自分の強みを見つけよう の商品レビュー
ガードナー博士の多重知能理論は、優生学的な発想のもとで私たちに優劣の概念を植え付けるビネーの流れを汲む知能検査へのアンチテーゼから生まれたものだったということがわかった。 私たちは8のタイプの知能の集合体という考え方には、子どもたちの見方を広げて可能性を伸ばすためのヒントが抱負...
ガードナー博士の多重知能理論は、優生学的な発想のもとで私たちに優劣の概念を植え付けるビネーの流れを汲む知能検査へのアンチテーゼから生まれたものだったということがわかった。 私たちは8のタイプの知能の集合体という考え方には、子どもたちの見方を広げて可能性を伸ばすためのヒントが抱負にあるはず。 オランダではすでに国家レベルで子どもの可能性を多角的に見ようとする動きがあるとも聞く。 次年度は始めから、私自身も発想を変えて学生と接してみようと思う。
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IQだけで人の能力が全て説明できるわけではない。こう考える人も多いと思う。 運動や芸術色んな能力が人にはあるのだから、画一的な勉強ができる=頭がいいという考えは受け入れづらい。 本書は8つの知能が人間にはあるという。2つはいわゆる勉強ができる知能(論理数学、言語)だが、残り6つ(...
IQだけで人の能力が全て説明できるわけではない。こう考える人も多いと思う。 運動や芸術色んな能力が人にはあるのだから、画一的な勉強ができる=頭がいいという考えは受け入れづらい。 本書は8つの知能が人間にはあるという。2つはいわゆる勉強ができる知能(論理数学、言語)だが、残り6つ(音楽、空間、博物、運動、対人、内省)は直結しない。 それぞれ、脳の各部位と密接なつながりがあるため、人によって知能のばらつきがある。 尖った人もいれば、バランス型もいて、優劣はない。 職業によって特徴が出る。 アメリカで1990年頃からじわじわ広がりつつあったが、2000年頃のアメリカでの落ちこぼれ防止の教育方針があってから、どの学校もテスト結果を追い求めるようになり下火に。オバマさんになってから再度個性を伸ばす機運が高まり再度注目されている。教育方針は時代の流れによって異なる。今は追い風の方針だとおもう。 一つの作業と一つの知能はついになっているわけではない。サッカーをするにしても、運動だけでなく、空間把握能力を発揮してプレーすることもある。得意な知能を軸に力を発揮する。 自分は〇〇の才能がないと嘆くかも知れないが、必ずしもそうとも限らない。ある分野への入口を失敗している可能性もあるからだ。理科の受粉について学ぶ時、資料を読むか、実物を見るか、すんなり理解できるかは人によって方法が異なる。自分に合った入口をエントリーポイントが合っていると言う。優秀な講師ほど、一つの事柄に対してエントリーポイントを複数持っていて、生徒に合わせて教え方を変える。 誰しもが輝ける、そんな可能性を見出す本。
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多重知能理論が分かりやすく説明されている本。 多重知能理論とは、人間は8つの知能を持っており、それぞれの知能の強弱がその人の個性となるという思想なのですが、これを元にして頭の良さや学習、教育面の事が書かれているので、自分は頭が悪いと思い込んでいる方や、何かを教える仕事の方、多重...
多重知能理論が分かりやすく説明されている本。 多重知能理論とは、人間は8つの知能を持っており、それぞれの知能の強弱がその人の個性となるという思想なのですが、これを元にして頭の良さや学習、教育面の事が書かれているので、自分は頭が悪いと思い込んでいる方や、何かを教える仕事の方、多重知能理論が気になる方などにおすすめできる1冊です。 私は、自分の強みを明確にしようと思い、タイトルを見てこの本を読み始めたのですが、自己分析を細かくして自分の強みを見つけるという趣旨ではなく、多重知能理論に重きを置いた本だったので、一様ワークショップや評価シートはありましたが、目的としていた自分の強みが何なのかが明確にならないまま読み終えてしまい少し残念でした。 しかし、多重知能理論については分かりやすく書かれており、多重知能理論を元にした学習や教育について色々学べたのでその点は良かったです。
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人には8つの知能があり、人それぞれ優れている知能が違う。自分の優れている知能を知ることで、自分の可能性や学びが広がると感じました。 そして幼少期の遊びを振り返ると、自分が低いと思っていた知能も意外にそうではないのかも?と気付かされました。 もちろん他よりは優れてはないですが。 ...
