AI時代のコンサル業界 消えるファーム、生き残るファーム の商品レビュー

藤井秀樹(著者)

2019/02/09

AI時代におけるコンサルティングファーム（およびコンサルタント）のあり方を問う。自身のコンサルタントとしての経験をもとに、業界を厳しい目で見つめ直す。高度にAI化が進んだ時代では、コンサルタントや証券アナリスト、医者などの高給取りもAIに取って代わる可能性がある。現に、日立が経営判断を行うAIを開発していたり、AI投資が盛んになっていたりする。
本書の中では、コンサルタントが業界をリードして、AIのルールや規格を作るべしと提言している。クライアント企業は個別最適なルール形成をしやすく、結果として業界のためにならないものができてしまう。ばらばらに自前のプロトコルをつくるのではなく、業界横断で規格を整える。