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草屋根と絵筆 の商品レビュー

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2021/12/15

興味ある内容だからか、とても良い。 1回たずねたきりで縁切りになる場所もあるし、好みの環境や家に出会うと数回数十回通ってそれだけの実作をするのが普通である。同じ位置に画架をすえる時もあるし前後左右に移動してしかも季節の変わるたびに取材しても少しも興味を失わない条件の土地もある ...

興味ある内容だからか、とても良い。 1回たずねたきりで縁切りになる場所もあるし、好みの環境や家に出会うと数回数十回通ってそれだけの実作をするのが普通である。同じ位置に画架をすえる時もあるし前後左右に移動してしかも季節の変わるたびに取材しても少しも興味を失わない条件の土地もある 草屋根の古民家を題材とした向井潤吉と言う画家のエッセイ かつて柳田國男先生から鉄道の鉄道の間を草履がけであるくことですなぁと教えられたが私にそれほどの時間的また体力的に自信のない今日せめて新しく紹介された民家を求めていくのが精一杯である 柳田國男先生とも親交があるのがすごい 小学5年で母が亡くなる 明治45年7月末明治天皇崩御の2日前だった 小1の遠足で背負ったお弁当の温さ、母の葬式に駆けつけた祖父の様子など昨日のように目に浮かぶとのこと ちゃんと仕事と姓名が残っている宮大工の祖父はすごい。父も宮大工だ。(職場の知り合い) 大正12年9月1日関東大震災の日は土曜日であった 大正5年から関西美術院へ通い始め、震災の日は従軍していた。院には4年在籍した。 大正8年に18歳、昭和2年にパリへ。2年間滞在 昭和初期に軽やかにシベリア・パリを楽しんでいる(貧乏ながらに)姿は印象的。 言葉がわからなくてもフランスに住めるんだ…その行動力に脱帽。

Posted byブクログ