人には8つの知能があり、人それぞれ優れている知能が違う。自分の優れている知能を知ることで、自分の可能性や学びが広がると感じました。 そして幼少期の遊びを振り返ると、自分が低いと思っていた知能も意外にそうではないのかも?と気付かされました。 もちろん他よりは優れてはないですが。 とても興味が惹かれた本なので、自己の振り返り•子供との接し方に活かしていけたらと思います。
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具体的すぎるのか、逆にアバウトすぎるのか、この本を読んで自分に置き換えて具体的に行動に移すことは難しいと感じた。 ふーん、となんとなくわかるし、この場合はこの能力が...と分析していくのはわかるけど、それでどうすれば?という感じ。
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「頭がいい」の種類の話と診断をやるくらいを抑えておけばいいって感じです。 もう少し、自分を知れる要素があるのかなと期待していましたが僕はあんまりでした。 自分の強みを知りたいという人は読んでみては?
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IQでは頭の良さ、知能は計れない。人間は8つの知能があり、それをどう活かすかが大切。 上記のことはよく分かります。考え方自体には賛成です。 ただ、8つの知能を測ることができる「多重知能評価シート」が自己評価のみで客観性がないのが少し引っかかります。自己理解の差によって8つの知能...
IQでは頭の良さ、知能は計れない。人間は8つの知能があり、それをどう活かすかが大切。 上記のことはよく分かります。考え方自体には賛成です。 ただ、8つの知能を測ることができる「多重知能評価シート」が自己評価のみで客観性がないのが少し引っかかります。自己理解の差によって8つの知能を正しく捉えられない気がします。 ただ、学力テストやIQの検査の結果=頭の良さではないことに気づかせるためい「8つの知能」という考え方があるよという紹介はよいかもしれないですね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
誰もが持つ「8つの知能」を使いこなそう! ハーバードで研究されている多重知能理論について書かれた入門書です。 人は次の8つの才能を持っていて、毎日の生活の中でこれらを組み合わせて活動しています。 論理・数学的知能 言語的知能 音楽的知能 空間的知能 博物的知能 身体・運動的知能 対人的知能 内省的知能 これらの才能を組み合わせながら使っているというのが面白いところです。 例えば、夕飯の献立を考えながら買い物をしている時、次のような知能を使っているとのこと。 ・数々の料理レシピを思いだすため博物的知能 ・効率の良い調理の手順を考えるため、論理、数学的知能 ・考えながら食材を買う場所を決めるため、空間的知能 自分の得意な知能を知ること、それらを伸ばすことにつて分かりやすく書かれていました。 私はこの本の「はじめに」の部分で激しく共感しひきこまれました! 『私は人の能力について大変興味があります。(中略) 自分は「できる」と信じるために、自分の持っている知能を知るべきであると私は考えます』(はじめに より) 私もコンサルティングに関わる中で心がけているのが「関わる人の才能を見出し、プロデュースし、世の中に役立てること」 人の才能にとっても興味があります。 人の才能、能力を色々な角度から伸ばしていくヒントが詰まってます。コンサルティングで試してみようと思うヒント見つかりました! 自分の才能、周りの人の才能についてより知りたい人におススメです。
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高校1年の息子の夏休みに入ってからの生活があまりにだらしないので悩んでいる。勉強や宿題をやっているようでもなく、夜更かしをして深夜、時には明け方になってから布団に入る。当然、朝は起きられず昼過ぎまで寝ている。挙げ句に時々しか活動がないゆるい部活にも遅れる始末。おそらく、スマホや僕...
