とくし丸のキセキ の商品レビュー
著者の講演の際に頂いた一冊。ずっと積読状態だった。 読み始めてから最初は、ただのブログの焼き直しで、日々の日記が書き綴られているだけで、かつ、最初、著者の思い込みの強い自分の考えが中心的な記述内容が続いているように感じられ、最初のほうを読んでから再度積読状態になっていた。 そこか...
著者の講演の際に頂いた一冊。ずっと積読状態だった。 読み始めてから最初は、ただのブログの焼き直しで、日々の日記が書き綴られているだけで、かつ、最初、著者の思い込みの強い自分の考えが中心的な記述内容が続いているように感じられ、最初のほうを読んでから再度積読状態になっていた。 そこからしばらくして再開し始めると、ある種エッセイのようにも感じられる読みやすさで意外に気に入り始める。そしてしばらく読み進めると、事業を立ち上げる人間の日々のマインドについて赤裸々に触れられており、これが事業を立ち上げるときの生の思考なのかと感じられ、非常に興味深かった。 後半のほうはPR活動中心の話が続くが、前半の現場を日々回っているときの話が特に良かった。 読み終わってみるとなかなか良い一冊だったなと感じた。けっこう良かった。
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フィル・ナイト「SHOE DOG」読了後、たまたま手にしたのが本書。短い文章で瞬間瞬間の心の動きを記していくスタイルに共通点を感じました。もちろん、この本が創業からのブログのまとめなのでこういう文体になるのか、とも思うけど、でもベンチャーの創業者としての心の動きのリズムは似るもの...
フィル・ナイト「SHOE DOG」読了後、たまたま手にしたのが本書。短い文章で瞬間瞬間の心の動きを記していくスタイルに共通点を感じました。もちろん、この本が創業からのブログのまとめなのでこういう文体になるのか、とも思うけど、でもベンチャーの創業者としての心の動きのリズムは似るものか、とも思いました。フィル・ナイトはスポーツマン、住友達也はミュージシャンという根っこが、ビジネスのためのビジネスじゃない、という類似点になって影響しているかも。とにかく、現状に悩みながら、でもひたすら前向きに一方一方進む姿が、勇気を与えてくれます。「とくし丸」のチャレンジは、経済をグローバルからローカルへ、マクロからミクロに取り戻す闘いだと思います。「何せうぞ、くすんで、一期は夢ぞ、ただ狂え」自分でも大切にしている言葉を著者も心の中に住まわせています。さあ、amazonは生産性のためにドローンに挑戦し、「とくし丸」は軽トラに荷物をいっぱい積み込み走りまくる。さて、「モノを買う」という行為の未来はどっちだ?
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