ドラッカー『イノベーションと企業家精神』で学ぶ 発想転換戦略:私の経験 の商品レビュー
筆者によれば、イノベーションを成功させるためには、第一段階としてドラッカー氏の掲げる「イノベーションのための七つの機会」を通じて、イノベーションのきっかけを掴む。次に第二段階としてアイデア(その源泉は模倣-借用と類推-)を通じて、具体的に実現していくことが重要だと述べる。 ドラ...
筆者によれば、イノベーションを成功させるためには、第一段階としてドラッカー氏の掲げる「イノベーションのための七つの機会」を通じて、イノベーションのきっかけを掴む。次に第二段階としてアイデア(その源泉は模倣-借用と類推-)を通じて、具体的に実現していくことが重要だと述べる。 ドラッカー氏の著した「イノベーションと企業家精神」と、立命館大学の改革に携わってきた著者の経験談が、述べられており、イノベーション実現の具体例として参考になった。 ドラッカー氏いわく、イノベーションの機会としても最もリスクが小さく苦労が少ないのは「予期せぬ成功と失敗を利用する」ことだという。むしろ「新しい知識を利用する」ことはリスクが大きく、時間もかかるとのこと。DX化が叫ばれる昨今、身近な業務改善や企業全体の変化が今後起きてくる。そうした中で何をどう変化させるかを考える際に、この考えはとても役立つと思った。 いずれドラッカー氏の原著にもあたってみたい。
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