赤ずきん王子 の商品レビュー
物語の中で百合の花が幾度も登場するが、読んでいる期間、偶然、我が家にも百合の花があり、香りと共に話が印象に残って個人的に良かった。 迂闊な赤ずきん、精悍な猟師、聡明な祖母、恐れられる狼、などの登場人物や、お腹に石を詰めて池に沈めるなどの話のベースを残し、かつ官能的な話として出来...
物語の中で百合の花が幾度も登場するが、読んでいる期間、偶然、我が家にも百合の花があり、香りと共に話が印象に残って個人的に良かった。 迂闊な赤ずきん、精悍な猟師、聡明な祖母、恐れられる狼、などの登場人物や、お腹に石を詰めて池に沈めるなどの話のベースを残し、かつ官能的な話として出来上がっている。 おしゃれさや小難しさを売りにしている下手な小説よりも、しっかり話が練られていて面白い。 赤ずきん王子・リルの初めて快楽を知ってから、どうしても欲望が止められない様は、思春期ならではの意志の弱さと性の強さが描写されていてリアル。 猟師クラウスがリルに最後まで手を出さない苦悩も理由も後半ちゃんと納得できる。
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淫魔の血をひく王太子、リルは赤ずきんを身に纏い、森を守る聖獣の狼でありリルを消すための存在のクラウスと知らず出合い恋に落ちる。 リルのエロスが爆発なのに、心根が美しいため淫乱さが清らかなになる不思議。白雪姫の特徴あるセリフも盛り込まれ面白かったです。 クラウスの苦悩、リルの抗えない性欲、リルの王太子としての素質や心構えなどがお話を盛り上げてます。 笠井あゆみ先生の描くリルがエロ可愛くて善き
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▼あらすじ ヴァルセント王国の王太子・リルは、母親代わりの祖母の女王から贈られた赤いマントを大切にしていた。そのお礼にお菓子を作るため、森に住む先代の料理長を訪ねるが、その途中で暴漢に陵辱されそうになった所を銀髪の美しい青年・クラウスに助けられる。異質な風貌の彼にも無警戒なリルを窘めるように、唇を奪うクラウス。その官能が忘れられず、リルは度々森を訪ね、逢瀬を交わすように。しかし国を脅かす悪しき狼に捧げる贄として、王族であるリルが選ばれてしまい…!? *** ストーリーの完全度:やや高い トーン:シリアス・エロエロ エロ度:非常に高い 萌え度:普通 総合評価:★4.0 積み本崩し。官能童話BLシリーズ第4弾との事ですが、他のシリーズはまだ読んでません。 久し振りにエロエロな小説が読みたくてなって積み本の中からこちらの作品を選んだのですが、若干思ってたのとは違う作品でした。 確かに、エロ度は高かったです。そこは期待通りでしたし、心も体も少年だった無垢なリルがクラウスに恋をし、人目を盗んで快楽に溺れていく様子は背徳的で少しドキドキしました。 ただ、個人的にリルがそこまで好みな受けじゃなかったんですよね…残念ながら…。 木こりにレイプされそうになったのに翌日にまた同じ森を一人で歩いてて神経を疑ったし、何より王子としての使命そっちのけで頭の中はエロとクラウスの事ばかりで途中から少しうんざりしてしまって(笑) 淫乱が嫌いという訳ではないのですが、リルは王子としては未熟過ぎるし悪い意味で子供っぽ過ぎるんですよね。国民の苦しみを知って尚、色ボケしてるようにしか見えない描写は少々不快でしたし、曲がりなりにも王子なんだからもう少ししっかりして欲しかったです。 あと、女王の正体が意外過ぎて吃驚しました(笑) 最初から怪しいとは思ってましたが、まさか淫魔だったとは…。おまけにリルまで淫魔で、クラウスは猟師に見せかけて実は聖獣(良い狼)だったというね(笑) 流石にそこまでは予想出来なかったのでマジかーと思っていたら突然血腥い本格バトルが始まって、ポカーン(゚д゚) しかもそれがなかなかのグロさ。腕はもげるわ首は飛ぶわ腹に石は詰めるわで少々グロッキーな気分に。おそらく駄目な人は駄目だと思う。私もまさかこういう展開になるとは思わず、微妙な気持ちのまま読了。 一応、最後はちゃんとハッピーエンドなんですけど、血みどろバトルのせいで後味はあんまり良くないです。これなら女王を最初から嫌な女にしていた方がまだスカッと出来て良かったような気も…。 別にグロいのが駄目な訳じゃないんだけど、今回読んだ作品にそういうのは求めてなかった。ただただ、そういう気分じゃなかった。それだけです。犬飼先生らしい読ませる作品ではあったのですが、残念ながら好みじゃなかった。スミマセン…(-_-;)
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『人魚姫の弟』『白雪姫の息子』『シンデレラ王』に続く、官能童話BLシリーズ第4弾。 相変わらずおとぎ話をベースにしっかりとした筋立てで、ただのエロ話では終わらせないストーリー構成です。次々とBL化してくる度に、今度はどんな風におとぎ話が料理されてくるのかと期待度も高まるのですが、...
『人魚姫の弟』『白雪姫の息子』『シンデレラ王』に続く、官能童話BLシリーズ第4弾。 相変わらずおとぎ話をベースにしっかりとした筋立てで、ただのエロ話では終わらせないストーリー構成です。次々とBL化してくる度に、今度はどんな風におとぎ話が料理されてくるのかと期待度も高まるのですが、そこを裏切らない面白さです。 赤ずきんちゃんは、言いつけを守らないと危険な目に遭ってしまうよ!という教訓が秘められたお話なので、この話の主人公であるヴァルセント王国の王太子リルも言いつけ忘れて危機一髪の災難に遭ってしまいます。 でも、そこへ颯爽と?現れた謎の青年クラウスに救われ、無邪気でピュアなおこちゃまだったリルは一瞬にして目覚め…大人への階段を上っていくことに。 でも、決して脈がない訳じゃないけどクラウスなかなか手を出しそうで、出してこない(笑) 焦れ焦れさせられます。 理由があるわけだけど、クラウスはすべてがミステリアスで、ずっと気になり過ぎる存在感がありました。 いい子だったリルが、クラウスに逢いたいがためにお城から彼のお気に入りのバターを持ち出し内緒で通い詰め、ちょっと悪い子になっていくところが、その後判明する様々な事実への伏線になっていて面白かったです。 恋する気持ちがリルを向こう見ずにさせてるのが伝わってきました。 そして無自覚に、ものすごい小悪魔ww 性への好奇心と、初恋と、王子としての正義心がリルの心の中で複雑に絡み合って、段々とたくましく成長していく姿がよかったです。 エロ的にはやっぱりバターでしょう~!無垢なお子ちゃまが使用するにはありえないエロさ… クラウスだって、これには抗えないでしょうね。しかも着てるのが赤ずきんとブーツだけとかってww辛抱たまらんよね?でも、かわいいリルじゃなかったら、どう考えてもただのHENTAIですけどね。 エロ的にも趣向凝らしていてよかったのですが、一番の見どころはやはり登場人物全員の正体ですね、真の姿?本性?みたいな。ドキドキハラハラしますよ。 そして、一番のエロ魔人は目覚めたリルなのは間違いないです… また、シリーズ新作を期待しています!!
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