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クラッシュマン の商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2021/08/26

舞台は伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島訪問。首脳達を狙うクラッシュマンと呼ばれるテロリスト達と、それを阻止しようとする警察の静かな(ちょっとだけドンパチもある)戦いを描いた話。警察の中に、アラビア語がわかる美人警官がいて、物語のカギとなっている。 対テロリストの戦いってマジで...

舞台は伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島訪問。首脳達を狙うクラッシュマンと呼ばれるテロリスト達と、それを阻止しようとする警察の静かな(ちょっとだけドンパチもある)戦いを描いた話。警察の中に、アラビア語がわかる美人警官がいて、物語のカギとなっている。 対テロリストの戦いってマジで毎回こんなんだったら警備する側は大変すぎでしょっていう感想。古くはケネディ暗殺の件も触れられていましたが、現代の進化した武器ならもっと容易に出来るようになっているのでは?と思うと寒々しい限りです。 シリーズかと思って読み始めたんですが、デッドエンドで出てきた天才父娘はほんのちょっとだけしか出てきません。悲しい。

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2021/03/03

今回のヒロインの刑事が敵につかまって、犯されてまくってしまうというなかなかシビアな展開。最後はオバマ大統領の手紙、絶対ないわー。

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2020/03/21

『クラッシュマン』/柴田哲孝 著者の作品は今作を入れて2冊目の読了。 前作の「デッドエンド」からの今作になる。。 まず、今作と前作の「デッドエンド」はそれぞれに対極に位置するものだなというのが第一印象。 前作からの展開は随所に散りばめらている。 そんな今作は一方で「惜しさ」...

『クラッシュマン』/柴田哲孝 著者の作品は今作を入れて2冊目の読了。 前作の「デッドエンド」からの今作になる。。 まず、今作と前作の「デッドエンド」はそれぞれに対極に位置するものだなというのが第一印象。 前作からの展開は随所に散りばめらている。 そんな今作は一方で「惜しさ」も感じた。何がというと、この作品の時期が2016年の伊勢志摩サミットを舞台に描かれている。そのサミットをISの「クラッシュマン」というコードネームを持つテロリストが日本へ入国してテロを企てるというクライムアクション。それも、この作品が出されたのが実際のサミット前の時期から連載が始まったというのである。なので、実際のサミットの開始前から開始後までの間で物語が進んでいく。 「惜しい」というのは、その時にリアルタイムで読んでみたかったということと、今現在で読むからこそ、物語の展開が若干大味に感じたのだ。 ただ、そこが逆に「旨味」でもあり、一番おいしいところでもある。 また、世界情勢をもとに物語が描かれているので、あらゆる民族の立場で描写もされている。 p237 ムスリムは弱者なんです。元々はヨーロッパの人間に、自分たちの土地を追われてきたんです。移民問題だって、そうです。 半世紀前には労働力として歓迎されて、フランスやドイツ、ベルギーに移住しました。しかし経済成長が止まると、今度は厄介者として差別されるようになった。さらにアメリカの身勝手なイラク戦争という決定的なイスラム弾圧があって、その中から自然発生的にISのような過激派が生まれたんです。 最近の難民問題だって、ISが原因ではありません。ロシアやアメリカのシリアへの空爆、つまり欧米の無差別殺戮が本来の原因なんです。 本来、ムスリムは、平和を愛する友好的な民なんです。 今もって戦争や紛争が続いている中で、狭い固定観念だけで物事を見ることがどれだけ危ないことなのか、視野を広げる重要性すら、小説からでも学べる。 引き続き、柴田さんの作品を読んでみたいと思わせてもらいました。

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2019/11/05

柴田氏らしい、ガツンと読み応えのある一冊。 現実の人物や社会問題などが多く出て来るな、と思ったら、 解説によると「伊勢志摩サミットの準備期間中」に リアルタイムに連載していた作品だとか(^ ^; 何か事件や事故などがあると、すぐにそれを取り入れ、 内容に反映させていたという.....

柴田氏らしい、ガツンと読み応えのある一冊。 現実の人物や社会問題などが多く出て来るな、と思ったら、 解説によると「伊勢志摩サミットの準備期間中」に リアルタイムに連載していた作品だとか(^ ^; 何か事件や事故などがあると、すぐにそれを取り入れ、 内容に反映させていたという...驚くべき実験的作品(^ ^; が、単なる「実験」ではなく、きちんと読み物として面白いのが、 柴田氏の底力と言えよう(^ ^ ノンフィクションライターの経歴が思い切り生きているとも。 大きな謎については、結局謎のままで終わったりして(^ ^; でも、それがまたリアルに感じられたりもするし...(^ ^; 最後の最後の「ファンタジー」、私は嫌いじゃない(^ ^

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2019/06/25

74デッドエンドの続編ではないな。田臥が主人公なら、笠原の出番を本編の中に入れて欲しかった。面白かった!トランプ編も読みたいなあ。

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2019/06/17

第42回先進国首脳会議、通称「伊勢志摩サミット」。 現在進行形の史実に基づいたタイムサスペンス。 当時、イスラム国によるテロが多発していた。 ISIS,ISIL。 また、当時起こった熊本地震への国の対応へも痛烈な批判も交えながら、物語は進む。 前作『デッドエンド』のキャラも登...

第42回先進国首脳会議、通称「伊勢志摩サミット」。 現在進行形の史実に基づいたタイムサスペンス。 当時、イスラム国によるテロが多発していた。 ISIS,ISIL。 また、当時起こった熊本地震への国の対応へも痛烈な批判も交えながら、物語は進む。 前作『デッドエンド』のキャラも登場し、読者を楽しませてくれる。 柴田氏には、ぜひトランプ大統領を題材にした現在進行形のサスペンスを書いてほしいものです。

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2019/05/23

過剰防衛による殺人の裁判で無罪となり、警察庁警備局公安課特別捜査室“サクラ"に復帰した田臥を、 新たな任務が待ち受けていた。東京発博多行きの“のぞみ167号"の車内ごみ箱で TNT爆弾が発見されたのだ。さらには、イスラム国の対日本専門のテロリスト “クラッシュ...

過剰防衛による殺人の裁判で無罪となり、警察庁警備局公安課特別捜査室“サクラ"に復帰した田臥を、 新たな任務が待ち受けていた。東京発博多行きの“のぞみ167号"の車内ごみ箱で TNT爆弾が発見されたのだ。さらには、イスラム国の対日本専門のテロリスト “クラッシュマン"が入国したという情報がICPOのリヨン事務総局よりもたらされる。 田臥は、“サクラ"の仲間たちと共に深く静かに捜査を開始する。

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