世界でいちばん働きがいのある会社 の商品レビュー
GTPWの考え方に基づく働きがいの定義とその重要ファクターの説明。組織づくりの参考にしたい人は読んで損なし
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日本企業の働きがいのレベルは残念ながらグローバルでは高くない。つまり、働きがいのある会社や職場を意図的につくり出せる力のある企業が、日本には少ないということである。 早急に、日本全体の「働きがいを高める力」を高めないことには、近い将来、優秀な人材が日本企業から消えてしまうだろう...
日本企業の働きがいのレベルは残念ながらグローバルでは高くない。つまり、働きがいのある会社や職場を意図的につくり出せる力のある企業が、日本には少ないということである。 早急に、日本全体の「働きがいを高める力」を高めないことには、近い将来、優秀な人材が日本企業から消えてしまうだろう。繰り返すが、今の日本企業にとって「働きがい」向上の鍵となるのは、「働きやすさ」よりも「やりがい」の向上である。 もちろん、やりがいや働きがいはそう簡単に実現できることではない。働きがいのある会社づくりとは、働きがいのある企業文化づくりのことである。(p.234) 1日でも早く、働きがいのある会社づくりに取り組むこと、そして、その積み重ねが10年後、20年後の会社の繁栄を左右する。文化づくりは時間がかかるからこそ、手遅れにならないうちに着手したい。(p.235)
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成果を厳しく問うアメリカで、働きがいや、プライベートも含めた社員の幸せを願う動きが出ている事に驚く。一体どういう事だろう? 最近のネット企業が独自の社内文化を追求する中で、文化の継承を担う社員の働きがいに行き着いたのだろうか。もしくは、企業間でエースを取り合う中で、社員の働きがい...
成果を厳しく問うアメリカで、働きがいや、プライベートも含めた社員の幸せを願う動きが出ている事に驚く。一体どういう事だろう? 最近のネット企業が独自の社内文化を追求する中で、文化の継承を担う社員の働きがいに行き着いたのだろうか。もしくは、企業間でエースを取り合う中で、社員の働きがいに着目しているのだろうか。 元々、社員を家族と考えていた日本企業が、雇用の流動化に力を入れている事と対象的な動きも興味深い。
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・働きがいのある会社とは、「従業員が経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社」である。 ・働きがいのある会社は、売上高成長率や生産性、 イノベーションなどにおいてライバル企業をしのぐ。従業員にとっての働きがいは、会社の業績をも左右...
・働きがいのある会社とは、「従業員が経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社」である。 ・働きがいのある会社は、売上高成長率や生産性、 イノベーションなどにおいてライバル企業をしのぐ。従業員にとっての働きがいは、会社の業績をも左右するということ。 ・企業が注目すべきは、米国の労働人口の3分の1を占め るミレニアル世代(1981~2004年生まれの人)。彼らは、やる気を起こさせるような仕事の目的や、透明性の高い職場を求める。 ・すべての従業員が働きがいを感じる「全員型働きがいのある会社」は、次のような方法で従業員の働く意欲を高めている。 └あらゆる従業員に対して敬意を示す。 └従業員に、多くを学び、成長できる場を提供する。 └従業員が自分の仕事の意味を見いだせるよう手助けする。 ・全員型働きがいのある会社は、次のような取り組みも行っている。 └人間らしい関係を育むことで、従業員同士が互いを思いやる環境を醸成する。 └経営者が従業員を「公正」に扱う。 └会社が従業員と「繁栄」を分け合う。 上記の取り組みは、世界に広がる不信感、経済的な不安、機会の不足といった問題の解決に役立っている。
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