説する、みたいな結構。センター試験を縦軸にって...
どこかのブックガイドから。たまたま今、ちょっとずつ哲学用語図鑑を読み進めているところだったから、タイミングとしてもバッチリかな。本新書は、あちらの図鑑から更に主要な人物にターゲットを絞り、一方で、その各人についてはもう少し掘り下げて解説する、みたいな結構。センター試験を縦軸にっていうのも、なるほど確かに、入門にはうってつけだな、と。高校卒業に至るまで、ほぼ全くノータッチの分野だから、まだまだ分からないことだらけ。けど、色んなところで目にしてきたあれやこれが、実は哲学思想から来ていた、みたいなことの多さに改めて感銘を受けた。もっと掘り下げてみないと、って気にもなる。
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センター試験の倫理の問題を各章の冒頭にかかげて、西洋哲学史をいろどる思想家たちについての基本的な解説をおこなっている本です。 読者自身が哲学の問題に直面して考えるということを重視する、教養主義的な態度とはまったくかけ離れたスタイルの入門書です。著者の文章は、受験参考書的なわかり...
センター試験の倫理の問題を各章の冒頭にかかげて、西洋哲学史をいろどる思想家たちについての基本的な解説をおこなっている本です。 読者自身が哲学の問題に直面して考えるということを重視する、教養主義的な態度とはまったくかけ離れたスタイルの入門書です。著者の文章は、受験参考書的なわかりやすさが感じられる説明のしかたになっており、西洋哲学史についてざっくりとした知識を得ることのできます。これもまた、入門書が果たすべき目的のひとつではあるはずです。 巻末にはブックガイドが付されているので、より踏み込んで勉強してみたいという読者は、そこからもっと深く哲学の世界に入っていくことができるのではないかと思います。
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現代の成人の多くが通った「センター試験」という入り口を構えることで、日本人には馴染みの薄い哲学への入門を誘う一冊。 内容も試験形式で設問があり、それを解くことにより理解が確認できる方式を取っている。最初は解けなかった設問が解けるようになることで、しっかりと満足感を得やすい哲学入...
現代の成人の多くが通った「センター試験」という入り口を構えることで、日本人には馴染みの薄い哲学への入門を誘う一冊。 内容も試験形式で設問があり、それを解くことにより理解が確認できる方式を取っている。最初は解けなかった設問が解けるようになることで、しっかりと満足感を得やすい哲学入門書になっている。 おすすめの西洋哲学入門書として、ここに記録しておきたい。
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2021.07.11 読み終わるのに意外と時間がかかった。試験問題をうまく使うとでただ読むだけでなく、再読につながって良い。難しすぎずとても学びになったのではないかと思う。また、自身の得意、不得意がよくわかる。
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p117 デカルト 方法序説 良識はこの世でもっとも公平に分け与えられているものである p171 ヘーゲル 世界史とは自由が拡大していくプロセスである 弁証法 正ー反ー合 ある主張(正)に対して、それに反する主張(反)が対置だれ、その両者を高い次元で統合する(合)ことが弁証法...
p117 デカルト 方法序説 良識はこの世でもっとも公平に分け与えられているものである p171 ヘーゲル 世界史とは自由が拡大していくプロセスである 弁証法 正ー反ー合 ある主張(正)に対して、それに反する主張(反)が対置だれ、その両者を高い次元で統合する(合)ことが弁証法 この合の部分(矛盾を統合すること)をアウフヘーベン(止揚)とよびます あらゆる事物は、否定を原動力として発展していく
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センター試験の問題を呼び水にして西洋哲学の変遷を纏めた著作 紀元前のソクラテスから近代のウィトゲンシュタインまで 私自身、紀元前の哲学は退屈さが否めなかったのだが、本著では関係性と影響を重ねながら時代を下って行くので、過去の哲学の意義について理解が深まった 自然を畏怖し、神を絶対...
センター試験の問題を呼び水にして西洋哲学の変遷を纏めた著作 紀元前のソクラテスから近代のウィトゲンシュタインまで 私自身、紀元前の哲学は退屈さが否めなかったのだが、本著では関係性と影響を重ねながら時代を下って行くので、過去の哲学の意義について理解が深まった 自然を畏怖し、神を絶対とした価値観から自然科学へ転換するには、これ程までに思慮深い方達の思索が積み重なる必要があったのだと感慨深かった 何も知らずとも、自然科学の知識を学べる今が幸福であると感じるが、その価値すら理解できなくなっている世界に辟易ともする
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「神とは何か」「自由とは何か」「知識とは何か」とか普段考えることがほとんどない。語りもしない。 哲学?何でこんなにまどろこしい言い方するんだろう。結局何が言いたいのかわからない。 それでも最後まで読み切った。少しは見えてきた。気がする…
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