「おしどり夫婦」ではない鳥たち の商品レビュー
面白かった。ヴォリュームが少なのがちょっと寂しくはある。あちこちで読んだことのある話ではあるが、うまくまとめてあって、鳥に興味のない人も楽しく読めると思う。筆者は新潟の上越教育大学で修士課程でウグイスの繁殖を研究されていたこともあり、新潟県の繁殖が多々取り上げられているのも個人的...
面白かった。ヴォリュームが少なのがちょっと寂しくはある。あちこちで読んだことのある話ではあるが、うまくまとめてあって、鳥に興味のない人も楽しく読めると思う。筆者は新潟の上越教育大学で修士課程でウグイスの繁殖を研究されていたこともあり、新潟県の繁殖が多々取り上げられているのも個人的に身近で面白さを感じる。 カロテノイド調べてみたい。それと、紫外線が見えるメガネか、スマホアプリか、、そんなのが欲しいと思う。
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7日間ブックカバーチャレンジ 3日目 菊谷竜太さんよりバトンをうけました。 私は昔小鳥を飼っていたこともあり、大の鳥好き。鳥の魅力はいろいろありますが、その一つは、オス・メスで、お互い鳴き声や表情、様々なダンスを駆使してたくさんコミュニケーションを取っていることだと思います。よく...
7日間ブックカバーチャレンジ 3日目 菊谷竜太さんよりバトンをうけました。 私は昔小鳥を飼っていたこともあり、大の鳥好き。鳥の魅力はいろいろありますが、その一つは、オス・メスで、お互い鳴き声や表情、様々なダンスを駆使してたくさんコミュニケーションを取っていることだと思います。よくよく観察してみると、表現豊かでそれぞれに個体差があります。そのコミュニケーションは私たち人間と驚くほど似ていて、鳥のつがいの様子はとても微笑ましく、我々には、なんとなく理想の夫婦(おしどり夫婦)のように見えます。 しかし、実はオス・メスで、または、異種間で裏切りあっている!!他の鳥さんを騙して、自分の子孫を育てさせたり、相手がいない間にこっそり、他の個体と通じあったり、けっこうドロッドロの男女模様。。。そんな鳥たちの生態をわかりやすく、解説している本です。本書のいいところは、それぞれの鳥の生態観察を研究者がどんな方法で、どのように実験したり観察したのかも解説していて、 不思議に思う→仮説を立てる→実験方法を考える→実験→仮説検証 という科学プロセスの楽しさや醍醐味も伝えてくれているところです。
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「おしどり夫婦」とは仲の良い夫婦のことを言いますが、実際のおしどりのつがいは人が想像するような「仲が良い」というわけではない、というのは結構よく知られたことと思いますが、この本にはその他にも鳥の繁殖戦略に関するいろいろなパターンが出てきます。とても面白い。 特に「つがい外交尾」が...
「おしどり夫婦」とは仲の良い夫婦のことを言いますが、実際のおしどりのつがいは人が想像するような「仲が良い」というわけではない、というのは結構よく知られたことと思いますが、この本にはその他にも鳥の繁殖戦略に関するいろいろなパターンが出てきます。とても面白い。 特に「つがい外交尾」が頻繁に出てきます。人で言うと不倫ですが、鳥の場合はこのつがい外交尾がかなり一般的で、しかもオス、メスどちらにとっても重要な繁殖戦略になっているという。解説されると、なるほど〜と思います。なかなかこの世界、奥が深いです。 その他、研究者の苦労話がいろいろ書かれています。これも結構面白い。本筋の邪魔にならないように配慮されているのでしょう、エピソードの量も適切で、良いバランスです。
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今まで知らなかった鳥の繁殖生態が紹介されていて、大変興味深く読み進めた。 鳥の生態が書かれている本はまだまだ少なく、疑問を持っても答えを得ることができないことが多々あるが、本書を読んで、繁殖に関する様々な疑問が解消された。 托卵への対抗手段、種間托卵などは特に興味深く読んだ。 た...
今まで知らなかった鳥の繁殖生態が紹介されていて、大変興味深く読み進めた。 鳥の生態が書かれている本はまだまだ少なく、疑問を持っても答えを得ることができないことが多々あるが、本書を読んで、繁殖に関する様々な疑問が解消された。 托卵への対抗手段、種間托卵などは特に興味深く読んだ。 ただ、この本でも『鳥の目で見ると鳥はどんな色に見えるのか』という疑問は解決できなかった。『雌雄同色』はあり得ないのではと思っているので、自分の生きているうちに研究の成果があがってくれることを期待!
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