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「本の読み方」で学力は決まる の商品レビュー

3.2

17件のお客様レビュー

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2023/10/10

MRIの中で読書をしてもらったのだという。普段通りの速さで読む条件と、できるだけ早く読む条件。できるだけ早く読むと言語に関わる脳領域ブローカ野・ウェルニッケ野などの活動が低下し、逆に空間認知に関する脳領域の活動が高まっていることが判明した。読書は、脳活動に影響を及ぼす。それはそう...

MRIの中で読書をしてもらったのだという。普段通りの速さで読む条件と、できるだけ早く読む条件。できるだけ早く読むと言語に関わる脳領域ブローカ野・ウェルニッケ野などの活動が低下し、逆に空間認知に関する脳領域の活動が高まっていることが判明した。読書は、脳活動に影響を及ぼす。それはそうだろう。読書以外も脳の活性部位は違えど、脳が使われる。 面白いのは、その場所の違いで、興味深いのは、活性化により能力が向上するのかという点だ。 意味のない文字記号を見せると、脳の後頭葉が働く。意味のある文字の場合は、後頭葉に加えて頭の横側にあるウェルニッケ野が活動する。ウェルニッケ野は、言葉の意味を理解するときに使われる。さらに、アヒルのような単語を見ているときには後頭葉、ウェルニッケ野に加えてブローカ野が活動する。ブローカ野は言葉を作り出す領域。 読書をたくさんしていた子供たちほど神経繊維ネットワークの結束力が強く、3年後の神経回路の発達度合いも大きかったと言う結果が得られた。これは拡散テンソル画像と言う脳の領域をつなぐ神経繊維の結びつきの強さがわかる画像の観測によるものだ。鍛えられる、という事が少しは言えそうだ。 というよりも、読書を特別視せずとも、勉強であっても教科書を読むのだが、勉強と呼ぶような読む行為は確実に反復する事でテストの点をアップさせるし、その観点で言えば、読書は脳を鍛えると言えるはずだ。

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2023/09/23

 絶対に他人から言われた通りにできないし、むしろこうすべきと言われた瞬間その真逆方向に全速力で走りたい衝動に駆られるタイプなので、育児本の類はあまり読まないようにしている。でも、いまだに読書の習慣化に手こずっている小四の息子を前にどうしたもんかと悩む日々の中、図書館で目に入ったこ...

 絶対に他人から言われた通りにできないし、むしろこうすべきと言われた瞬間その真逆方向に全速力で走りたい衝動に駆られるタイプなので、育児本の類はあまり読まないようにしている。でも、いまだに読書の習慣化に手こずっている小四の息子を前にどうしたもんかと悩む日々の中、図書館で目に入ったこの本の著者がニンテンドーDSの「脳トレ」シリーズを監修した方のことで、借りてみた。  小学校高学年〜中学生を対象に、勉強時間・読書時間・睡眠時間の3点を軸に、それぞれの増減で子どもの成績がどのように変遷するかが分析されていた。グラフや表も多く、1時間弱で読み切れた。読書はすればするほど学力向上に繋がるというわけではなく、長すぎても良くない(睡眠や勉強が犠牲になってしまう可能性を示唆)という点はなるほどと思った。そういえば以前、息子の小学校の学級通信に「勉強も遊びもやりすぎはだめ」というようなことが書かれていて、国の教育機関にしてはエッジィなことを言うじゃないのと思った記憶があるが、おそらく正論なのだろう。  息子はこの夏からついにスマホを持った。Nintendo SwitchやYouTubeも大好きだ。楽しいよね、わかる。でも読書習慣はゼロにならないように親としても頑張る。

Posted byブクログ

2023/05/20

脳科学など根拠にしてて、ただこれがいいという説明でないので納得できる どんなに勉強しても読書しないと成績伸びない 小学生は勉強2時間より勉強1時間読書1時間 細切れ読書 読み聞かせはコミュニケーションの脳が働く

