うちの旦那が甘ちゃんで の商品レビュー
読みやすく良かった! ちょっと沙耶が出来すぎな気もするけど、わかりやすく、知らない事を話の流れを消す事なく、小出しにしてるのが良い。 今までの時代小説とはちょっと違っていて良い。
Posted by
司馬遼太郎の功名が辻を思い出す。ぼんくら夫を良妻が支える。とても面白く早く続編を読みたくなる。仲睦まじい夫婦で心が晴れるが,慢心した夫がすべてを壊す功名が辻のような結末にならないことを願う。 あらすじ(背表紙より) はっきり言って月也は「ぼんくら」である。月也とは沙耶の旦那で、風...
司馬遼太郎の功名が辻を思い出す。ぼんくら夫を良妻が支える。とても面白く早く続編を読みたくなる。仲睦まじい夫婦で心が晴れるが,慢心した夫がすべてを壊す功名が辻のような結末にならないことを願う。 あらすじ(背表紙より) はっきり言って月也は「ぼんくら」である。月也とは沙耶の旦那で、風烈廻方同心を拝命している。のほほんとした性格から盗人を取り逃がすことが多く、小者(付き人)たちは愛想を尽かして次々と辞めていった。次の小者を誰にするか。考えあぐねていた沙耶が思いついたのは、なんと「自分」だった。―新感覚時代小説。
Posted by
初めて読む作者 神楽坂淳氏の作品である。 かかあ天下のような、内容なのかと、思っていたのだが、相思相愛の月也と沙耶。 旦那の月也は、風烈廻方同心を拝命している。 「ぼんくら」と、言われつつ、小者たちが、やめて行くのだが、、、、 「ぼんくら」という言葉が、適切でないような、優しさ...
初めて読む作者 神楽坂淳氏の作品である。 かかあ天下のような、内容なのかと、思っていたのだが、相思相愛の月也と沙耶。 旦那の月也は、風烈廻方同心を拝命している。 「ぼんくら」と、言われつつ、小者たちが、やめて行くのだが、、、、 「ぼんくら」という言葉が、適切でないような、優しさあふれる人物になっている。 そして、少しでも、夫を支えたいと、願う沙耶が、小者が、居ないのなら、自分がなれば・・・と、 そして、その考えは、見事に、情報収集で、夫が、手柄を立ててくれるようになっていく。 しかし、言い方ひとつで、感じ方が違うと思う。 のんびり・おっとり―――のろま・気が利かない 世話焼き―――お節介焼き 情報通――――宣伝マン ふっくらさん―――デブ 綺麗好き―――神経質 私の近辺では、傷つく言葉を言う人はいないけど、言われて 心が折れる人もいる。 ちょっとした一言で、傷つくこともある。 ここで「ぼんくら」「甘ちゃん」と、言われていても、月也自身が、気にしていない事が、一番いいと、思う。 沙耶の人柄の良さから、これからの情報取集によって、旦那様の活躍できる部分を次回 期待したい。
Posted by
南町奉行所の風烈廻方同心・紅藤月也はどうにも「ぼんくら」。たびたび小者(付き人)にさえ愛想をつかされて逃げられる始末。 そんな月也を呆れつつも支えるしっかりものの妻・沙耶と、今日も夫婦ふたり、気の良い町人たちの協力を得て卑劣な盗人どもを追いつめる。 ほのぼの若夫婦の捕物帖。 月也...
南町奉行所の風烈廻方同心・紅藤月也はどうにも「ぼんくら」。たびたび小者(付き人)にさえ愛想をつかされて逃げられる始末。 そんな月也を呆れつつも支えるしっかりものの妻・沙耶と、今日も夫婦ふたり、気の良い町人たちの協力を得て卑劣な盗人どもを追いつめる。 ほのぼの若夫婦の捕物帖。 月也は甘えん坊で裏を読むのも苦手なお人好し。でも、そんな頼りない彼をたくさんの人が支えてくれている。 「紅藤の旦那はぼんくらなんじゃない。甘ちゃんなんです。やればできる人なんですよ」って。 “きりっとした男はそのひとなりの仕事ができるだろう。だが、そのひとの才覚分しか仕事はできない。 だが、頼りなさすぎて支えてもらう男は、支えてくれる人の数だけ仕事ができる。” 本人が仕事を完璧にできなくても良いんだな。頼りなくたっていいじゃない。支えてもらったらいいじゃない。そういうことなんだな。 仕事を肩肘張ってがんばりすぎる人にぜひ読んでほしい、肩の力がきっと抜けるから。 捕物の合間に、江戸庶民の暮らしぶりが見える。ファッションや食べ物、娯楽など、こまごまとしたエピソードも楽しく興味深い。
Posted by
同心の妻が付き人になって夫を助ける? 新感覚時代小説! 風烈廻方同心の月也は、のほほんとした性格から、盗人を取り逃がすことが多く、付き人である小者たちは愛想を尽かして次々に辞めていった。次の小者をどうするか。妻の沙耶が思いついたのは、自分だった!
Posted by