音楽はなぜ学校に必要か の商品レビュー
本書は音楽教育の「資料集」として適宜参照するとよい。体系化された教科書ではない。ゆえに自由度の高い誌面構成になっている。著者独特のポンチ絵や図が多く、対してその説明・記述が十分とはいえないので、読者によっては内容解釈に差がより出るだろう。また初等中等教育領域で多用される、ひらがな...
本書は音楽教育の「資料集」として適宜参照するとよい。体系化された教科書ではない。ゆえに自由度の高い誌面構成になっている。著者独特のポンチ絵や図が多く、対してその説明・記述が十分とはいえないので、読者によっては内容解釈に差がより出るだろう。また初等中等教育領域で多用される、ひらがな・訓読みの言葉（例：まなび、ひらめき、きづき、たしかめ、しなやかさ、こまやかさ、ゆさぶり...）といった、「教職ジャーゴン」とでもいえそうな用語がここでも多く出現する。これは分野の特性なので、意味を深く考えないことにしている。ただ提起されている論点は参考になるところが多い。音楽教育学にアプローチする前の構想段階で、思考の題材に利活用できる。藝大の楽理科で音楽教育が研究されていることが気づきだった。 ・個人的な文献メモ https://www.nier.go.jp/kiso/kyouka/PDF/report_15.pdf https://ci.nii.ac.jp/naid/120001392871 https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/240989/1/2018_soc_lab.pdf http://reposit.sun.ac.jp/dspace/bitstream/10561/919/1/v13p305_yoshimitsu.pdf https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj1962/46/0/46_138/_pdf https://kwansei.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=22394&item_no=1&page_id=30&block_id=85
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