「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは、言ったんだ。 の商品レビュー
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『被害者』の家族にも容赦なく降りかかる無責任な世間の好奇心と、心配を装った蔑みの目。 周囲のノイズから身を守るべく、自分を圧し殺し 楽しむ心を封印する高校生・水品さんと、ひょんな事から深入りしていく主人公。 会話が多く、一見今時のライトノベルの様だが、突然の不幸を経験した人には頷ける事が多く、閉じた心が少しずつ開く様も繊細に描かれている。
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笑わない水品さんと過去にトラウマをもつ主人公が小さな奇跡を作り出す物語。 何気ない日常に溶け込んだ狂気をえぐり出す描写が生み出す世界に、心を強く揺さぶられた1冊。
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カバーが惜しい・・・ もっとたくさんの人に読んでもらいたいけど、カバーでなかなか踏み込めない。 内容はとてもいい。 今の時代だからこその作品。
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ある日を境に笑わなくなった少女・水品さん 同級生の駒田くんに「15分で1万円のバイト」を紹介する 水品さんが笑わなくなった理由 怪しいバイトの目的とは? 何を書いてもネタバレしちゃいそうだけど “人の不幸は蜜の味” あなたは"それ(噂、ゴシップ、不幸話…)"を聞いてどんな顔をしているだろうか 何でもスマホで撮って載せちゃう、見れちゃう、検索できちゃう現代のネット社会 誰が普通で、なにが普通なのか 相手の立場になる前に自分の行動を振り替えって考えたい一冊
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