必要な情報を手に入れるプロのコツ の商品レビュー

喜多あおい(著者)

2023/09/10

私は集めたがる人らしい。シリーズものの作品であれば1巻から最後まで揃えないと気が済まないタイプの人間なのだ。日常においても、何かに興味を持てば調べたくなり、書籍を購入したり、ネットから情報得たりしながら対象について調べたくなる。本書はそんな私の羅針盤になり得るコツが書かれており、大変参考になった。
例えば、
・情報収集を始める前に、網羅と分類を頭の中で描き整理しておくこと。
・調査する元ネタ探しは、５つの媒体を有効に活用すること。
・新人リサーチャー必読の3冊
・得た情報をまとめ上げる工程
などなどである。
しばらく机の傍に置いておく本になりそう。

2019/03/29

テレビ番組のリサーチャーがどのような方法で情報を手に入れ活用していくのかがわかります。

ネットが出てきてからは情報収集はだいぶ楽になったようですが、逆にあふれる情報のなかから必要なものだけを選ぶという大変さもあるようです。

今は何でも調べらるけど、手に入れた情報を改めて選別する目が必要ですね。

2019/03/01

ネタ探しが必要な人には重宝する内容だと思います。

とりあえず使えそうな技として、

専門誌を探すには「雑誌新聞総かたろぐ」が便利、さらに付随した情報も得られる

また、面白い情報として、

「イク・クル分布図」という女性の絶頂の時に発する言葉を国別に調べたもの（P131)

イクのは、日本、アルゼンチン、ブラジル、インドネシア、ガーナ

クルのは、米国、レバノン、イタリア、イラン、インド

その他は、
ロシアはカンチャーヤ（終わりそう）
ポルトガルはジャシェゲイ（着いた）
韓国はサッソ（やった）

2019/01/01

＜目次＞
プロローグ　テレビ番組リサーチャーの仕事とは？
第１章　　　脳内に「情報地図」を描く～集める前に「居場所」を作り、戦略を練る
第２章　　　プロのネタ取りは五つのソースで！～書籍・新聞・雑誌・インターネット・対人取材で「網羅」・「分類」
愛３章　　　集めた資料を「情報」に変える～相手に伝わる「報告書」と、必勝「プレゼン」術
第４章　　　仕事の質を上げる！情報に強くなる習慣術～あなたの情報力はたったの１分の会話でわかる
エピローグ　情報は生きている

＜内容＞
2011年に出た『プロフェッショナルの情報術』の加筆・修正文庫版。著者のあとがきにあるように、7年たっても本のベースの部分は変わりない。これだけネット社会になっても、きちんと裏付けられた、信憑性の高い情報は、ネットではなく、本や新聞、雑誌が主で、ネットは相当な裏取りが必要。また、個人の情報力は、会話中にどれだけ「具体的な固有名詞」でしゃべっているかでわかる、というのが面白かった。第2章の部分も、レジメのつくり方やプレゼンの基本が書かれているし、大学生などの基本書としてもいいかもしれない。