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たそがれてゆく子さん の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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2024/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

偏屈夫の死を描く 言葉の暴力を受けていた事も 1回目のトランプ当選の頃 石牟礼道子(顔が似ている)も亡くなる

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2024/10/16

著者が、夫の看取り前から2年後くらいに書いていた連載だ。 読んでよかった。エッセイって、好き勝手かいてるようで、そうではない。(時にはそういう場合もあるかもしれん) 自分をふかくみつめて掘り下げて言葉をつむいでる。自分をまな板にのせ、さばいているかのようだ。だから伊藤比呂美が好き...

著者が、夫の看取り前から2年後くらいに書いていた連載だ。 読んでよかった。エッセイって、好き勝手かいてるようで、そうではない。(時にはそういう場合もあるかもしれん) 自分をふかくみつめて掘り下げて言葉をつむいでる。自分をまな板にのせ、さばいているかのようだ。だから伊藤比呂美が好きなんだと思う。 料理、言い残すの回、うまそうすぎる。 マッシュポテト、ピンクシュリンプパスタ、ミートソース、ブリーチーズのパスタ、鶏のこってり煮、セロリのコールスロー、、、 ドレッシングの文章で、乾タラゴンを酢にいれる、とは。未知の世界だ。

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2024/10/05

伊藤さんの本は詩よりもエッセイが面白い。あのカノコさんやサラさんがまあ大きくなって!トメさんの結婚にもびっくりしました。

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2023/11/04

60歳を超え生活意識や世界観も変わってくる。若かった頃を懐かしむことはあっても、今を楽しみながらの振り返りであることに勇気をもらえる。

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2023/02/12

育児エッセイ「良いおっぱい悪いおっぱい」で有名な伊藤 比呂美さんも63歳。 時の流れの速さにただただ驚かされます。 本作には55のエッセイが収録されています。 両親と夫を見送り、娘さん達はそれぞれ独立し一人になった伊藤さん 文中からは優しさ、温かさ、切なさ、寂しさ、空しさ、等 ...

育児エッセイ「良いおっぱい悪いおっぱい」で有名な伊藤 比呂美さんも63歳。 時の流れの速さにただただ驚かされます。 本作には55のエッセイが収録されています。 両親と夫を見送り、娘さん達はそれぞれ独立し一人になった伊藤さん 文中からは優しさ、温かさ、切なさ、寂しさ、空しさ、等 様々な感情が伝わって来ます。 老いへのカウントダウンさえありのまま自然体で語る様子には潔さの様な物まで感じます。 末っ子であるトメちゃんのお話し「トメの結婚」はお人柄が良く出ていてうるうるさせられました。 たそがれながらも前向きな伊藤さんに少しの元気と勇気を貰える1冊。

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2023/01/14

面白かった。 わたしもこの道を行くんだなぁと。 残しておきたいことはこうして、残せる。 良い職業だ。 子どもたちは大変だっただろうし、死ぬまで書かれ続けるんだろうな、大変。

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2022/10/05

 前回読んだ「閉経記」に比べると、沈んだ空気があった。それはご両親の死であったり、連載中に夫さんが亡くなったりと、寂しい出来事があったから。  ああ、年月はちゃんと流れているんだなと感じながら読んだ。

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2021/11/03

家族へのまた自分への思いを赤裸々に語り、そうだそうだと納得したりへーと驚いたり、楽しく読める。 特に夫の看取りに関する前半は心に染みました。

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2021/10/02

パワフルな主人公とご主人のやり取りが、ほー大変だなぁ~。 税金に頭を悩ませ、でも踊って、犬と散歩し 友達とご飯を食べて、生きている!

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2021/01/25

"夫のことは、死んじまえと何回何十回思ったかわからない。でもほんとに死んじゃったら、これがぽっかりと空虚なんだ。" "生きているうちに大切にしとけということではない。まったくそういうことではない。 自分が生き延びるほうが優先事項だ。相手の言うままずる...

"夫のことは、死んじまえと何回何十回思ったかわからない。でもほんとに死んじゃったら、これがぽっかりと空虚なんだ。" "生きているうちに大切にしとけということではない。まったくそういうことではない。 自分が生き延びるほうが優先事項だ。相手の言うままずるずると生きていったら、自分の人生なんかゴウもなくなる。相手のことなんか足蹴にして生きていいのだ。 それでも、死なれると、ただ、寂しい。"(p.59) "ああ、食べるって、ただおなかを満たすだけじゃない。人との関わりだ。つながりだ。仏教でいったら縁起なのだ。"(p.63) "父が死に、夫が死んで、もうだれもあたしを怒鳴らない。 平穏である。 もう二度といやだ。怒鳴られるのは。"(p.89) "でも今は、捨てたい捨てたい捨てたい。捨て身で捨てたい。捨てきりたい。こう思うのは、もう捨てて困るものが何もないからかも。"(p.113)

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