本が好き、悪口言うのはもっと好き の商品レビュー
タイトルに惹かれて読んだ。わたしも本が好きだし、悪口言うの大好き! 著者のことは全く存じ上げなかったのだけど、痛快なキレ味の文章で面白かった!ものすごく練って、言葉を使われてるんだろうなと感じた。 書評や李白と杜甫の話を読んで、読みたい本が増えた。
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面白かった! こまごました日本語の雑学に加えて、書評的な文章も面白いので、これを読んで、読みたいと思った本が増えた。
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タイトルが好みで珍しく装丁買い。この人のことは何も知らないで、先入感なしで読み始めた。 専門は中国文学みたいで、比較的自分の好きな分野に近しい人。 杜甫と李白の話なんかはもっとたくさん教えてもらいたかった。 本人もあとがきで言っているけど、長く書いたものをギュッとした感じで、密度...
タイトルが好みで珍しく装丁買い。この人のことは何も知らないで、先入感なしで読み始めた。 専門は中国文学みたいで、比較的自分の好きな分野に近しい人。 杜甫と李白の話なんかはもっとたくさん教えてもらいたかった。 本人もあとがきで言っているけど、長く書いたものをギュッとした感じで、密度の濃い文体。読むのが少し疲れた…
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ユーモアとシニカルに富んだ文章にぐいぐいと引きこまれた。すらすらと読めるのだけれど、ことばの選び方(語彙だけでなく漢字とひらがなのバランスなども含めて)に細心の注意が払われていて、妥協を許さない真摯な思いが文章から透けてみえた。「『支那』は悪いことばだろうか」で、ことばそのものに...
ユーモアとシニカルに富んだ文章にぐいぐいと引きこまれた。すらすらと読めるのだけれど、ことばの選び方(語彙だけでなく漢字とひらがなのバランスなども含めて)に細心の注意が払われていて、妥協を許さない真摯な思いが文章から透けてみえた。「『支那』は悪いことばだろうか」で、ことばそのものに問題があるのではなく、それを用いる心持の問題であるという指摘があり、胸を突かれた思いだった。昨今、広告や新聞等での表現に「そのことばは差別的だ」と指摘する向きも多い。いま一度、ことばを用いる自分自身の心持を見直すべきかもしれない。
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