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SKET DANCE(文庫版)(06) の商品レビュー

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2018/08/24

やっぱり、『SKET DANCE』は面白い、と感じ直した 先の(5)で、自分でもドン引くレベルの熱量で感想を書いたので、この(6)は少し抑え気味になるか、と思っていたけど、そんな事は全くなかった きっと、これは、篠原先生が成長して、作品の質が上がったからだろうな それでは、この(...

やっぱり、『SKET DANCE』は面白い、と感じ直した 先の(5)で、自分でもドン引くレベルの熱量で感想を書いたので、この(6)は少し抑え気味になるか、と思っていたけど、そんな事は全くなかった きっと、これは、篠原先生が成長して、作品の質が上がったからだろうな それでは、この(6)で印象に残った回を紹介したい 第93話「おねえさんもお気に入り?」 この話自体が面白いってのもあるが、これからの展開が楽しみになるってのが大きい 『SKET DANCE』には恋愛要素も、しっかりと盛り込まれている。少年漫画の中で、大人同士の恋愛ドラマを描くのはどうなんだ、と言う人もいるだろうが、チュウさんとレミおねえさんの、優しく見守りたくなる、大人だからこそのスローペースな恋愛は微笑ましい 基本的に怠惰で、物騒なモノばかり作り出す中馬先生だけど、大切な人を守るとなりゃ、大胆な行動に出る。こんな熱いトコも持っているからこそ、ボッスン達も懐いているんだろうな 第103・104話「占い師をやっつけろ」 スイッチと結城さんの絆が、ある意味、グッと強まっているエピソードである。この二人の間にあるのは、当然ながら、恋愛感情などではない。しかし、男女間に成立する友情でもない 端的に言うなら、縁であろう。相手の信義やスタイルを貫く、心の強さだけを認め合っているライバルだからこそ、切磋琢磨できる。自分が意地を張るに値する「面倒臭さ」がない結城さんなど、見たくもないスイッチが悪徳占い師に裁きを下すべく、容赦のない攻めを魅せてくれる また、佑助と佐介の双子が共闘している点も結構、グッと来る。第92話「カリスマ生徒イチ押しの部活がハイレベル合コン参加おめでとう」で大失敗しているからこそ、この回での大成功が余計に栄えるのだろう。勉強になる 第105話「ドロップ」 いきなり、文句って訳じゃないんだが、これはカラーページをそのまま使ってほしかったなぁ。そのために、値段が多少、高くなってしまっても、間違いなく、ファンなら買ったはずだ。集英社さん、[完全版]もしくは[新装版]を出す際は、よろしくお願いします 基本的に、順位付けはしないのだけど、仮に、この(6)で一位を決めるとなったら、私はこの「ドロップ」に一票だ。他の回が、割とギャグ色が強いので、この回の泣ける友情ドラマは、かなり、読み手の心を揺らしてくる。「Happy Birthday」と「Happy Rebirthday」と比較すれば、さすがに劣るにしても、ハンカチは必須だ ボッスンと、スケット団の本領発揮、そう言っても良い回だ。友達の為なら、どんな重労働でも、ドンと来い、だ。きっと、この後、ボッスンらは椿に怒られただろうな。でも、椿だって人の情が分からない男じゃないから、前よりはネチネチと言わないような気がする。むしろ、事情を話せば、自分も協力した、くらい言いそうだな この台詞を引用に選んだのは、スイッチの怒りがガツンと伝わってきたからだ 結城さんの為に動いたってのも、スイッチにとっての「事実」だろうけど、運命と言う言葉で、他人の人生を食い物にする占い師に対し、本気で怒ったってのも確かだ 運命があり、それを変える事が出来ない、と認めてしまったら、スイッチの弟・正文くんが生まれた時から、あんな死に方をする事が決まっていた事になってしまう 弟の死が自分の責任であり、一生背負っていく必要があり、覚悟が要るものだからこそ、スイッチは自分を許さないために、運命を頑なに認めないんだろう ただ、スイッチがボッスンとヒメコに救われたのは、運命じゃないにしろ、何かしらの力は働いていたんじゃないかな、と思っている なので、スイッチがいつか、自分の事を自分で救えたらいいな、と願う

Posted byブクログ