Posted byブクログ

2022/11/19

読書が学力を左右する 言語機能の発達は8〜10歳 小学生のうちはたくさん勉強するより、読書をして幅広い知識や視野を身につけたり、豊かな感受性を養うほうが学力にも結びつく 読み聞かせは親子の良好なコミュニケーション。心が安定し、信頼と愛着が増す。

Posted byブクログ

2021/07/31

読書と学習はやはり関係があるようだ。 とは言っても何事も「〜し過ぎ」はよくない。 1日30分ほどの読書を私も習慣にしてみようと思う。

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2021/04/17

読書と学力の関係など、時間や年齢その他、様々な角度から相関関係だけでなく、因果関係も明らかにしようとした研究を紹介した本。 読書しない小中学生の偏差値は低い、逆に2時間以上、読書している人の偏差値が下がるのは、それ以上に睡眠を削ったりしている影響があるとのこと。 良く寝て、良...

読書と学力の関係など、時間や年齢その他、様々な角度から相関関係だけでなく、因果関係も明らかにしようとした研究を紹介した本。 読書しない小中学生の偏差値は低い、逆に2時間以上、読書している人の偏差値が下がるのは、それ以上に睡眠を削ったりしている影響があるとのこと。 良く寝て、良く本を読み、良く勉強する子は、成績がいい、という、超当たり前の結論。 読書習慣をつける為に、親が読み聞かせをすることが良い、というのも当たり前で、やはりスマホに子守をさせてはいけないんですね。 MRIや脳神経の話は興味ない人は飛ばして読んでも結論が書いてあるので大丈夫です。 やはり読み聞かせしてきて良かったなと色々思い当たる事も多かったです。 今度は、読書と仕事の出来・不出来など(評価方法が難しいだろうけど)を調べてくれないかなぁ、と思いました。

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2021/03/03

小中学生の読書時間と偏差値との相関関係から、本を読む子ほど学力が高い、学力を上げたいならまず読書!と説いているが、そもそも認知能力が高いから本も読めるのかもしれないし、認知能力が低くて本を読めないのかもしれない。このデータからは、どちらが先なのかは分からないのではないか。

Posted byブクログ

2021/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親子の読書が「毎日」から「週に1、2回」の子どもは15歳時点での学力が高い 単なる音声ではなく近しい大人の心のこもった読み聞かせが、子どもの聞く力や感情に関する脳活動の活性化を促す 小学生は勉強1時間+読書1時間+睡眠8時間以上、 中学生は勉強2時間以上+読書1時間未満+睡眠7時間

Posted byブクログ

2020/11/17

脳科学の視点から、読書や読み聞かせの効用を教えてくれる本。 本のジャンルによって脳の活性化する場所が違うってところが面白かった。 特に低年齢の子どもを持つ親におすすめ。

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2020/04/05

脳トレの川島教授が監修した「読書」の本ということで、興味津々で購入。 子供向けにも、同じような本を書いていたはず。 以前読んだ記憶がある。 内容は、以前読んだものの内容+理由や補足といったところがたくさん。復習と、より深い勉強ができた。 気がする。 読み聞かせをする大人側の脳...

脳トレの川島教授が監修した「読書」の本ということで、興味津々で購入。 子供向けにも、同じような本を書いていたはず。 以前読んだ記憶がある。 内容は、以前読んだものの内容+理由や補足といったところがたくさん。復習と、より深い勉強ができた。 気がする。 読み聞かせをする大人側の脳の働きは、新しい発見。 お姉ちゃんお兄ちゃんが、より小さい子に読み聞かせするのも、たぶん、同じように良いことなんだろうな。 見ててかわいいし。 これ系の本を読んでいつも思うのが、 「信じたいけど本当かな」。 同じ人間を二人にして実験することができない以上、「本を読んだらアタマ良くなりますよ」は、統計からしか語れないから。 (統計だって立派な根拠だけど) もともと読み聞かせしたり本が身近にある家は、遺伝的に頭いいのかもしれない。 なんてイジワルを考えちゃう。 でも、「じゃあ意味ねぇから本なんてイラネ」とゼロにしてしまうのは、余りにもったいない。 可能性がある以上、読書はした方がいいよね。 楽しく。

Posted byブクログ