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ふしだら義母 リベンジ調教 の商品レビュー

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言いなり系のスタイルを借りて描かれたヒロインの強欲

表紙カバーイラストの首輪やサブタイトルの「調教」からイメージされるテイストではない。美麗で素晴らしい表紙ではあるが内容を正しく伝えているとは言い難く、サブタイトルも含めてある種のミスリードを狙ったのであれば、あまり奏功していないと思われる。メインタイトルの「ふしだら義母」が正鵠を...

表紙カバーイラストの首輪やサブタイトルの「調教」からイメージされるテイストではない。美麗で素晴らしい表紙ではあるが内容を正しく伝えているとは言い難く、サブタイトルも含めてある種のミスリードを狙ったのであれば、あまり奏功していないと思われる。メインタイトルの「ふしだら義母」が正鵠を射ているだけに違和感を覚える装丁である。 かつての女上司【慶子】とはオフィスラヴの関係だった主人公は6歳年下。その魅力に惹かれていたが、慶子優位の関係を継続させられた後、一方的に別れを切り出されてしまう。会社も辞めるハメになり傷心の主人公。これが物語の背景である。 5年後。主人公の父親が突然再婚すると言い出す。その相手は何と33歳になっていた慶子その人。以前のキャリアウーマン然とした怜悧さは影を潜め、ゆったりした余裕を見せる佇まいになっていた。会社勤めに疲れ、1人の女として幸せを掴みたいとする慶子だが、こっぴどく袖にされた記憶が拭えない主人公は憤慨するばかり。自分だけ幸せになろうなんて許せない!それが自分の父親とだなんて!だったら過去をちらつかせて慶子を貶めてやろう!これが物語の本筋である。 しらを切るような姑息さは見せないものの、何とか懐柔を図ろうと慶子の方から手淫や口淫に及ぶ場面もある。貞淑であろうと努めるも過去を知られているだけに淫らな本性は隠せるべくもなく、主人公の追求や迫りには抗う態度を見せる(結婚した当初は抗っている)ものの、次第に夫が仕事優先になることもあって空閨を満たす絶好の相手になっていく。5年もの時を経て慶子の御眼鏡に適う責めを見せるようになった主人公より思わぬ露出&羞恥プレイを施されたりもして幾度も絶頂へと導かれている。もちろん、普段は変わった素振りを見せることもなく、自分から誘うこともなく、夫の前でも平然と振る舞う慶子である。 そんな慶子には大学3年生の妹【萌音】がいる。連れ子ならぬ連れ妹として同居させてもらっている。慶子と主人公の交合を何度も目撃してしまう萌音だが、牝と化した姉の艶姿に触発され、遂には主人公と結ばれる。そんな萌音と主人公の関係を疑った慶子によって鉢合わせの軽い奪い合いにもなり、つまりは萌音の横槍によって慶子が自ら主人公を求める契機となっている。淫らさに強欲なオンナの痴態が炙り出されている。 ただ、これを以って萌音の役割とするならば、例えばトイレや風呂場など他にも描写できるシチュエーションはあり、突然に帰宅した夫に見つかりそうになるといったスリルを設けることもできただろうし、そうした興奮の醸成を慶子が積極的に求める動機にさせることもできたように思われる。慶子の1人ヒロインでじっくり読みたかった心持ちも残るのは、それだけしたたかでふしだらな魅力に溢れていたからと言えよう。

DSK