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颶風の王 の商品レビュー

4.2

32件のお客様レビュー

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2026/03/26

本屋の角で山積みにされていた100円コーナーの本。何気なく手に取ってみるとこれが面白い。生も死も馬に託して、生き抜いていく力強さ、温かい血液の通った物語。私は好きだった。

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2026/01/18

ノンフィクションを読んでこれ以上のモノがあるだろうかという疑問が生まれ、それからフィクションが読めなくなってしまった この本はとても感動できると思うのに、頭の中で「結局フィクションでしょ」て言う自分がいて、辛い

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2026/01/10

6世代に及ぶ人と馬との数奇な関係を描いた作品。 始まりであるミネは馬と共に雪崩に遭い、1ヶ月もの間雪洞に閉じ込められてしまう。その息子である捨蔵は開拓民を募る新聞広告を目にし、単身北海道に渡る。孫である和子は根室で祖父と共に馬を育てていたが、予期せぬ災害で家業を手放す。そして現代...

6世代に及ぶ人と馬との数奇な関係を描いた作品。 始まりであるミネは馬と共に雪崩に遭い、1ヶ月もの間雪洞に閉じ込められてしまう。その息子である捨蔵は開拓民を募る新聞広告を目にし、単身北海道に渡る。孫である和子は根室で祖父と共に馬を育てていたが、予期せぬ災害で家業を手放す。そして現代。もはや馬との関係はないひかりは、病に倒れた祖母のために無人島を訪れる。 さほど長い話ではないが、河﨑さんのすべての要素が盛り込まれている。特に第1章で描かれるミネの生への執着が凄まじい。妥協を許さない人と自然との関係も読みどころだ。

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2025/12/22

3つの時代に生きる馬主の一族と、それぞれの世代の馬への想いを淡々と描いている。この「淡々と」というのが河崎作品の妙で、度し難く不安定な北海道の情景の忠実な表現については右に出る者がいないのではないかと思う。 人間側の描写についても妥協はなく、作中を通して自然への畏怖を示す「オヨバ...

3つの時代に生きる馬主の一族と、それぞれの世代の馬への想いを淡々と描いている。この「淡々と」というのが河崎作品の妙で、度し難く不安定な北海道の情景の忠実な表現については右に出る者がいないのではないかと思う。 人間側の描写についても妥協はなく、作中を通して自然への畏怖を示す「オヨバヌトコロ」という言葉は毎度印象的でありずしんと重く感じる。 花島のモデルとなったユルリ島を遠望してみたくなった。

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2025/02/09

馬と共に、馬から離れても馬とともに生き続けた家族6世代。 自分の居場所で読まなきゃという不思議な感覚があった。

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2025/01/27

タイトルの力強さとあらすじを読んで馬の物語に惹かれ購入。 終始美しく厳しい自然と馬の息遣いを想起させる物語だった。

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2024/12/03

直木賞作家。手元に未読の文庫が積読本の山の一番上にあったので読んでみた。 どうやらデビュー作らしいが、これが骨太の力強い作品で驚いた。およそ六代にわたる一族の歩みを中編の長さにギュッギュッと凝縮して描いている。 相当壮絶なお話なのだが、人と馬との関わりを必要以上に感傷的になら...

直木賞作家。手元に未読の文庫が積読本の山の一番上にあったので読んでみた。 どうやらデビュー作らしいが、これが骨太の力強い作品で驚いた。およそ六代にわたる一族の歩みを中編の長さにギュッギュッと凝縮して描いている。 相当壮絶なお話なのだが、人と馬との関わりを必要以上に感傷的にならないで描いているのが気持ちが良く、北海道の自然もまたよく描かれている。 エピソード的には最後のひかりの章が、少し弱い気もするし、中編でなく堂々たる大河小説に仕上がったもをの読んでみたい気もするが一気読みで至福の時を過ごせた。 また一人気になる作家ができた。

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2024/09/02

生きるって大変だ。人間も馬も。気持ちが通じすぎると苦しい。通じないのも苦しい。 時間の流れがうまく書かれている小説で、歴史を全て見せられた気になる。三浦綾子文学賞、納得。

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2024/07/16

6世代にわたる馬とヒトとの交感。馬が命をつなぎ、馬を生業にし、馬を見捨てた。捨造の運命は壮絶だ。運命なんて軽々しく口にはしたくないけれど。生かされたはずなのに、見捨てなければならなかった悔しさ辛さは物語の中とはいえ、目頭が熱くなる。そして三代後、かつて見捨てた馬が、もしかしたら生...

6世代にわたる馬とヒトとの交感。馬が命をつなぎ、馬を生業にし、馬を見捨てた。捨造の運命は壮絶だ。運命なんて軽々しく口にはしたくないけれど。生かされたはずなのに、見捨てなければならなかった悔しさ辛さは物語の中とはいえ、目頭が熱くなる。そして三代後、かつて見捨てた馬が、もしかしたら生きながらえているかもしれない。人のエゴ、自然の厳しさ、感情という感情が揺さぶられる。全体的に荒削りな印象はある。谷村志穂さんの海猫と対局にあるように思えた。

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2024/07/27

人と馬との関係を主軸に 6世代(約120年)に渡って展開される生命の物語。 三浦綾子賞受賞も納得出来る、大自然と生命の荘厳さを感じる内容で、全編にわたり迫力のある文章と、誠実で真摯な物語がとても好感が持てました。 特に後半が面白い。感動的。 一撃でファンになりました。

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