本所おけら長屋(十一) の商品レビュー
このシリーズ、ますます温度が高く、濃厚になっていく気がする。 最後の「えんがわ」と「らくがき」、文蔵親方と妻のお末、そしてお小夜さん、捨て子の多吉の話は秀逸。 おけら長屋すごすぎる。 さらにめりこんじゃうわ。
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大好きなシリーズ。 今回も笑えて心温まる話しばかり。 お染さんの過去が少しずつ明らかに… 次回も楽しみ!
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安定した面白さ。 いろんなレギュラー陣に結婚の兆しが出てきたところが結構意外です。このまま真面目にふざけながら生きていくのかと思っていました。 各小編が異なる味わいがありますが、今回は何といってもお染さんです。
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11巻もあっと言う間に読み終えてしまった。毎回感じるのは畠山という作家の奥の深さと広さだろうか。同じ舞台でこれだけ多くの心を打つ人情話を描けるのは。 色恋話も少し盛り込まれたが、これも次号以降か。
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定番の☆5つ 今回はラストの、らくがきが一番印象に残った。 必殺技の鉄斎先生が活躍する話なのだが、鉄斎先生に頼らず、さいごのけじめは自分でつけようとする八五郎の姿がカッコ良かった。小細工を弄せない不器用な八五郎が、直球勝負で体当たり。最終的に鉄斎先生の出番となるも、鉄斎先生も直球勝負にでる。 配慮や気配りってのは、人間関係の潤滑油として大事なものだけど、不器用でそいうことが苦手な人にとっても、生きやすい世の中っていいよな、と思う。
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今回もほっこり楽しかった♪ 今回は八五郎さんが、素敵でした。 お染さんの過去のお話は、悲しかった。 珍しく鉄斎さんの活躍が少なかったな。
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岡っ引きに憧れた弥太郎が勝手に親分を名乗り、事件を解決しようとして起こした大騒動とは(「といちて」)、波瀾万丈の人生を送ってきたお染は、誰にも言えなかった切ない過去を思い返す(「ぬけがら」)、隠居した親方に昔の女を探してほしいと頼まれた八五郎は、ひょんなことから心を閉ざした子供を...
岡っ引きに憧れた弥太郎が勝手に親分を名乗り、事件を解決しようとして起こした大騒動とは(「といちて」)、波瀾万丈の人生を送ってきたお染は、誰にも言えなかった切ない過去を思い返す(「ぬけがら」)、隠居した親方に昔の女を探してほしいと頼まれた八五郎は、ひょんなことから心を閉ざした子供を預かることに…(「らくがき」)など、笑えて泣ける五篇を収録した大人気シリーズ第十一弾。
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畠山健二 著「本所おけら長屋(十一)」、2018.8発行、こまいぬ、といちて、ぬけがら、えんがわ、らくがきの5話、泣き笑いの傑作シリーズです。「こまいぬ」と「といちて」秀逸です。「ぬけがら」お栄と松吉、お満と万造、開けっ広げでお節介で間抜けで、人のためなら無茶もするが、いざ自分のことになると及び腰w。そして、粋で情け深くて深みのあるお染。秀逸の3乗ですw。「えんがわ」と「らくがき」は連作・短編です。左官職人八五郎の独壇場と言っていいかもしれません。長屋のサポートは必要ですが(^-^)秀逸の5乗でしょう! 畠山健二「本所おけら長屋(十一)」、2018.8発行、再読、5話。松吉とお栄、万造とお満、鉄斎とお染、結ばれる日はいつw。松吉のミーちゃんがいなくなって大変な話ではありました。「ぬけがら」。「えんがわ」と「らくがき」は連作。泣けます。八五郎と多吉、お小夜と多吉、沢山の登場人物一人一人に。 畠山健二「本所おけら長屋」(十一)、2018.8発行、再読。こまいぬ、といちて、ぬけがら、えんがわ、らくがき の5話。泣き笑いの名作。猫のミーちゃんがいなくなり尋ね猫の張り紙を居酒屋「三祐」のお栄に渡す松吉。万造と聖庵堂の女先生お満の掛け合いを楽しそうに眺めるお染と鉄斎。この3組は結ばれるのかw。混ぜっ返しに参入するのは八五郎。八五郎とお里夫婦はいつもいい役割、存在感が光ります。「ぬけがら」は特に秀逸。「えんがわ」と「らくがき」は連作です。
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