こうして店は潰れた の商品レビュー
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山梨の小さなスーパーの3代目社長が、社長を引き継いでから会社の隆盛期を迎えるまで、そして破綻に至るまでが生々しく描かれた本。山梨県民として読んでみたかった。各金融機関や問屋、大手スーパー、行政との関係があまりにもリアルだった。また、衰退している地域が何か取り組みをしようとするときには、補助金漬けになっている現状がよく分かった。
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わたしの解釈だと 倒産したのは、問屋の出荷停止、商品引き上げが引き金。これが無ければ、苦しいながらも金融シンジケートの了解を取り付け済なので、再建はかなった。 第2章 そこそこの事業規模なのに、コンサル丸投げじゃないのは好感。 第3章 補助金を断る姿勢には好感。 きれい事を肯定する割に、今までの付き合いや親族を切り捨ててきたのは、矛盾じゃないのか。 第4章 これが現実なのか、補助金を受け取るように。 第5章 現地で商売もしなければ住んでもいない、ただ所有するだけ=不在地主への嫌悪感たるや。やまとへの頼み事はまるでたかり。 「自慢話」が目立つのが鼻につくのはともかく、各々の事業がいつの話なのか不明かわかりずらく、事業継続に影響があったのか無かったのか不明なのは、今後の人のためにという執筆意図にそぐわないと思ったのでした。 なので、これを読んで事業継続できるようになることは無いかと。
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山梨の方ではそこそこメジャーなスーパーチェーンである「やまと」の元社長の手による顛末記。 もう少し経営面の話にフォーカスを当ててもらえると参考になると思うのだが、散漫で全般に「自分はあれもこれも他に先駆けてやっており、とても頑張ったのだけど仕方なかった」というトーンが目立ち、読後感もスッキリしない。 馴れ合い的に高値で仕入れを続けていた問屋との関係を切り、家賃も適正なものに見直し、高給を食むだけの無能な親族を切り、赤字店舗を閉める。これで黒字転換はしたのだが、最終的には資金繰りが上手くいかなくなり、倒産が噂されるようになると商品などを突然引き上げられて黒字倒産してしまったようだ。 ・マイバッグは万引きが増えるのをいやがって積極的には導入していないスーパーも多い ・韮崎市のようなところでは、駐車場のない旧商店街はさびれる一方になっており、郊外のモールにほとんどの客を取られている。
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店はつぶれたけれども、今までこんなに社会に貢献してきた、という内容。確かに小林氏の行動力はすばらしい。こうなってしまうのは残念である。単なる成功体験よりも身近に感じながら読むことができた。・・・しかし、読後感がいまひとつすっきりしないのはなぜだろう。著者が本に書くにあたり、本当の...
店はつぶれたけれども、今までこんなに社会に貢献してきた、という内容。確かに小林氏の行動力はすばらしい。こうなってしまうのは残念である。単なる成功体験よりも身近に感じながら読むことができた。・・・しかし、読後感がいまひとつすっきりしないのはなぜだろう。著者が本に書くにあたり、本当の本音の部分は書かれなかったことだろうか。
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