高校1年の息子の夏休みに入ってからの生活があまりにだらしないので悩んでいる。勉強や宿題をやっているようでもなく、夜更かしをして深夜、時には明け方になってから布団に入る。当然、朝は起きられず昼過ぎまで寝ている。挙げ句に時々しか活動がないゆるい部活にも遅れる始末。おそらく、スマホや僕のiPadで動画サイトを視ているかゲームをしているのだと思う。生活の乱れから素行不良や不登校へつながるパターンがあるので気が気ではない。父親の僕からすれば自堕落以外の何ものでもない息子の夏休みの生活であるが、僕が「高校生ならすべき」と考える勉強や宿題をすることが必ずしも良いこととは限らない。極端な例えかも知れないが、スティーブ・ジョブズもザッカーバーグも優等生ではなかった。自分がやりたいことに熱中して、それこそ傍からみたら自堕落としか見えなかったのではないだろうか。しかし、夢中になっていることがコンピュータのプログラムであるとか、ギターやバスケットボールであるならともかく、ゲームや動画などの単なる暇つぶし、時間つぶしであるなら情けない。人生につぶすための時間なんてないはず、と思う。とはいえ僕自身の大学時代の生活が同じようなものだったことは否めないし、その後悔があってこそ、今あらためて学ぶモチベーションに繋がっている。失敗から学ぶ、後悔からモチベーションが生じるのであれば、そのせっかくの失敗の機会を親である僕が取り除いてはいけないのかも知れない、と考えは行ったり来たりで迷うばかりだ。 自分の読書記録を遡ってみたところ、2014年の4月にハワード・ガードナーの「MI:個性を生かす多重知能の理論」を読んでいる。ガードナーと多重知能理論を知ったキッカケは、他でもない有賀三夏さんのプレゼンテーションを聞いたこと。ガードナーのかなりボリュームのある本を読んで、もう少しわかり易い本があれば良いなと思ったことを思い出した。 まさに「自分の強みを見つけよう」は多重知能を理解するための入門書。 頭のよさとは問題を解決する力であり、知能とは未来を切り開く力であり、問題解決のために使う力。僕の常識から想像もつかないような能力を使って未来を切り開いていく可能性が息子にないとは限らない。なぜなら知能は「論理・数学的」「言語的」「音楽的」「空間的」「博物的」「身体・運動的」「対人的」「内省的」と8つあって、学びへのアプローチとなるエントリーポイントは「説話的」「論理的」「根拠的」「審美的」「経験的」「共同的」と6つある。つまり、机に座って問題集を解くことばかりが学びではないわけだ。息子が自分で自分にあった学びの入り口を主体的に見つけてくれたら一番良いのだけれど。だとしても、生活のリズムは正さなきゃいけない。
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多重知能理論の入門書。 多重知能理論の解説を中心に、 目的を叶えるための方法論や能力開発の仕組みやプロセスがわかりやすく書かれている。 これまで出ている多重知能理論の本は、 理論を紹介しただけの専門書や、教育現場に特化させたカリキュラムの話などが多かったが、 この本はそもそも多重...
多重知能理論の入門書。 多重知能理論の解説を中心に、 目的を叶えるための方法論や能力開発の仕組みやプロセスがわかりやすく書かれている。 これまで出ている多重知能理論の本は、 理論を紹介しただけの専門書や、教育現場に特化させたカリキュラムの話などが多かったが、 この本はそもそも多重知能理論とはなんなのかや、 どのように能力を成長させるのが、 一般の読者でも自分の身に置き換えて理解し、 実践できるように落とし込んでいる。 まさに日本人による、日本人のための入門書ともいえる。 もちろん多重知能理論を知らなくても読めるようになっており、 教育関係者だけでなく、親、能力開発に興味がある人などに 広くおすすめできる一冊。
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